実況中継型リードを見せて、こちらが答えを出したのに、子どもが書かないとしたら、こちらの失敗です。最初に疑う失敗したところは、見せるスピードです。

8+5=  の 13 を、

実況中継型リードを見せて、

こちらが出したのに、

子どもが、

13 を書いて、

8+5=13  としなければ、

こちらの何らかの失敗です。

 

8+5=  を計算している状況は、

さまざまです。

 

例えば、

① 初めての 5 を足すたし算のとき。

② 自力で答えを出すスピードが遅いとき。

③ 自力で答えを出せるのに

ボ~ッとしている。

 

このようなことです。

 

 

失敗の原因は、

経験則ですが、

① 実況中継型リードのスピードが遅いこと、

② こちらの視点が、

近未来の「できた」ではなくて、

今現在の「できない」を見ていること、

③ こちら自身が楽しんでいないこと、

このようなことで、

このような順になっています。

 

 

さて、

じつが、① のスピードは、

② の今を見ていることと、

③ のこちら自身が楽しんでいないことを

含んでいます。

 

スピードが遅くなるのは、

子どもの今を見ているためで、

今の子どもに、

どうしても自然に合わせようとしてしまうことです。

 

こちら自身が楽しんでいないのは、

子どもを、

何とか助けてあげたいと思って、

無意識のうちに、

子どもをコントロールしようとするからです。

 

 

近未来の「できるように育った」子を、

こちらが見ていれば、

それだけで、

こちらの実況中継型リードは、

速いスピードになってしまいます。

 

子どもをコントロールしようとしなければ、

こちら自身をコントロールしますから、

夢中になって楽しんでしまい、

自然に、速いスピードになります。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1628)、(+-  {\normalsize {α}}911