アレコレ指図されての依存性ではなくて、
自分が自分自身をリードすること、
つまり、
自ら何をするのかを選び、
そうすると決めて、
そうしてしまう主体性を
算数の計算の答えを出す子に
言葉で説明などしないで、
利用していきます。
子どもが自分らしく生きるための知恵です。
自らの主体性、
することを選ぶ選択の自由、
自分らしく選ぶための価値観や良心、
頭の中でリハーサルする自覚や想像力、
実際に行ってしまう自由意志、
このようなことの塊の知恵です。
言葉で説明しませんから、
順序立てて筋道立てて・・・ではないのです。
自分らしく生きるための
知恵の塊のアレコレの中から、
今の目の前のこと、
取り組んでいる計算にふさわしいことだけを
実況中継型リードに盛り込むだけです。
例えば、
8+4=、5+7=、・・・・・・
暗算のたし算 100問を計算中、
集中が切れて、ボ~ッとしている子です。
ボ~ッとするようなネガティブな気持ちの子に、
突然、
速いスピードの
実況中継型リードを見せます。
速いスピードで、
8+4= の 8 を示して、
「はち」と言って、
4 を示して、
9、10、11、12 と言って、
= の右を示して、
「ここ、12」と言います。
子どもが見ているのかどうかを
まったく気にしないで、
速いスピードの実況中継型リードを見せる
こちら自身に集中して、
テキパキと行います。
集中が切れて、ボ~ッとしている子を、
こちらは見ることで、
どうしても、
「まただ・・・」のようなネガティブな気持ちです。
このネガティブな気持ちをそのままにして、
速いスピードの実況中継型リードを
見せることだけに集中して、
テキパキと区切りながら
速いスピードでリードすれば、
こちら自身、
ネガティブな気持ちから、
自然に自動的に
ウキウキしたポジティブな気持ちに変わります。
こうして、
気持ち(感情)と体の動きが
ある特有な組み合わせになっていることを
利用しているこちら自身を
8+4= の答えを出すことに
利用しています。
(基本 -1629)、(+- -912)