四則混合の式の特徴を、一瞬で見抜いて、答えが出てしまう子です。「どうやったの?」と聞くことで、自分の才能を信じる気持ちを強くする手助けをします。

四則混合   {\Large\frac{2}{3}}×4- {\Large\frac{2}{3}}=  を見て、

2カ所の   {\Large\frac{2}{3}}×  を見て、

×4  を見て、

 {\Large\frac{2}{3}}×4  と、 {\Large\frac{2}{3}}  が、

- で結ばれていることを見て、

 {\Large\frac{2}{3}} を、4個から、1個引いていることから、

 {\Large\frac{2}{3}}  が、3個残ることに気付いて、

 {\Large\frac{2}{3}} が、3個なのだから、

2 と同じことに気付きます。

 

そして、

 {\Large\frac{2}{3}}×4- {\Large\frac{2}{3}}=2  と書いてしまう子です。

 

 

一瞬で気付いています。

 

文字に書くと、

ダラダラと長くなって、

時間が掛かっているようですが、

子どもは、一瞬で気付いています。

 

ですから、

 {\Large\frac{2}{3}}×4- {\Large\frac{2}{3}}=  を見てすぐ、

答えは、2 に気付いて、

 {\Large\frac{2}{3}}×4- {\Large\frac{2}{3}}=2  と書いてしまいます。

 

 

このような子に、

優しいまなざしで、

「どうやったの?」と聞きます。

 

子どもは、

自分が、一瞬で行ったことを、

心に探ります。

 

そして、

その子らしい言い方で、

言葉にしてくれます。

 

こうすることで、

自分の才能を信じる気持ちを、

強くする手助けをしています。

 

 

こちらは、

「なるほど」、

「そう考えたのか?」と、

「この子は、何らかの才能を持っている?」と、

気付くことになります。

 

この後は、

この子の才能の姿を

できるだけ正しく捕まえる努力になります。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1637)、(分数  {\normalsize {α}} -635)