計算の答えの出し方を学びます。
自力で、
答えを出せるようになることが、
学ぶ目的です。
学んでいるときは、
自分以外の何かや、
誰かに頼ります。
何かは、
例題であることや、
参考書であることなどさまざまです。
誰かは、
先生であることや、
親であることや、
友人であることなどさまざまです。
自分以外の何かや、
誰かに頼って学びますけれども、
自力で答えを出せるようになるためであることを、
子どもは、
教えられるまでもなく納得しています。
頼り方が少ないほど、
そして、
自分以外に頼るとき、
修得済みの自力の部分が含まれているほど、
自力で答えを出せるようになるのが
短期間で済むはずです。
ですから、
こちらが自力で答えを出している様子を見せる
実況中継型リードは面白いのです。
子どもが、
こちらに頼ることはできないようになっています。
自分以外に頼る頼り方が、
とても、少ないのです。
実況中継型リードを見ることで、
実況中継型リードに頼るのですが、
一連のすることが
ただ並べてあるだけの内容ですから、
頼ろうとしても
頼りようがないのです。
子ども自身、
かなりシッカリとしなければ、
実況中継型リードから
学ぶことができないのです。
実況中継型リードを
ただボンヤリと見ているだけでしたら、
子どもは、
何も学べないでしょう。
見る前から、
「自分で答えを出す」と、
答えの出し方を知りもしないのに、
強い気持ちで、
実況中継型リードを見るようにします。
子どもが、
実況中継型リードを、
ボンヤリと見ているだけであっても、
参加してしまうように工夫しています。
例えば、
7+4= の 7 を示して、
「しち」と言って、
+4 の 4 を示して、
「はち、く、じゅう、じゅういち」と言って、
= の右を示して、
「ここ、じゅういち(11)」と言うだけの
実況中継型リードです。
最後の部分で、
「ここ、じゅういち(11)」と言うことで、
答え 11 を出したこちらに代わって、
「答えを書いていただけますか?」と、
子どもを頼って、
お願いしています。
頼って、お願いされてしまったら、
数字 11 を書くことはできますから、
11 を、
7+4=11 と書いてしまいます。
これだけのことですが、
同じような実況中継型リードで、
同じように頼って、お願いされたら、
子どもが、
自力で答えを出したい気に
自然になってしまいます。
こうなると、
こちらが見せる実況中継型リードを
自力で答えを出す目的で見始めますから
じきに答えの出し方を、
「そういうことなのか」のような感じで
つかんでしまいます。
(基本 -1642)、(+- -920)