四則混合の計算は、
その前に習っている分数計算の
総まとめになっています。
総まとめですから、
すべての分数計算を利用して
答えを出していきます。
計算順を決めることは、
すぐにできるようになります。
計算順を決めるルールが、
シンプルに作られていて、
計算順を決めるために見るべきところが、
かっこと、
+・-・×・÷ の4種類だけだからです。
計算する前に、
計算順を決める習慣は、
計算順を決める力が育つよりも
より長い時間が掛かります。
それでも、
こちらが、
計算する前の子に、
手間を惜しまないで、
「計算順?」と聞いて、
計算順を決めさせることで、
計算する前に、計算順を決める習慣は、
確実に育ちます。
計算順を決める習慣よりも、
多くの子の苦労するのが、
個々の計算を行うことです。
分数の計算は、
すべて、分数以前に習った整数の四則、
つまり、
たし算・ひき算・かけ算・わり算を、
組み合わせただけです。
でも、
組み合わせ方が
何種類もあり、
似ているところも
違っているところも
アレコレとあるために、
個々の計算の思い出しやすさが
デコボコしています。
計算する前に、
「計算順?」と聞き続ければ、
計算順を決める習慣が育つような、
シンプルな育て方がないのです。
個々の計算の思い出しやすさに、
大きな個人差があるために、
それぞれの子どもに対応して
子どもが、思い出せない計算を
聞かれる度に、
聞かれた計算だけを教え続けることが
個々の計算を
すべて、瞬時に、確実に、
思い出す力を育てる道です。
子どもから、
聞かれたら、教えることを、
子どもから、聞かれなくなるまで、
繰り返す覚悟を持って、
教え続けます。
(基本 -1656)、(分数 -638)