帯分数のひき算に慣れてしまうと、半ば無意識のように導かれて、次々に計算してしまいます。

 {\Large\frac{2}{3}}-2 {\Large\frac{4}{9}}=  が、

何とか自力で計算できるようになった子は、

問題を見ただけで、

無意識の習慣のように、

アレコレ考えるまでもなく、

① 共通分母 9 を思い付くことや、

② 共通分母 9 で、通分することや、

③ 整数部分同士、分子同士を引くようなことは、

つまり、

 {\Large\frac{2}{3}}-2 {\Large\frac{4}{9}}

 {\Large\frac{6}{9}}-2 {\Large\frac{4}{9}}=3 {\Large\frac{2}{9}}  と計算することは、

今は、「できないこと」です。

 

今、「できること」は、

 {\Large\frac{2}{3}}-2 {\Large\frac{4}{9}}=  の 2つの分母 3 と 9 を見て、

大きい方の 9 を、

小さい方の 3 で割って、

9÷3=3  と割り切れるから、

共通分母は、

9 であることを、見付けることです。

 

 

さらに、

 {\Large\frac{2}{3}}-2 {\Large\frac{4}{9}}=  の  {\Large\frac{2}{3}} の分母を、

共通分母 9 にするために、

今の分母 3 を、3倍することから、

今の分子 2 を、3倍して、

2×3=6  にして、

 {\Large\frac{2}{3}}=5 {\Large\frac{6}{9}}  と通分することです。

 

そして、

 {\Large\frac{6}{9}}-2 {\Large\frac{4}{9}}=  の

整数部分同士を、5-2=3  と、

分子同士を、6-4=2  と引いて、

 {\Large\frac{6}{9}}-2 {\Large\frac{4}{9}}=3 {\Large\frac{2}{9}}  と計算することです。

 

 

今「できること」を使い、

自力で、

通分の必要な帯分数のひき算を、

繰り返し計算すると、

① 共通分母を思い付くことや、

② 共通分母で、通分することや、

③ 整数部分同士、分子同士を引くようなことを、

問題を見たら、

無意識の習慣のように、

アレコレ考えるまでもなく、

するようになります。

 

つまり、

今の「できること」を、

繰り返し行うと、

自然に、「できること」が増えて、

今は、「できないこと」が、

自然に、自動的に、無意識に、

減ってしまいます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1662)、(分数  {\normalsize {α}} -639)