指を折って数えることを強く禁止すると、密かに使うようになって、指を折って数えることへの依存を強くするだけです。

4+7=  の答え 11 を、

4 から 7回、

5、6、7、8、9、10、11 と数えて出す方法は、

すぐに自力で使えるようになり、

そして、

子どもが受け入れるやり方です。

 

教えてもいないのに、

指を折って 7回数える方法を

子どもは、自力で工夫することもあります。

 

数えて答えを出すたし算の計算方法を、

子どもは好きなようです。

 

 

ですが、

親には、評価されない計算方法です。

 

「いつまで、指を使うの?」や、

「指を使わなくても、答えを出せるでしょう」と、

指で数えることに、

手厳しい親が多いのです。

 

 

でも、

子どもは、

指を折って数えるのが好きで、

答えを確実に出すことができて、

しかも、

速いスピードで計算できる計算方法です。

 

親から、

指で数えることを、

手厳しく言われることが繰り返されると、

隠れて使うようになります。

 

指を折って数えていないように、

親からの外見上を、

取り繕います。

 

親に見えないように、

机の下で、密かに使うことや、

頭の中で、手を折って数えるようなことを、

行います。

 

その結果、

数え間違いが出てしまうことや、

計算スピードが遅くなります。

 

 

そして、困ったことに、

指を折って数えることから、

離れられなくなります。

 

親に隠れて、密かに、

指を折って数える計算方法自体への

愛着が強くなるからです。

 

密かに行うことには、

不思議な喜びがあるようです。

 

指を折って数えることが、

やみつきになり、

数える計算への依存を強くします。

 

 

親も、

このようになることまで理解できていたら、

指を折って数えることを、

反対しないでしょう。

 

そして、

ドシドシ指を折って数えることをさせて、

速いスピードを追求させれば、

指が取れるまでの期間が

とても短くなる経験則を知れば、

反対するどころか、

奨励するはずです。

 

このように、

指を折って数えることを、

無闇に禁止してしまうと、

困ったことになることや、

ドシドシ使わせれば、

取れることが早くなると

知ることは重要です。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1665)、(+-  {\normalsize {α}} -932)