九九の音は、
たし算の指のような感じです。
例えば、
2の段を、
「にいちがに(2×1=2)」、
「ににんがし(2×2=4)」、
「にさんがろく(2×3=6)」、
・・・と言うときの音です。
「にろくじゅうに」の文言は、
書いてある文字ではなくて、
声に出して読みますから、
音です。
この「にろくじゅうに」の音があるから、
2×6= の答え 12 を出すことができます。
さて、
8+6= の答え 14 を、
9、10、11、12、13、14 と、
指を折りながら数えて出す計算は、
子どもに、
慣れ親しみやすくて、
数えるスピードを速くすることができます。
指で数えるたし算の計算を
速いスピードで繰り返し練習すると、
問題を見たら、
数えなくても、
瞬時に、自動的に、
答えが出るようになります。
こうなると、
指を使わなくなります。
たし算の答えを出してしまう感覚を持つと、
指が取れます。
これと同じようなことが、
じつは、
九九でも起こります。
2の段の九九を、
速いスピードで言う練習を繰り返して、
6秒で言い終わるようになると、
九九の音が取れます。
2×6= を見たら、
瞬時に、自動的に、
「にろくじゅうに」の音を利用することなく、
答え 12 が浮かぶようになります。
(基本 -1688)、(+- -945)
(×÷ -282)