7+6= の答え 13 が浮かぶようになって、速いスピードで次々にたし算を計算できるようになった子です。13-7= の答えを、7 に何かを足して、13 にする数を探させる計算をさせます。多少の混乱の後、たし算を利用して、ひき算の答えを出すようになります。

7+6=、9+3=、・・・のようなたし算を、

見たら答えが出るようになった子に、

ひき算を、

たし算の逆として教えます。

 

13-7=  の答えを、

「7 に何かを足して、

13 にする何か?」で探します。

 

たし算の逆で、

答えを探すこと自体、

説明抜きで、

謎解きにする教え方をします。

 

 

13-7=  の = の右を示して、

「ろく」と言って、

子どもが、13-7=6  と書いたら、

7 と 6 と 13 を示して、

「しち足すろく、じゅうさん(7+6=13)」と、

言うだけの実況中継型リードです。

 

子どもを指導した経験から、

7+6=、9+3=、・・・のようなたし算の答えを、

かなりの速いスピードで、

出せるようになった子であれば、

この実況中継型リードから、

13-7=  の答えが、

「7 に何かを足して、

13 にする何か?」であることと、

それが 6 であることを、

つかむことができます。

 

たし算の答えを出すスピードが、

十分に速くなければ、

このような実況中継型リードでは、

ひき算  13-7=  の答えを

たし算の逆で探せるように育ちません。

 

混乱するだけです。

 

 

より進んだ計算のために、

今の計算のスピードを

十分に速くすることで、

より進んだ計算を修得できるようになります。

 

この経験則は、

計算スピードを速くすることで、

ワーキングメモリーが、

広がることを示唆しています。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1697)、(+-  {\normalsize {α}} -949)