7+6=、9+3=、・・・のようなたし算に、
見たら答えが出るような力があります。
繰り返し、たし算を練習した結果
持つことができる力ですから、
たし算の答えを出す体験からの体験知です。
ある種の感覚なのでしょう。
さて、
子どもが、
このたし算の感覚のような体験知を
持った後の話です。
7+6=、9+3=、・・・のようなたし算を、
たし算の感覚で答えを出して、
7+6=13、
9+3=12、・・・と書いていくとき、
ユックリとしたスピードでしたら、
一時的に覚える記憶
つまり、ワーキングメモリーに覚えることが、
たし算の感覚の一部分だけのような感じです。
同じことを、
とても速いスピードで、
次々に、
7+6=13、
9+3=12、・・・と書くとしたら、
ワーキングメモリーに覚えることが、
どうやら、
たし算の感覚のすべてになるようです。
相当に広いワーキングメモリーが
必要です。
このように、
たし算の感覚のどの程度の範囲を
ワーキングメモリーに覚えるのかが、
たし算を計算するスピードによるようなのです。
モタモタとした感じのユックリであれば、
目の前のたし算の答えを出せるだけで
十分なのですから、
たし算の感覚のほんの一部分だけを
ワーキングメモリーに覚えることになります。
次々にサッサと答えを書いていくような
とても速いスピードであれば、
ほぼすべてのたし算の感覚を
ワーキングメモリーに思い出しておかなければ
速いスピードに追い付かないようです。
(基本 -1700)、(+- -952)