×=== と計算することは、
体験知が支えています。
「掛ける前に、
約分できる組を見付けて、
約分します」、
「その後で、掛けます」と、
言葉で説明して、
子どもが理解して得るのは学習知です。
先に約分する体験をしていません。
問題 ×= を、
×= と、
先に約分するようになるには、
== と掛ける前に、
×= と、約分する体験を繰り返します。
これだけのことなのです。
ですから、
すでに、
×=== と計算してしまった子に、
後付けを承知で、
先に約分する体験をさせます。
問題 ×= の
左上の 3 と、右下の 6 を示して、
「これとこれ」と言って、
問題に重ねるような書き方で、
×= と書かせてしまいます。
こうすると、
見た目が変わります。
子どもが書いた式は、
×=== です。
後追いの書き方で、
書き加えた式は、
×=== です。
先に約分しています。
(基本 -1705)、(分数 -655)