暗算のたし算 8+5= のような指導が、
自力で数えて答えを出せることや、
数え間違えの答えを正す疑似体験や、
切れている集中を戻す疑似体験や、
数えるスピードを速める疑似体験や、
次の問題に移るスピードを速める疑似体験の
どれであろうとも、
同じような実況中継型リードを
見せるだけの教え方になります。
例えば、
8+5= の 8 を示して、
「はち」と言って、
5 を示して、
「く、じゅう、じゅういち、じゅうに、じゅうさん」と言って、
= の右を示して、
子どもが、
8+5=13 と書くのを待つような
実況中継型リードです。
実況中継型リードを見ている子には、
同じようにまねする対象の
動画見本です。
動きのある動画ですから、
スピードまで学び、
まねすることができます。
ですから、
ゴールの姿を見せるようにします。
子どもがまねし始めるころの
モタモタとした動きではなくて、
慣れるに従い、
少しずつ速くなる動きではないのです。
子どもにまねして欲しいのは
ゴールの姿です。
じつは、もう一つ、
速いスピードの実況中継型リードにする理由が、
理解することが難しいことですが、あります。
暗算のたし算 8+5= のような
算数の初歩の計算であろうとも
速いスピードで行うことで、
子どもの脳の全領域が活発に働いて、
ワーキングメモリーが広がると、
脳科学で分かっているからです。
(基本 -1710)、(+-
-960)