5x+4=9 を解くために、4 を、= の反対側に移します。移項です。= を中心に見るようになると、移項のミスがなくなります。

5x+4=9  や、

7x+4=4x+6  や、

5x=3x+12  や、

6x-9+2x+10=9  を解く体験から、

右のものを、左に動かすことや、

左のものを、右に動かすことの体験知を、

「そういうことか」のような感じで持ちます。

 

移項の体験知を持った子は、

= を中心に見ていますから、

= の右や左ではなくて、

反対側のような感じです。

 

 

= を、

「橋」と説明して、

「橋を渡ると・・・」のような説明から、

移項を理解した子は、

学習知を持ちます。

 

ですが、

学習知のままでは、

= を中心に見ることができませんから、

移項を理解できているのに、

移項のミスが出ます。

 

ここが、

学習知と体験知の

大きな違いです。

 

移項が、

体験知になって、

= を中心にして、

方程式を見るようになった子は、

移項のミスが激減します。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1730)、(分数  {\normalsize {α}} -663)