脳の前の方に、
前頭前野と呼ばれる部分があります。
人間らしいアレコレのことを
ここがコントロールしています。
その中でも、
とても重要な働きに
実行機能があります。
さまざまな働き自体をコントロールしています。
言い方を変えれば、
自分自身をリードするリーダーが
人には内在していますが、
このリーダー自体が、
実行機能そのものなのでしょう。
たし算 8+4= を見たらすぐ、
答え 12 が出てしまう感覚を、
つかもうとするのは、
実行機能が働くからでしょう。
とても不思議なことです。
たし算 8+4= の答えを、
アレコレ動機付けなどされなくても、
自力で出せるようになるのは、
実行機能が働くからでしょう。
8+4= の 8 を見て、
4 を見て、
9、10、11、12 と数えることで、
答え 12 を出せるようになれば、
8+4= の答えを、
自力で出せるようになります。
こうなった後も、
ウンザリしながらも、
数えて答えを出すたし算の計算を、
ひたすら繰り返すことができるのも、
実行機能が働くからです。
そして、
8+4= を見たらすぐ、
答え 12 を出せるようになるのも、
ウンザリしながらも、
何らかの簡便な答えの出し方があると
予感するとはなく予感して、
簡便な答えの出し方の
たし算の感覚のような力を
実行機能の働きでつかんでしまいます。
人に備わっている
何とも不思議な働きです。
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