約分問題の分数の分母と分子が、同じ九九の答えの中にあれば、その九九の段の数が約数です。

約分   {\Large\frac{2}{4}}=  が、

2 で約分できるのは、

 {\Large\frac{2}{4}}=  の分子 2 と、分母 4 が、

2の段の九九の答えの中にあるからです。

 

同じように、

 {\Large\frac{3}{6}}=  が、3 で約分できるのは、

分子 3 と、分母 6 が、

3の段の九九の答えの中にあるからです。

 

 

 {\Large\frac{10}{15}}=  が、5 で約分できるのは、

分子 10 と、分母 15 が、

5の段の九九の答えの中にあるからです。

 

 {\Large\frac{7}{21}}=  が、7 で約分できるのは、

分子 7 と、分母 21 が、

7の段の九九の答えの中にあるからです。

 

約分の約数は、

こうなっています。

 

そして、

分母と分子が、

同じ九九の答えの中にある・・・との説明が、

子どもが、

慣れ親しんでいる九九ですから、

スッと理解できる教え方です。

 

 

しかも、

これは、約数の探し方になります。

 

分母と分子を、共に割りきる数を、

2 で試して、

3 で試して、

5 で試して、

7 で試して、

・・・・・・で探し出せます。

 

例えば、

 {\Large\frac{35}{49}}=  です。

 

2 で試して、だめで、

3 で試して、だめで、

5 で試して、だめで、

7 で試して、

 {\Large\frac{35}{49}} {\Large\frac{5}{7}}  と約分できます。

 

 {\Large\frac{35}{49}}=  の約数は、

7 と探せます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1743)、(分数  {\normalsize {α}} -665)