子どもの育ちの扉と、こちらの育ちの扉が、どちらも、中から外に向けて開いていれば、こちらが見せる実況中継型リードを、子どもは受け入れます。

7+6= 、9+3= 、8+5=、・・・・・・、

100問を計算の途中で、

何回も、集中が切れて、

しばらくしてから戻ることを、

繰り返しています。

 

でも、

集中が切れたままの子に、

止まっている  8+5=  の答えを、

次のような実況中継型リードで、

こちらが出してしまえば、

集中が切れている子なのに、

こちらが出した答え 13 を、

8+5=13  と書いてくれます。

 

 

まったくの突然に、

いきなり、

8+5=  の 8 を示して、

「はち」と言って、

5 を示して、

「く、じゅう、じゅういち、じゅうに、じゅうさん」と言って、

= の右を示して、

「ここ」と言います。

 

これだけの実況中継型リードで、

8+5=13  と子どもは書きます。

 

子どもの内面の育ちの扉が、

中から外に向けて開いているからです。

 

 

育ちの扉は、

じつは、

こちらの内面にもあります。

 

「まったくの突然」や、

「いきなり」に、

8+5=  の答え 13 を出す

実況中継型リードをこちらが見せます。

 

子どもを育てようとしていません。

 

切れたままの集中を、

戻そうとしていません。

 

目の前の子の様子に、

まったく影響を受けないで、

淡々と数える計算で

たし算  8+5=  の答えを出すのですから、

こちら自身を育てています。

 

こちらが、

こちら自身を育てようとしていますから、

子どもを育てようとしていませんから、

こちらの内面の育ちの扉は、

中から外に向けて開いています。

 

 

このように、

子どもの内面の育ちの扉も、

こちらの内面の育ちの扉も、

中から外に向けて開いているので、

このような実況中継型リードが効果的なのです。

 

子どもも育ちます。

こちらも育ちます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1744)、(+-  {\normalsize {α}} -984)