9-3= の答え 6 を出す実況中継型リードを見ると、さまざまな疑問を子どもは持ちます。実況中継型リードのスピードが速いと、流れを追うことで精一杯になります。疑問を未解決のまま持ち続けます。

9-3=  の答え 6 の出し方を、

することだけを、

ズバリ見せる実況中継型リードで教えます。

 

9-3= の 9 を示して、

「く」と言って、

3 を示して、

「はち、しち、ろく」と言って、

= の右を示して、

「ここ、ろく(6)」と言います。

 

見ている子は、

さまざまな疑問(?)を感じながらも、

6 を、

9-3=6  と書きます。

 

こちらが見せる実況中継型リードが、

速いスピードだからです。

 

 

実況中継型リードを、

初めての子が理解しやすいように配慮して、

噛んで含めるように、

ユックリとしたスピードにすると、

こうはなりません。

 

遅いスピードの実況中継型リードでも、

「することだけ」を見せていますから、

さまざまな疑問(?)を、

感じるとはなく感じます。

 

そして、

9-3=  の計算の流れ自体が、

遅いスピードであるために、

子どもが、最初に感じた疑問(?)で、

子どもの心は囚われて

止まってしまいます。

 

 

例えば、

9-3= の 9 を示されたら、

「9 を見るらしい」と理解できますから、

疑問(?)を感じないようです。

 

「く」と言われたら、

9 を見て、「く」ですから、

「読むだけらしい」と理解できます。

 

ここも疑問(?)を感じないでしょう。

 

3 を示されても、

やはり、疑問(?)を感じないでしょうが、

3 を見て、

「はち、しち、ろく」と言われたら、

さまざまな疑問(?)を感じるはずです。

 

「さんと、どうして読まないの?」や、

「くの次は、じゅう、じゅういち、・・・では?」や、

「はち、しち、ろくって、何なの?」などです。

 

 

ユックリとしたスピードの

実況中継型リードを見ているために、

最初に感じた疑問(?)に

心は縛られてしまいます。

 

疑問(?)に続く実況中継型リードを、

子どもは見ても、聞いてもいないで、

ひたすら疑問(?)に囚われてしまいます。

 

 

ところが、

速いスピードの実況中継型リードであれば、

流れを追うこと自体に夢中ですから、

さまざまな疑問(?)を感じるまま、

流れ自体を追い掛けてしまいます。

 

さまざまな疑問(?)は、

未解決のまま残っていても、

気にしている余裕などなく、

流れ自体を追い掛けることに夢中です。

 

 

速いスピードの実況中継型リードと、

同じ内容の実況中継型リードでも、

ユックリとしたスピードでは、

子どもが気にする対象が

ここまで大きく違ってしまいます。

 

もちろん、

9-3=  のようなひき算の

答えの出し方をつかむための学びですから、

速いスピードの実況中継型リードが

お勧めです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1747)、(+-  {\normalsize {α}} -985)