9+3= を見たら、答え 12 が、
出てしまう感覚をつかむことは、
壁になっています。
壁の手前が、
数える計算です。
9+3= の 9 を習慣のように見て、
3 も習慣のように見て、
10、11、12 と、習慣のように数えて、
9+3=12 と書いてしまうのが、
壁の手前です。
ここまで、
数える計算をスラスラとできるのですから、
ひき算に進んでも良さそうなのに、
たし算の練習が続きます。
「まだ、たし算」、
「もう、スラスラとできるのに・・・」と、
文句が出ます。
壁の向こうを知らない子は、
たし算が続くことに文句を言います。
でも、
壁の向こうの期待できる何かを
不思議と、薄々感じているようです。
文句を言いながら、
たし算の練習を続けます。
算数の試練は、
このような形になっています。
壁を感じるようになれば、
壁の向こうにある何かを、
薄々、感じるようになります。
そして、
壁を突き抜けたとき、
「こうなることを目指していたのか!」と、
算数の試練の形を、
何となく見ているようです。
(基本 -1750)、(+- -986)