筆算のかけ算の繰り上がり数を、指に取らせます。1本伸ばすのは、1 でもあるし、6 でもあります。

2けた×1けたの筆算のかけ算の

繰り上がり数を指に取らせます。

 

例えば、

{\normalsize{\begin{array}{rr} 29 \\\:\times\:\:\: 3 \\ \hline \end{array}}}\\  の繰り上がり数 2 です。

 

次のような実況中継型リードで、

2 を指に取らせます。

 

{\normalsize{\begin{array}{rr} 29 \\\:\times\:\:\: 3 \\ \hline \end{array}}}\\  の 3 と 9 を示しながら、

「さんくにじゅうしち(3×9=27)」と言って、

3 の真下を示して、

「ここ、しち(7)」、

「指、に(2)」と言います。

 

見ている子は、

自分自身をリードして、

{\normalsize{\begin{array}{rr} 29 \\\:\times\:\:\: 3 \\ \hline \:\:\:7\end{array}}}\\  と書いて、

指を、2本、スッと伸ばします。

 

 

実況中継型リードを続けて、

{\normalsize{\begin{array}{rr} 29 \\\:\times\:\:\: 3 \\ \hline \:\:\:7\end{array}}}\\  の 3 と 2 を示しながら、

「さんにがろく(2×2=6)」と言って、

子どもの指を触って、

「ろく足すに、はち(6+2=8)」、

2 の真下を示して、

「ここ、はち(8)」と言います。

 

見ている子は、

自分自身をリードして、

{\normalsize{\begin{array}{rr}29\\\:\times\:\:\:\: 3 \\ \hline \:\:\:87\end{array}}}\\  と書きます。

 

この実況中継型リードで、

繰り上がり数 2 を指に取らせて、

繰り上がり計算をしています。

 

 

こちらの内面のリーダーが、

こちら自身をリードしている様子を、

実況中継型リードで見た子は、

自分自身のリードをまねする見本を見たので、

繰り上がり数を指に取ろうとします。

 

ですが、

{\normalsize{\begin{array}{rr} 49 \\\:\times\:\:\: 7 \\ \hline \end{array}}}\\  のように、

繰り上がり数が、6 になり、

片手の指の 5本以上になることを、

心配しているようです。

 

 

この心配には、

1本伸ばさせて、

その伸ばした指の爪付近を

こちらの3本の指で持って、

「これで、ろく(6)」と強引に

結び付けてしまう指導をします。

 

伸ばした 1本を、

1 に対応させるだけではなくて、

5本伸ばした後の

6本目の 1 と対応させる指導です。

 

実際にリードしてみると

すぐに納得いただけるはずですが、

子どもの柔軟性はとても高いので、

伸ばした 1本の指を、

1 と対応させることも、

6 と対応させることも、

11 と対応させることもできます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -2018)、(×÷  {\normalsize {α}} -324)