7+8= を見たら、答え 15 が浮かぶたし算の感覚は、81 組の1けたのたし算が対象です。たし算を利用するひき算も、81 組です。そして、ひき算を繰り返せば、15-7= を見たら、答え 8 が浮かぶひき算の感覚を持ちます。

1 けたのたし算で、

答えが 9 までは、

36 組です。

 

1+1=、2+1=、3+1=、

4+1=、5+1=、6+1=、

7+1=、8+1=、

1+2=、2+2=、3+2=、

4+2=、5+2=、6+2=、

7+2=、

1+3=、2+3=、3+3=、

4+3=、5+3=、6+3=、

1+4=、2+4=、3+4=、

4+4=、5+4=、

1+5=、2+5=、3+5=、

4+5=、

1+6=、2+6=、3+6=、

1+7=、2+7=、

1+8=。

 

この 36 組のたし算は、

答えが 9 以下です。

 

筆算に書いても、

 {\normalsize { \begin{array}{rr}\:\:5 \\ +\:\:\: 2 \\ \hline \end{array} }} \\ や、

 {\normalsize { \begin{array}{rr}\:\:3 \\ +\:\:\: 6 \\ \hline \end{array} }} \\ のように、

繰り上がりが出ません。

 

答えが 10 以上は、

45 組です。

 

9+1=、8+2=、9+2=、

7+3=、8+3=、9+3=、

6+4=、7+4=、8+4=、

9+4=、

5+5=、6+5=、7+5=、

8+5=、9+5=、

4+6=、5+6=、6+6=、

7+6=、8+6=、9+6=、

3+7=、4+7=、5+7=、

6+7=、7+7=、8+7=、

9+7=、

2+8=、3+8=、4+8=、

5+8=、6+8=、7+8=、

8+8=、9+8=、

1+9=、2+9=、3+9=、

4+9=、5+9=、6+9=、

7+9=、8+9=、9+9=。

 

この 45 組のたし算は、

答えが 10 以上です。

 

筆算に書くと、

 {\normalsize { \begin{array}{rr}\:\:5 \\ +\:\:\: 7 \\ \hline \end{array} }} \\ や、

 {\normalsize { \begin{array}{rr}\:\:8 \\ +\:\:\: 4 \\ \hline \end{array} }} \\ のように、

繰り上がりが出ます。

 

繰り上がりの出ない 36 組と、

繰り上がりの出る 45 組の

合わせて 81 組のたし算を練習すると、

問題を見たら、

答えが浮かぶようになります。

 

たし算の答えを浮かべる感覚は、

この 81 組のたし算が対象です。

 

さて、

この 81 組のたし算を利用して、

ひき算を計算できます。

 

答えが 9 までの 36 組のたし算でしたら、

例えば、

1+1=2 を利用して、

2-1=1 です。

 

あるいは、

2+7=9 を利用して、

9-2=7 です。

 

長くなりますが、

36 組のひき算を列挙します。

 

2-1=、3-2=、4-3=、

5-4=、6-5=、7-6=、

8-7=、9-8=、

3-1=、4-2=、5-3=、

6-4=、7-5=、8-6=、

9-7=、

4-1=、5-2=、6-3=、

7-4=、8-5=、9-6=、

5-1=、6-2=、7-3=、

8-4=、9-5=、

6-1=、7-2=、8-3=、

9-4=、

7-1=、8-2=、9-3=、

8-1=、9-2=、

9-1=。

 

もちろん、

ひき算 2-1 や、9-2 を

筆算に書いても、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\:\:\:\: 2 \\ -\:\:\: 1 \\ \hline \end{array} }} \\ や、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\:\:\:\: 9 \\ -\:\:\: 2 \\ \hline \end{array} }} \\ ですから

繰り下がりが出ません。

 

答えが 10 以上の 45 組のたし算でしたら、

例えば、

3+9=12 を利用して、

12-3=9 です。

 

あるいは、

8+7=15 を利用して、

15-8=7 です。

 

長くなりますが、

45 組のひき算を列挙します。

 

10-9=、10-8=、11-9=、

10-7=、11-8=、12-9=、

10-6=、11-7=、12-8=、

13-9=、

10-5=、11-6=、12-7=、

13-8=、14-9=、

10-4=、11-5=、12-6=、

13-7=、14-8=、15-9=、

10-3=、11-4=、12-5=、

13-6=、14-7=、15-8=、

16-9=、

10-2=、11-3=、12-4=、

13-5=、14-6=、15-7=、

16-8=、17-9=、

10-1=、11-2=、12-3=、

13-4=、14-5=、15-6=、

16-7=、17-8=、18-9=。

 

このひき算 12-3 や、15-8 を

筆算に書くと、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 12 \\ -\:\:\: 3 \\ \hline \end{array} }} \\ や、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 15 \\ -\:\:\: 8 \\ \hline \end{array} }} \\ ですから、

繰り下がりが出ます。

 

さて、

1けたの 81 組のたし算は、

問題を見たら、

答えが浮かぶ感覚を持っています。

 

だから、

たし算を利用するひき算は、

たし算の答えを、一瞬で出せますから、

たし算の計算自体で困ることがありません。

 

アレコレと、

試行錯誤する気持ちの負担があるだけです。

 

そして、

たし算を利用するひき算を

繰り返し練習すれば、

81 組のひき算を見たら、

答えが浮かぶようになります。

 

(基本  {\normalsize {α}} -248)、(+-  {\normalsize {α}} -158)

 

9+5= のようなたし算の答えを浮かべる感覚を利用して、14-9= のようなひき算を繰り返し計算すると、ひき算の答えを浮かべる感覚を持つことができます。

暗算のたし算の感覚は、

一けたのたし算の答えを、

問題を見るだけで浮かべる力です。

 

1+1= から、9+9= までです。

 

そして、

次のような 25 問を、

20秒以下で計算できるようになれば、

暗算のたし算の感覚は安定します。

 

6+8=、4+6=、9+5=、7+5=、8+8=、

4+8=、6+5=、7+9=、8+5=、4+4=、

5+7=、8+7=、9+6=、4+7=、5+6=、

8+4=、7+7=、5+4=、8+6=、7+8=、

5+5=、7+6=、9+8=、7+4=、6+7=。

 

さて、

この暗算のたし算の感覚を利用して、

暗算のひき算を計算できます。

 

14-9= のひき算を、

「9 に、何かを足して、14 にする何か?」で、

答え 5 を計算することができます。

 

9+5= の

9 と、5 と、+ を見るだけで、

答え 14 を、

心に浮かべてしまうたし算の感覚を利用しています。

 

アレコレと試して計算しますから、

子どもは少し戸惑いますが、

計算の仕方にはすぐに慣れます。

 

でも、

たし算の感覚を利用するひき算の計算には、

ひき算の問題に制限があります。

 

例えば、

14 からのひき算でしたら、

14-5= 、

14-6= 、

14-7= 、

14-8= 、

14-9= に限られます。

 

14-1= から、14-4= までと、

14-10= から、14-13= までは、

たし算の感覚を利用して計算できません。

 

たし算の感覚は、

一けたのたし算が対象です。

 

二けたのたし算 13+1= や、

2+12= の答えを浮かべる力ではないからです。

 

だから、

14-1= から、14-4= までと、

14-10= から、14-13= までは、

たし算の感覚を使わない計算の仕方を教えます。

 

14-1= でしたら、

14 の 1 をかくして、

4-1= が見えるようにしてから、

「し、引く、いち、さん(4-1=3)」、

隠していた 1 を見せてから、

「じゅうさん(13)」です。

 

14-12= でしたら、

4 と、2 をこの順に示しながら、

「し、引く、に、に(4-2=2)」です。

 

子どもは、

この教え方にすぐに慣れて、

自分で計算し始めます。

 

さて、

たし算の感覚を利用する

ひき算の計算を繰り返すと、

14-5= 、

14-6= 、

14-7= 、

14-8= 、

14-9= を見たら、

答えが浮かぶようになります。

 

個人差が大きいところですが、

数週間で、

答えが浮かぶようになります。

 

そして、

14-5= 、

14-6= 、

14-7= 、

14-8= 、

14-9= の答えが、

ひき算の感覚で浮かぶようになると、

筆算のひき算の繰り下がりを、

楽にスラスラとできるようになります。

 

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 54 \\ - 25 \\ \hline \end{array} }} \\ や、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 54 \\ - 26 \\ \hline \end{array} }} \\ や、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 54 \\ - 27 \\ \hline \end{array} }} \\ や、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 54 \\ - 28 \\ \hline \end{array} }} \\ や、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 54 \\ - 29 \\ \hline \end{array} }} \\ のような筆算のひき算の

繰り下がりの計算です。

 

繰り下がりの計算の仕方にすぐに慣れて、

しかも、

ひき算の感覚で答えが浮かびますから、

楽にスラスラと計算できます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -247)、(+-  {\normalsize {α}} -157)

 

ひき算は、たし算の逆です。6+8= を見たら、答え 14 が浮かぶたし算の感覚を利用すれば、14-8= を計算できます。でも、14-3= は、たし算の感覚を利用できません。答えが 11 で、二けただからです。

ひき算は、

たし算の逆です。

 

計算の仕方から、

ひき算がたし算の逆だと分かります。

 

6+8= のたし算を、

6 の次から、

7、8、9、10、11、12、13、14 と、

8 回数えて計算します。

 

これに対して、

14-8= のひき算は、

14 の一つ前から、

13、12、11、10、9、8、7、6 と、

8 回、

たし算とは逆向きに数えて計算します。

 

たし算は、

数が増える方に数えて、

ひき算は、

数が減る方に数えます。

 

数える向きが、逆です。

 

これとは違う計算の仕方があります。

 

8+6=14 のたし算と、

14-8=6 のひき算を見比べると、

ひき算は、

たし算の逆になっていることを利用します。

 

14-8= は、

「8 に何かを足して、14にする何か?」で、

計算することができます。

 

8+6=14 から、

8 に 6 を足せば、14 ですから、

14-8= の答えは、6 です。

 

どちらの計算の仕方でも、

ひき算は、

たし算の逆です。

 

さらに、

8+6=14 のたし算から、

14-8= を、

「8 に何かを足して、14にする何か?」と、

計算することを広げると、

「足して 14 になる 2 つの数は?」と変わります。

 

「足して 14 になる 2 つの数は?」を、

一けたの数で探せば、

5 と 9 、

6 と 8 、

7 と 7 の 3 つの数の組が、

足すと 14 です。

 

でも、

二けたの数まで広げると、

1 と 13 、

2 と 12 、

3 と 11 、

4 と 10 の 4 つの数の組も、

足すと 14 です。

 

このことを利用すれば、

14-3= や、

14-13= のようなひき算も計算できます。

 

14-3= は、

3+11=14 から、

14-3=11 と計算できます。

 

14-13= は、

13+1=14 から、

14-13=1 と計算できます。

 

さて、

8+6= を見たら、

答え 14 が心に浮かぶ力を持っている子です。

 

たし算の感覚です。

 

このたし算の感覚が、

答えを浮かべることができるのは、

一けたのたし算です。

 

だから、

14-〇= を、

「〇 に何かを足して、14にする何か?」の計算で、

たし算の感覚を利用できるのは、

〇 と、ひき算の答えが、

一けたのときだけです。

 

14-3= や、

14-13= のようなひき算で、

たし算の感覚を使って、

答えを探すことができません。

 

14-3= の答えは、11 で、

二けたです。

 

14-13= は、

引く数 13 が二けたです。

 

8+6= を見たら、

答え 14 が心に浮かぶ力を利用して、

14-8= を計算するのと、

同じようにして、

14-3= や、

14-13= のようなひき算を計算できません。

 

二けたのたし算の感覚まで、

育てていないからです。

 

そこで、

たし算の感覚を利用する計算と

違う計算の仕方を教えます。

 

14-3= でしたら、

1 を隠して、

4-3= が見えるようにして、

「し、引く、さん、いち(4-3=1)」とリードしてから、

隠していた 1 を見せて、

「じゅういち(11)」です。

 

14-13= でしたら、

4 と 3 をこの順に示しながら、

「し、引く、さん、いち(4-3=1)」とリードしてから、

= の右を示して、

「ここ、いち(1)」です。

 

このようにすれば、

たし算の感覚を利用できないひき算、

14-3= や、

14-13= を計算できます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -246)、(+-  {\normalsize {α}} -156)

 

2020年10月10日(土)~10月16日(金)のダイジェスト。

20年10月10日(土)

 

6+8=、4+6=、9+5= のような

たし算 10 問を、

40 秒くらいの速さで計算して見せると、

「わぁ、速い」、

「でも、できそうな速さだ」、

「やってみよう!」と、

子どもを刺激できます。

 

 

20年10月11日(日)

 

13-4= の計算を、

子どもが、

心の中でリハーサルするような教え方をします。

 

子どもの心が育ちます。

 

 

20年10月12日(月)

 

「切れたままの集中を、

どのようにしたら戻せるのだろうか?」と

考えれば、

集中の戻り方が、

突然であることに気付いて、

そうなるような教え方を選びます。

 

 

20年10月13日(火)

 

「戸惑っている」や、

「見慣れていない」計算、

30÷2= や、

32÷3= を、

「少しも分からない」と言います。

 

子どもらしい表現です。

 

 

20年10月14日(水)

 

筆算のかけ算  {\normalsize {  \begin{array}{rr}  67 \\ \:\times  \:\:\:\: 8 \\ \hline \end{array}  }}\\ は、

2回の九九(8×7=56、8×6=48)に続いて、

繰り上がりのたし算(48+5=53)を計算します。

 

2回の九九の後、

たし算への切り替えが難しくて、

戸惑うのが普通です。

 

 

20年10月15日(木)

 

筆算のかけ算は、

九九に続いて、

繰り上がりのたし算を計算します。

 

九九を計算する感覚から、

たし算を計算する感覚への切り替えは、

慣れが必要です。

 

 

20年10月16日(金)

 

たし算は、

数えれば答えを出せます。

 

でも、

大きな数のたし算は、

筆算で計算できます。

 

7+8= のような

一けたのたし算の組み合わせで、

筆算のたし算を計算します。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 46 \\ +\: 28 \\ \hline \end{array} }} \\ のような筆算でしたら、

6+8= と、4+2= を計算することと、

6+8=14 の 1 を、

4+2=6 に足して、

6+1=7 にすれば、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 46 \\ +\: 28 \\ \hline\:\:74\end{array} }} \\ と計算できます。

 

だから、

一けたのたし算が、計算の基礎です。

 

たし算は、数えれば答えを出せます。でも、大きな数のたし算は、筆算で計算できます。7+8= のような一けたのたし算の組み合わせで、筆算のたし算を計算します。だから、一けたのたし算が、計算の基礎です。

8+3= のたし算は、

+ の左の 8 の次から、

+ の右の 3 回、

9、10、11 と数えれば、

答え 11 を出せます。

 

この計算の仕方で、

すべてのたし算を計算できます。

 

たし算の計算は、

どのたし算であっても、

答えを出せます。

 

答えを出せないたし算は、

ありません。

 

46+28= でしたら、

+ の左の 46 の次から、

+ の右の 28 回、

47、48、49、・・・、72、73、74 と数えれば、

答え 74 が出ます。

 

でも、

28 回も数えることは、

とても大変です。

 

ありがたいことに、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 46 \\ +\: 28 \\ \hline \end{array} }} \\ のような筆算にして、

6+8= と、4+2= を計算することと、

6+8=14 の 1 を、

4+2=6 に足して、

6+1=7 にすれば、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 46 \\ +\: 28 \\ \hline\:\:74\end{array} }} \\ と計算できます。

 

だから、

6+8= や、

4+2= や、

6+1= のような

一けたの数のたし算をできれば、

46+28= のようなたし算を、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 46 \\ +\: 28 \\ \hline \end{array} }} \\ のような筆算で計算できます。

 

しかも都合のいいことに、

6+8= や、

4+2= や、

6+1= のようなたし算を、

数える計算で、

繰り返し練習すれば、

問題を見ただけで、

答えが浮かぶようになります。

 

6+8= を見たら、答え 14 が、

4+2= を見たら、答え 6 が、

6+1= を見たら、答え 7 が、

数えなくても、

心に浮かぶ不思議な力です。

 

こういうことですから、

たし算の答えを浮かべる不思議な力は、

算数や数学の基礎になっています。

 

(基本  {\normalsize {α}} -245)、(+-  {\normalsize {α}} -155)

 

筆算のかけ算は、九九に続いて、繰り上がりのたし算を計算します。九九を計算する感覚から、たし算を計算する感覚への切り替えは、慣れが必要です。

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  67 \\ \:\times  \:\:\:\: 8 \\ \hline \end{array}  }}\\ の筆算のかけ算は、

8×7=56 と、

8×6=48 と、

48+5=53 を、

この順に計算します。

 

そして、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  67 \\ \times  \:\:\:\: 8 \\ \hline \:536\end{array}  }}\\ のように、答えを書きます。

 

このように計算できる理屈があります。

 

でも、

とても長い話です。

 

しかも、

書く位置(位)で、

数を書く書き方(位取り記数法)のままでは、

筆算の計算の仕方の理屈を説明しにくいので、

数の書き方を変えます。

 

長くて、

難しさを感じさせる話になります。

 

長さや、難しさを承知で、

できるだけシンプルに話してみます。

 

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  67 \\ \:\times  \:\:\:\: 8 \\ \hline \end{array}  }}\\ は、

67×8= を、

筆算の形に書いています。

 

67 を、

6×10+7 と書くことで、

6 が十の位で、

7 が一の位であることをハッキリとさせます。

 

すると、

67×8=

(6×10+7)×8= です。

 

6 は十の位、

7 は一の位のように、

数の位がハッキリとした式です。

 

つまり、

6 が十の位で、

7 が一の位であることが、

式から分かります。

 

それぞれの数の位のハッキリしている

(6×10+7)×8= を計算します。

 

×8 の 8 を、

(6×10+7) の 6 と、7 に掛けます。

 

(6×8)×10+7×8= と計算できます。

 

それぞれの数の位が、

ハッキリしています。

 

6×8 は、十の位の九九、

7×8 は、一の位の九九です。

 

そして、

九九を計算します。

 

7×8=56 と、

6×8=48 ですから、

(6×8)×10+7×8=

(48)×10+56 と変わります。

 

(48)×10+56 は、

48 が十の位、

56 が一の位の

とても奇妙な式です。

 

ここで、

67 を、

6×10+7 と書き替えたように、

九九の答え 56 と、48 も、

それぞれの数の位をハッキリとさせます。

 

すると、

56=5×10+6 や、

48=4×10+8 になります。

 

それぞれの数の位が、

これでハッキリとします。

 

こうすれば、

(6×8)×10+7×8=

(48)×10+56=

(4×10+8)×10+5×10+6 です。

 

これを計算すると、

4×10×10+8×10+5×10+6 です。

 

この式の 4×10×10 は、

百の位です。

 

また、

8×10+5×10 と、

十の位の数が、8 と 5 の2つあります。

 

1つにまとめます。

 

実は、

筆算のかけ算の計算の

繰り上がりのたし算 48+5 の

8+5 です。

 

8×10+5×10=

(8+5)×10=

(13)×10 です。

 

この 13 を、

1×10+3 と書き替えれば、

それぞれの数の位がハッキリとします。

 

(13)×10=

(1×10+3)×10

1×10×10+3×10 です。

 

とても長い話ですが、

もう少し続きます。

 

かけ算 67×8= の答え、

4×10×10+8×10+5×10+6 の

8×10+5×10 が、

1×10×10+3×10 に変わります。

 

まとめて書くと、

67×8=

4×10×10+8×10+5×10+6=

4×10×10+1×10×10+3×10+6 です。

 

百の位の数が、

4 と、1 の2つですから、

やはり、まとめます。

 

このまとめる計算は、

筆算のかけ算の計算の

繰り上がりのたし算 48+5 の

たし算の繰り上がり計算です。

 

4+1=5 ですから、

5×10×10+3×10+6 です。

 

普通の書き方に変えて、

536 です。

 

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  67 \\ \:\times  \:\:\:\: 8 \\ \hline \end{array}  }}\\ の筆算のかけ算の

計算の仕方の理屈を説明すると、

このように長い話になります。

 

さて、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  67 \\ \:\times  \:\:\:\: 8 \\ \hline \end{array}  }}\\ の計算で、

戸惑う子が多いのですが、

2回の九九 8×7 と 8×6 の後、

繰り上がりのたし算 48+5 の

たし算への切り替えが難しいからです。

 

筆算の計算の仕方の理屈を知らないから、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  67 \\ \:\times  \:\:\:\: 8 \\ \hline \end{array}  }}\\ のような計算で、

戸惑うのではありません。

 

たし算だけであれば、

48+5=53 と、

すぐ計算できる子です。

 

でも、

2回の九九 8×7 と 8×6 の後、

48+5 を計算しようとして、

たし算の計算に頭を切り替えることが、

難しいのです。

 

この子は、

九九も、

たし算も、

問題を見たら、

答えが浮かぶ感覚を持っています。

 

ですが、

九九の感覚と、

たし算の感覚は、

違う種類の感覚です。

 

2回の九九 8×7 と 8×6 は、

九九の感覚で、答えが浮かびます。

 

続く、

たし算 48+5 は、

九九の感覚を、

たし算の感覚に入れ替えてから、

答え 53 が浮かびます。

 

計算の感覚を

切り替えることが難しいのです。

 

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  67 \\ \:\times  \:\:\:\: 8 \\ \hline \end{array}  }}\\ のような筆算のかけ算を、

繰り返し計算すれば、

2回の九九を計算する感覚を、

たし算を計算する感覚に切り替えることを、

繰り返し練習できます。

 

繰り返し練習すれば、

2回の九九を計算する感覚を、

たし算を計算する感覚に切り替える能力が

必ず育ちます。

 

すると、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  67 \\ \:\times  \:\:\:\: 8 \\ \hline \end{array}  }}\\ のような筆算のかけ算を、

スラスラと計算できるようになります。

 

(基本  {\normalsize {α}} -244)、(×÷  {\normalsize {α}} -059)

 

筆算のかけ算は、九九に続いて、繰り上がりのたし算を計算します。九九からたし算への切り替えが難しくて、戸惑うのが普通です。

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  37 \\ \:\times  \:\:\:\: 2 \\ \hline \end{array}  }}\\ や、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  67 \\ \:\times  \:\:\:\: 8 \\ \hline \end{array}  }}\\ のような筆算のかけ算を計算します。

 

計算の仕方を知っている子です。

 

でも、繰り上がりの計算に戸惑って、

気持ちが逃げてしまい、

集中が切れて、

ボ~ッとしています。

 

子どもの逃げた気持ちをそのままにして、

繰り上がりのたし算を重点に、

計算を手伝います。

 

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  37 \\ \:\times  \:\:\:\: 2 \\ \hline \end{array}  }}\\ の計算でしたら、

2 と、7 を示しながら、

「2×7=14」と計算して、

「指、1」で、繰り上がり数 1 を指に取らせて、

2 と、3 を示しながら、

「2×3=6」と計算してから、

子どもが指に取った繰り上がり数 1 を触って、

「6+1=7」と手伝います。

 

この 6+1=7 が重点です。

 

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  67 \\ \:\times  \:\:\:\: 8 \\ \hline \end{array}  }}\\ の計算でしたら、

8 と、7 を示しながら、

「8×7=56」と計算して、

「指、5」で、繰り上がり数 5 を指に取らせて、

8 と、6 を示しながら、

「8×6=48」と計算してから、

子どもが指に取った繰り上がり数 5 を触って、

「48+5=53」と手伝います。

 

九九の一つの段を、6秒で言える子です。

たし算を見たら、答えが浮かぶ子です。

 

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  37 \\ \:\times  \:\:\:\: 2 \\ \hline \end{array}  }}\\ の 2 と 7 を見たら、

九九を唱えるような音を使う前に、

九九の答え 14 が、浮かびます。

 

2 と 3 も同じです。

見たら、九九の答え 6 が浮かびます。

 

九九では戸惑いません。

楽にスラスラとできます。

 

繰り上がり数を、

指に取らせる計算の仕方ですから、

覚える負担はありません。

 

最後の、

繰り上がりの計算:たし算で戸惑います。

 

心が、

「うわぁ・・・」とパニックになり、

計算から、気持ちが逃げるのは、

九九から、

繰り上がりのたし算への切り替えです。

 

2×7=14 や、

2×3=6 のように、

九九が2回の後に、

種類の違う計算:たし算です。

 

九九を計算する頭を、

たし算を計算する頭に、

子ども自身で切り替えなければなりません。

 

子どもの中の

計算をリードするリーダーが、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  37 \\ \:\times  \:\:\:\: 2 \\ \hline \end{array}  }}\\ の 2 と 7 を見て、

九九をリードして、

2 と 3 を見て、九九をリードした後、

計算をたし算に切り替えて、

たし算をリードします。

 

子どもの中のリーダーが、

「九九だよ」、

「九九だよ」、

この後に

「たし算だよ」と、

計算を切り替えてリードできればいいのですが、

スッと切り替えられないために、

戸惑います。

 

スムースに切り替えられるようになるまで、

子どもの戸惑いが続きます。

 

計算を手伝うことで、

2回の九九の後、

繰り上がりのたし算へ、

スムースに切り替える見本を見せます。

 

繰り返し、

九九からたし算へ切り替える見本を見せれば、

子どもは、スムースな切り替えをまねし始めます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -243)、(×÷  {\normalsize {α}} -058)