「4けた-4けた」の筆算のひき算の答えの出し方を、実況中継型リードを見せて教えるとき、特に、注意する点は、速いスピードです。こちらが答えを出す様子を見せます。速いスピードのままを見せます。

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 3952 \\ - 1384 \\ \hline \end{array} }} \\  の答えの出し方を、

次のような実況中継型リードを見せて教えます。

 

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 3952 \\ - 1384 \\ \hline \end{array} }} \\  の一の位の 2 と 4 を示して、

「2-4=、引けない」、

「12-4=8」と言って、

4 の真下を示して、

「ここ」と言います。

 

見ることで、

まねしようとしている子は、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:3952 \\ -\: 1384\\ \hline \:\:\:\:\:\:8\end{array} }} \\  と書きます。

 

続く実況中継型リードを、

ここでは省略します。

 

 

今回のテーマは、

実況中継型リードの内容ではなくて、

スピードです。

 

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 3952 \\ - 1384 \\ \hline \end{array} }} \\  の一の位の 2 と 4 を示すことや、

「2-4=、引けない」と言うことや、

「12-4=8」と言うことや、

4 の真下を示すことや、

「ここ」と言うことのスピードです。

 

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 3952 \\ - 1384 \\ \hline \end{array} }} \\  の一の位の 2 と 4 を示してから、

「ここ」と言うまでが、

5秒以下のかなりの速いスピードにします。

 

そして、

子どもが、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:3952 \\ -\: 1384\\ \hline \:\:\:\:\:\:8\end{array} }} \\  と書き終えるまで、

5秒も、

掛かるか掛からないかです。

 

 

実際に、

このような実況中継型リードを、

子どもに見せて教えるときの難しさは、

スピードなのです。

 

相当に速いスピードの

実況中継型リードを見せると、

キチンと覚悟しておかないと、

子どものペースに呑み込まれて、

ダラダラとしてしまいます。

 

ですから、

実況中継型リードを見せる自分自身を

自覚の力で見続けるようにして、

見せている実況中継型リードのスピードが

遅くならないように注意します。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1529)、(+-  {\normalsize {α}} -846)