2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

12÷3= のわり算が初めての子に、始めから速いスピードの実況中継型リードを見せて教えます。こうすれば、まず速いスピードを学びます。

九九をスラスラと言える子に、 12÷3= のような 割り切れるわり算の答えの出し方を教えます。 九九をスラスラと言うことができて、 の2けた×1けたのかけ算や、 の3けた×1けたのかけ算を、 楽に計算できる子です。 わり算は初めてです。 次のような実…

数唱を使って、数えて答えを出すことと、数唱をたし算に書き換えることは、似ていますが違います。子どものたし算を観察すれば、違うことに気付きます。

① 数唱をたし算に書き換えることと、 ② 数唱を利用して数えて答えを出すことは、 ジックリと子どもを観ることで、 似ていて違うことに気付きます。 数唱をたし算に書き換えていることは、 子ども本人はもちろんのこと、 こちらも注意深く観察しなければ気付…

5+1= や、8+2= や、6+3= の答えを、速いスピード出すことは、教えにくいのです。でも、1人で唱える数唱や、2人で交互に唱える数唱や、3人で順に唱える数唱を、ストップウォッチで時間を計って行えば、勝手に速いスピードになります。

1人で唱える数唱や、 2人で交互に唱える数唱や、 3人で順に唱える数唱を利用すれば、 +1 、+2 、+3 の練習になります。 5+1= 、8+1= 、4+1= 、7+1= は、 「ご、ろく」、「はち、く」、「し、ご」、「しち、はち」と 数唱を唱えれば…

全く同じようにすることを求めると、子どもをコピー(同一)にしようとしています。そうではなくて、2+5= の答え 7 が同一で、所要時間がほぼ同じである「一致」を求めます。

同一とは、 比較の対象となるものとの間に 全く差違が認められないこと。 コピーを求めることでしょう。 一致とは、 本来別別のものの間で、 比較対照する点のすべてにわたって、 矛盾(食い違い)が認められないこと。 算数の計算での比較対照する点は、 答…

数唱を唱える人数が、1人、2人、3人、4人と増えるゲームを子どもに教えるとき、始めから速いスピードの見本を見せて教えるようにします。

「いち、に、さん、し、・・・」と、 子どもが一人で唱える数唱があります。 子どもとお母さんとの 2人で、 交互に、数唱を唱えるゲームがあります。 例えば、子どもから始めるとすれば、 子どもが、「いち」、 お母さんが、「に」、 子どもが、「さん」、 お…

小数のたし算や、かけ算を筆算に書き直すことは、2~3問、実況中継型リードで、書く体験をさせれば、できるようになります。

小数のたし算を筆算に書くとき、 小数点の位置をそろえます。 小数のかけ算を筆算に書くとき、 右端をそろえます。 1~2度、 実況中継型リードで書かせれば、 自力で書けるようになります。 たし算の例でしたら、 13.56+2.237= や、 4.59…

(-4)-2= のひき算を、数直線上の -4 から、左向きに、-5、-6 と 2つ動くことで、説明できます。分かりやすいのですが、「なるほど!」とならない説明です。

(-4)-2= の初歩的な理解は、 数直線が分かりやすいようです。 数字付きの目盛りのある直線で、 定規のような感じです。 0 の付いた点から右に、プラスの数、 左に、マイナスの数です。 プラスの数は、右に行くほど大きくなり、 マイナスの数は、左に…

繰り上がりのない虫食い算と、繰り上がりのある虫食い算のそれぞれの実況中継型リードを、見せて教えれば、子どもが、違いに気付いて、区別して、それぞれを自力で使えるようになります。

の答え 91 の一の位の 1 を、 0、2、3、4、5、6、7、8、9 と、変えて、 同じような実況中継型リードで教えます。 と、 と、 と、 と、 は、 と ほぼ同じ実況中継型リードになります。 例えば、 でしたら、 〇〇 の一の位の 〇 を示して、 「く(…

「一定の時間で終わらせること」を先に決めてから、算数の計算問題に取り組むようにすれば、子どもの育ちが加速します。ですが、習っていると意識させることが難しい対象です。

3+1= のような 1 を足すたし算を、 実況中継型リードで教えます。 体験型の学習になります。 自力で答えを出すことができる子に 育てることを目的にしています。 自力で答えを出せる体験知を 育てようとしています。 ですから、 3+1= の 3 を示し…

(-2)-5= の答え -7 の出し方は、- が 2カ所にあることを見てから、2+5=7 と足して、-7 とするはずです。自力で答えを出すための「出す学び」です。でも、これをそのまま言葉にして説明してしまうと、おかしな教え方になってしまいます。理解を目的とする「入れる学び」では、こうなります。

(-2)-5=-7 の答え -7 の出し方を、 2+5=7 と足して、 - を付けて、-7 とするように教えるのは、 「無茶苦茶」そのものです。 でも、 この教え方を、「無茶苦茶」と感じる方は、 言葉で説明して教える方です。 だから、 (-2)-5= の…

繰り下がりがあるなしの判定ではなくて、筆算のひき算の虫食い算は、暗算のひき算を、繰り返し計算した体験知の閃きで、答えを探すことが、正しい態度です。

の 〇〇 を埋めるのではなくて、 〇〇 を、数として扱い、 85 から、〇〇 を引いて、 答えを、56 にするゲームです。 筆算のひき算 は、 一の位から計算します。 5−〇= です。 この答えが、6 です。 さて、 5-〇=6 ですから、 11-3= のよう…

算数の計算問題の答えを、ほとんどの子が、自力で出して、書くようになるのが、分数計算からです。主体性や、先に何をするのかをイメージすることや、イメージしたように行うような内面の力を育て始めるスタート点でもあります。

約分 = の計算問題に、 自力で、=2 と答えを書きます。 自力で答えを書いた子の力を尊重すれば、 「☓(バツ)」を付けて返すだけの指導をします。 「自力で答えを書いています」、 「とても立派なことです」、 「わり算で答えを出しているのでしょう」、 …

体(動き)と気持ちは、さまざまに可能な一つの組になっています。このことが、子どもの体験知になるようなリードをできます。

体と気持ちは、 バラバラではなくて、 一つの組になっています。 人の 4つの側面は、 言い方はさまざまですが、 その一例として、 体と、知性と、社会情緒と、精神です。 この中の 2つの体と、社会情緒が、 面白い一つの組になっていることを 子どもの自分…

3+1= の答え 4 を出す実況中継型リードで、1 を足すたし算をスラスラできるときのゴールの姿を見せています。答えの出し方だけではなくて、夢中になって計算している姿も含んでいます。どこを見て学ぶのかを、子どもが選んで、見て学んでいます。

夢中になって算数の計算をしている様子を、 実況中継型リードで見せることができます。 でも残念なことに、 どこを見るのかを決めるのは子どもですから、 「夢中になって」の様子は、 なかなか見てもらえない対象です。 答えの出し方や、 答えを出すスピード…

十進位取り記法の説明をしませんが、十進位取り記法で書いてある数のたし算ですから、一の位から足すことと、答えを、十進位取り記法で書くことが自然です。

数の書き方が、 十進位取り記法です。 一の位が、10個になれば、 十の位に、1を移します。 十の位が、10個になれば、 百の位に、1を移します。 百の位が、10個になれば、 千の位に、1を移します。 このように続きます。 さて、 数の書き方が、 十進…

たし算 4+7= の答え 11 を数えて出す計算は、2行の数字の並び(数列)でイメージできます。

4+7= の答え 11 を、 4 の次の 5 から、 +7 の 7回数えて出す計算は、 数字の並び(数列)の下に、 5 から、同じ数字の並び(数列)を 平行に置いたイメージです。 書き出すと、 このような感じです。 1行目の 4 に、 2行目の数を足した答え…

四則混合を計算する前の子に、「計算順?」と聞き続けます。計算順を決めてから計算する習慣に育てます。意味のある習慣だからです。

四則混合の計算 : 8-(7-4)= や、 ×4-= や、 (3-2.8× )÷= や、 ×( + )-= の計算作法として、 まず、計算順を決める習慣を持たせます。 習慣を育てるときに、 何をするのか? なぜするのか? したいのか? どうやってするのか? これ…

数学全体の系統発生を、個々の子どもの個体発生で繰り返します。これが、計算の答えを自力で出せるようになる学びです。

個体発生で、 系統発生が繰り返されると、 生物学にあるようです。 このことの真偽はともかく、 算数や数学の計算でも、 同じようなことが起こっています。 数学の系統発生で、 例えば、 3-8= の答えを出せない不自由さを、 -5 を認めて受け入れること…

帯分数のひき算を、自分が何をするのかを決めながら、自分をリードして計算を進めます。これが、実際の自力で答えを出す計算です。

帯分数のひき算の式全体を見て、 心のイメージの世界で、 することをデザインする習慣で、 通分するときの通分や、 分子同士のひき算を 心の中のイメージで計算します。 暗算ではありません。 分母が違うから、 分母をそろえると決めることや、 共通分母を出…

初めての暗算形式 8×125= を、このまま計算できる子は、何らかの高い能力を授かっている可能性があります。

初めての計算 8×125= を、 自力で、このまま計算できる子は、 普通以上の高い能力の可能性があります。 つまり、 この計算問題は、 普通以上の高い能力を 発見する手助けになります。 125×8= でしたら、 筆算 を、 暗算形式に書いているだけです。…

3+1= や、15-7= を見たら、答えを出したい気になる不思議さがあります。この不思議さの一部分は、答えの出し方を教えるとき、何をするのかを含んでしまうことにあります。

算数や数学の計算問題は、 式を見たら、 答えを出したくなるようです。 算数の計算問題を初めて習う幼児でも、 計算問題 3+1= を見たら、 答えを出したいと思うようです。 とても不思議なことですが、 「計算しなさい」や、 「答えを出しなさい」などと…

筆算のたし算 28+15= を、左の十の位から足す子に、右の一の位から足す計算も、同じようにスラスラできるように教えます。こうするから、子どもは自分の感覚で、どちらかを選びます。個性です。

を、 左の十の位から足すこと自体、 問題ではありません。 右の一の位から足す計算を 知らないか、 あるいは、できないことが問題です。 ですから、 左の十の位から足す子に、 かなり強いリードで、 右の一の位から足す計算を修得させます。 右の一の位から…

分数の四則混合のそれぞれの分数計算を、思い出すことができるのかどうかは、個性です。思い出せないときに、思い出すことを体験する手伝いを繰り返すだけです。

四則混合 1-2÷3= の 2つの計算、 ① 2÷3= と、 ② 2÷3= の答え を利用して、 1-= を、 思い出せるかどうかは、 子どもの個性です。 「思い出せる」個性もあれば、 「思い出せない」個性もあります。 これだけの話です。 「えっ、できないの?」…

「できるはずのことを、やろうとしない」子に、「できるはずのことを、してしまう」ことを、繰り返し体験させます。やがて、「できるはずのことを、してしまう」子に育ちます。

「自力でできるはず」のアレコレを、 こちらが代行しようが、リードしようが、 させてしまうことを繰り返すことで、 「自力でしてしまう」子に育ちます。 「できるはずなのだが・・・?」と 子どもを眺めていても、 「できるはずのことを、してしまう」子に 育…

4~5分で計算できる問題数の「計算順?」を、まとめて聞いてから、計算させます。そしてまた、次の 4~5分で計算できる問題数の「計算順?」をまとめて聞くような流れでリードします。

四則混合の計算で教えることは、 計算する前に、 計算順を決めることだけです。 「教える」内容は、 習慣を育てる手伝いですから、 計算する前に、 「計算順?」と聞き続けます。 経験則ですが、 4~5分で計算できる問題数を、 計算する前に 「計算順?」…

算数や数学の計算問題は、身に危険など無い安全なところで行います。ですから、「できない部分」を見る見方は不自然です。「できる部分」を見る見方が自然です。

自分が目の前の光景の どこを見るのかを決めています。 そして、 自分が決めた部分だけを見ています。 マイナス面、 ネガティブ面、 できていない部分、 して欲しくない行動・・・を、 見ることに決めているのは、 生まれたときの初期設定です。 生き物として生…

主体性の自己責任や、することを心にデザインすることや、重要なことを優先することを、計算の答えを自力で出す手伝いを通して、育てています。

一人の力で何かをするとき、 重要な基本的な習慣があります。 まず、 主体性の自己責任の習慣です。 この逆が、 反応性の依存する習慣です。 次に、 心のイメージの世界で、 することをデザインする習慣です。 この逆が、 成り行き任せの習慣です。 三番目に…

832-356 の筆算の形は、とても計算しやすい書き方になっています。暗算形式 832-356= のまま計算させれば、工夫された書き方になっていることに、何となく気付くようです。

筆算のひき算 は、 一の位の 2 と 6 が、 上下に並べて書いてあるため、 2-6= は、引けないと、 見るだけで気付いて、 12-6= と工夫できて、 12-6=6 と答えを出すことができて、 筆算のひき算の答えの一の位として、 真下に と書くことがで…

筆算のひき算 50問を、計算することを選ぶことができます。愚痴を言うことや、いたずら書きを選ぶこともできます。何を選ぶかで、自然な結果が違います。いたずら書きを選べば、50問は少なくなりません。少なくなるのは、計算することを選んだときです。

計算することを選んで 選んだように計算しています。 例えば、 の筆算のひき算 50問を、 自力で計算しています。 計算を始めるとき、 子ども自身をリードするリーダーが、 計算することを選んで、 そして、子ども自身をリードして、 自力で答えを出してい…

48+54 の筆算の形は、とても計算しやすい書き方になっています。暗算形式 48+54= のまま計算させれば、工夫された書き方になっていることに、何となく気付くようです。

筆算のたし算 は、 一の位の 8 と 4 が、 上下に並べて書いてあって、 8+4=12 と足した答えを、 筆算のたし算の答えの一の位として、 真下に と書きます。 見事に工夫されています。 ここまで計算しやすく工夫していますから、 暗算のたし算をスラス…