2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

約分の計算ミスよりも、自力で答えを出したことの方が、はるかに重要です。ミスの正し方を教えれば、じきにできるようになります。自力で答えを出すことは、育つまで長い時間が掛かります。

約分 = を、 =2 と答えます。 間違えています。 正しくは、 = です。 この子は、 = や、 = や、 = のように、 約分することを知っています。 それなのに、 =2 のような間違い方をします。 このような答えの出し方を見ると、 見て、指導する方でも、…

「ダラダラとした動き」と、「嫌だなぁ」の「気持ち」の組を、「テキパキとした動き」と、「夢中」の「気持ち」の組に入れ替えさせるリードは、「テキパキとした動き」を体験させるだけでできます。

「動き」と「気持ち」は、 組になっています。 「ダラダラとした動き」と、 「嫌だなぁ」の「気持ち」は組です。 「テキパキとした動き」と、 「夢中」の「気持ち」は組です。 夢中でありながら、 ダラダラと動けません。 「夢中」が組になる対象は、 「テキ…

夢中になって算数の計算をしていたら、このような計算の仕方になることを、子どもに見せます。

算数や数学の計算問題を、 夢中になって計算する習慣は、 子どもに教えることが 特に難しい対象です。 普通は教えようとしません。 難しいからでしょう。 でも、 教えることが難しいだけです。 難しいけれども、 教えることはできます。 一つの効果的な方法…

345+819= の答えの出し方は、一の位同士を足すことから始めます。一の位は、345 の 5 と、819 の 9 です。探そうとすれば、探し出すことができます。

345+819= は、 筆算 に書き換えなくても、 筆算と同じような計算の仕方をできます。 345+819= の数字 345 も、 819 も、 同じルールで書いてあるからです。 345 でしたら、 一の位が 5つに、 十の位が 4つに、 百の位が 3つです…

4+7= の 4 も、7 も、数唱の数字の並びの中の数です。4 の次の 5 の下に、数唱の数の並びの一部分 : 1、2、3、4、5、6、7 を置けば、この 7 の上に、11 があるだけのゲームです。

4+7= の答えの出し方として、 数唱で数える方法を選ぶのは、 シンプルだからです。 4+7= の 4 を見て、 4 の次の 5 から、 +7 の 7回、 5、6、7、8、9、10、11 と数唱で数えて、 答え 11 を出します。 4+7= の 4 は、 ただの…

四則混合を計算する前の子に、「計算順?」と、聞き続けます。シンプルな疑問文を繰り返しますから、子ども自身、心の中で、自分に「計算順?」と聞くようになります。

8-(7-4)= や、 ×4-= や、 (3-2.8× )÷= や、 ×( + )-= を、 計算する前の子に、 「計算順?」と聞き続けます。 「計算順?」と聞き続けるだけです。 こうすれば、 四則混合を計算する前に、 計算順を決めることが習慣になります。 四…

3けたの筆算のたし算で、ミスしています。誤答を消してしまう強い習慣の子に、とても強くリードして、消す間を与えないで、計算し直してしまいます。

と書いて、 「☓(バツ)」が付きます。 が、正解です。 この子の答え 224 が、 1224 になれば正解ですから、 1 が書いてないだけのミスです。 書き忘れたのか、 あるいは、 繰り上がり数は書かないと 勘違いの理解をしているからです。 この子の直し…

「今」の力が、「いち、に、さん、・・・」と唱える数唱と、数字の読みと、数字の書きであれば、「次」は、たし算になります。

算数や数学の計算問題の並べ方です。 「今」、 楽にスラスラと使うことができる力を、 少し工夫すれば、 答えを出すことができる「次」があります。 数学自体が、 「今」の不自由さを解消するように 発達してきたからでしょう。 例えば、 3-8= の答えを…

8×125= を、自力で、このまま計算するために、前もって、計算の流れの全体を心に見て、次々に自分自身をリードします。

かけ算 8×125= を、 このまま計算します。 8 と、5 を見て、 8×5=40 と掛けて、 40 の 0 を、 8×125= 0 と書いて、 40 の 4 を、 次のかけ算の答えに足すために覚えて、 8 と、2 を見て、 8×2=16 と掛けて、 足すために覚え…

算数の計算問題の式は、すべきことの指示まで含んでいます。計算の仕方は、子どもの育ちのレベルでさまざまです。

3+1= は、 この式だけで、 3 に、1 を足して、 答えを出して、 = の右に書くような指示を ハッキリと示しています。 算数の計算問題の式は、 この 3+1= のように、 すべきことを含んでいます。 答えの出し方は、 子どもの育ちのレベルで、 さまざ…

筆算のたし算 28+15= を、十の位から計算する子です。一の位から足す計算の仕方を習っているはずです。何らかの理由で、見逃された子です。

を、 左の十の位から足す子です。 十の位を、 2+1=3 と足して、 答え 3 を書かないで、 一時的に覚えて、 一の位を、 8+5=13 と足して、 繰り上がりがあるので、 一時的に覚えている十の位の答え 3 を 1 増やして、4 にして、 と書いてから、…

四則混合の一つ一つの計算を、思い出すことができるのかどうかは、個人差のあることです。思い出すことができないとしても、子どもの個性ですから、答えの出し方を、「即」、教えることで、認めて受け入れて尊重します。

四則混合 1-2÷3= を、 計算パターンの流れで計算します。 計算順を決めます。 ① 右の ÷ 、 ② 左の - の順です。 1番目の計算、 2÷3= の答えを出します。 これは、 わり算と分数の関係そのものです。 2÷3= です。 計算というよりも、 わり算を分…

自力でできるはずなのに、しない子が普通です。自力でできるから、してしまうようになるのは、大きく育った後です。

「自力でできるはず」と、 「自力でしてしまう」は、 同じように感じるでしょうが、 大きく違います。 まったく違うのです。 普通は、 「自力でできるはず」なのに、 しないのです。 ですから、 「自力でしてしまう」は、 大きく違います。 を自力で、 と計…

四則混合の計算で教えることは、計算する前に、計算順を決めることだけです。続く計算を、教えなくても、子どもが自力でします。

四則混合を計算する前に、 「計算順?」と、 聞き続けます。 こうすれば、 計算する前に 計算順を決めることが習慣になります。 そして実は、 四則混合の計算で、 こちらが教えることは、 これだけです。 計算順の教え方は、 とてもシンプルです。 例えば、 …

どこを見るのかと、何をするのかを、こちらは自由に選ぶことができます。筆算のひき算の最中に、いたずら書きを始めた子への指導を例にして話します。

このような繰り下がりのひき算 50問を、 計算している途中から、 いたずら書きを始めた子です。 私たちは、 生まれたときの初期設定で マイナス面を見る傾向がありますから、 「いたずら書きをしていること」に 目が向いてしまいます。 自然にそうなってい…

分数のひき算の計算パターンは、「引くことができるのか」、あるいは「できないのか」を判別することが含まれます。数字の答えを出すような計算ではありませんが、このような判別が含まれます。

5-2= のひき算は、 まず通分して、 5-2= にします。 この子は正しくできています。 ですから、この子は、 ひき算 5-2= を計算する前に、 式全体を見て、 分母が、3 と 9 と違うから、 9 に通分することに決めてから、 5-2= と、通分して…

算数や数学の計算問題の答えを、同じような実況中継型リードを見ることで、自力で出せるようになります。同じようなことが繰り返されれば、自然に、習慣になります。

「三つ子の魂」があります。 意識することなく持ってしまう習慣です。 好ましい習慣もあれば、 とても困った習慣もあります。 さて、 この「三つ子の魂」の「三つ」は、 3歳前後なのでしょう。 3歳前後に持つ習慣は、 「三つ子の魂」と言われるように 無意…

子どもが何をしていても、自分で選ぶとはなく選んでいます。計算の途中で、いたずら書きをしているのは、子どもが選んだからです。でも、再び、答えを出すことを選ぶこともできます。

人は、選ぶ力を持っています。 自分に何が起ころうとも、 それがどのような刺激であろうとも、 自分がどう振る舞うのかを 自分で選ぶ力を持っています。 普段は、 家庭環境や、 学校のような学びの場で 自然に身に付けた習慣にコントロールされて 自分の振る…

「今」の力を、少し工夫するだけで答えを出すことができる「次」があります。

算数や数学の計算問題を、 子どもが既に持っている力を 少しだけ工夫すれば、 答えを出すことができるように 順に並べることができます。 しかも、 少しだけの工夫の仕方に 子どもが慣れてしまえば、 自力で工夫できるようになります。 既に持っている力を、…

たし算・ひき算・かけ算は、筆算の計算を先に習います。その後で、暗算の形の計算の仕方を習います。ですが、わり算だけは、暗算の形の計算を先に習います。筆算よりも、修得しやすいからです。

の答えの出し方を、 習います。 8+4=12 と足して、 12 の 2 を と書いて、 12 の 1 を、 次のたし算の答えに足すために覚えて、 4+5=9 と足して、 覚えている 1 を 9+1=10 と足して、 と書きます。 このような筆算のたし算を スラス…

24÷2= や、40÷10= の答えの出し方を、筆算のわり算を習う前の子に、教えることができます。

24÷2= や、 40÷10= を、 このまま計算して、答えを出します。 筆算の計算を習う前の子に、 少し冒険ですが、 答えの出し方だけに絞れば、 筆算のような計算の仕方を、 教えることができます。 24÷2= の 24 の 2 を見て、 2÷2=1 と割って…

子どもの持っている力だけで、新しい計算の答えを出すことができるように、問題を並べることができます。

「いち、に、さん、し、ご、・・・」と、 数を順に唱える数唱の力と、 数字 : 1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、・・・を 読むことと、書くことの力を、 利用して計算できる算数の問題を探します。 すぐに気付く計算問題は、 7+6= 、9+3= 、8…

63×4= を、このまま計算する問題で、「分からない」と聞く子は、「自力で聞くことができるレベル」です。「聞くことができないレベル」を乗り越えています。

63×4= を、 筆算 に書き換えないで、 このまま計算します。 4×3=12 と掛けて、 4×6=24 と掛けて、 24+1=25 の 繰り上がりのたし算を計算します。 さて、 次のような力を持っている子が、 63×4= を、 このまま計算します。 63×2…

繰り上がりのある筆算のかけ算の計算に慣れて、楽にスラスラと答えを出せるようになるのは、ある一定の問題数を練習することで、閾値型の変化を起こすからです。

の答えを、 6×7=42 と掛けて、 と書いて、 4 を繰り上がり数と覚えて、 6×3=18 と掛けて、 18+4=22 と足して、 と書きます。 この子は、 繰り上がりのたし算 18+4=22 を、 指を折りながら、 19、20、21、22 と数えて出しま…

複雑で難しそうに見える四則混合を、「計算しなさい」から、「計算順を決めなさい」に変えれば、とても簡単になります。

2+(8-3×2)= や、 ( 3-2.8× )÷= のような 複雑で難しそうに見える四則混合も、 計算する前に計算順を決めることができます。 「計算しなさい」と言われたら、 複雑で難しそうに見えますから、 「できません」、 「教えてください」となるで…

計算問題の答えを出すような同じ努力を繰り返すことで、子どもの内面に何かが積み重なり、その何かが、ある一定レベルの閾値を超えたとき、閾値型変化のような大きな変化が起こります。

閾値のような一定の値があって、 同じような努力を繰り返すことで、 このような閾値を超えると、 大きな変化を起こします。 計算問題の答えを自力で出ような 「出す学び」の対象はすべて、 このような閾値型の変化で育ちます。 例えば、 初めての計算 5+4…

こちらが、子どもの後ろにいてリードするだけで、子どもは、主体性の率先力で、自分が計算しているように感じてしまいます。

8+5= の 8 を、 こちらのペン先で、無言で示し、 「はち」と声に出して言い、 5 を、ペン先で、無言で示し、 「く、じゅう、じゅういち、じゅうに、じゅうさん」と、 声に出して言い、 = の右の余白を、 ペン先で、無言で示し、 子どもが書くのを待ち…

7+4= の答え 11 を、自力で出すために、子どもは次々に選んでいます。自力で行っていることは、選ぶことです。

7+4= の答え 11 を、 どのような計算の仕方をしようとも 自力で出せるようになることが、 計算を習う目的です。 「どうするのですか?」と、 聞くようでは、 自力ではありません。 例えば、 7+4= を見て、 7 の次の 8 から、 +4 の 4回、 8…

18+5= や、32÷2= は、これを習ったときだけではなくて、この後で、さまざまな計算の一部分として出てきます。いつも同じような教え方をします。

たし算 18+5= や、 わり算 32÷2= は、 さまざまな計算の中で、 繰り返し出てきます。 どのような形で出てきても、 同じように計算できることを、 繰り返し教えます。 このような教え方で統一すれば、 楽にスラスラと計算できる子に育ちます。 18…

9+3= のたし算で、集中が切れてボ~ッとしている子に、二人芝居で集中を戻し、たし算計算に戻します。生身の人間の個性の違いを、役者の力量で乗り越えます。

7+6= 、9+3= 、8+4= 、・・・・・・。 たし算を、100問練習しています。 7+6= の 7 の次の 8 から、 +6 の 6回、 8、9、10、11、12、13 と数えて、 7+6=13 と書く子です。 数唱を唱えて、 答えを出す計算を、 同じことを …