2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

できないことを、できることに転じさせる教え方よりも、できることを、もっとできることに転じさせる教え方の方が、さまざまな面で有利です。

数字を読むことができます。 1、2、3、4、5、・・・・・と、 順に唱えることができます。 数字を書くことができます。 これだけの計算関連の力があるので、 3+1=4 や、 5+1=6 や、 6+2=8 や、 1+2=3 や、 4+3=7 や、 8+3=…

分数の四則混合を計算する前に、計算順を決めることや、それぞれの計算の大筋を決めるようにすれば、子どもは、「答えを出す」体験から多くのことを学びます。

×( + )- の答えを出します。 「計算します」は手段です。 「答えを出します」が目的です。 ですから、 「答えを出します」として、 目的を意識します。 実は、 「答えを出します」の目的があります。 それは、 答えを出すことで学ぶことです。 答えを出…

3 の 10 の補数は、7 です。これを、「足してじゅう(10)」のゲームとすれば、子どもの計算を楽に速くできます。しかも、15-7= の答え 8 を、たし算 7+8=15 を利用する計算も速くなります。

「足して 10 のゲーム」を、 子どもはすぐに覚えて、 そして、楽しみます。 普通の言い方でしたら、 10 の補数です。 以下に、 このゲームを説明します。 子どもと、 こちらの口頭でのゲームです。 算数の計算問題のように、 鉛筆や、問題用紙を使いませ…

筆算のかけ算の中の繰り上がりのたし算は、後追いから、待ち伏せに変身します。子どもの主体性が育つことで、この変身をスムースに行うことができます。

や、 のようなかけ算を計算します。 九九を 2 回の後に、 繰り上がりのたし算のある計算です。 この繰り上がりのたし算を、 2 回の九九の後追いで計算すると、 九九からたし算に切り替えることが 意外と難しい計算になります。 繰り上がりのたし算の答えを…

2021年08月21日(土)~2021年08月27日(金)のダイジェスト。

21年08月21日(土) 16-9= を、 9+7=16 から、 答え 7 を出すことができます。 10-9=1 、6+1=7 から、 答え 7 を出すこともできます。 子どもが、 自分が使ってみようと思う計算を、 好みや美意識のようなもので選びますから…

分母をそろえてから足す分数のたし算で、多くの子が混乱します。教え方の善し悪しではなくて、多くの子が、こうなる計算なのです。混乱するのも、抜け出るのも子ども自身のことと割り切って、淡々と答えの出し方だけを教えます。

+= の計算の仕方を教えます。 分母をそろえるたし算です。 右の分数 を通分します。 「分母をそろえる(通分)」や、 「分母と分子に同じ数を掛ける(倍分)」のように、 言葉で説明して教えても、 こちらの計算を見せる実況中継で教えても、 混乱します。…

6+8=、4+6=、9+5=、・・のようなたし算 25 問を、勉強のウォーミングアップとして、毎回計算し続けます。意外に大きな効果があります。

6+8=、4+6=、9+5=、7+5=、8+8=、 4+8=、6+5=、7+9=、8+5=、4+4=、 ・・・・・。 このようなたし算 25 問を、 1 枚のシートに書いた計算シートを作ります。 そして、 子どもが勉強する前に、 その勉強が、 算数以…

連立方程式を解く前に、できるだけ詳しい解き方を決める習慣を持っている子です。自分が自分に、「どうする?」と聞きます。この答えが、自分の計算をリードしている・・と、うすうす気付いているようです。

次の 2 つの連立方程式 と、 を、 解く前の子に、 「どうする?」と聞きます。 すぐに、 2 番目の式を、 1 番目に代入する・・ようなことを答えてくれます。 この子に、 さらに聞きます。 「何を、どこに?」です。 少し考えてから、 でしたら、 「 y を…

(xy-1)(x-1)(y+1)-xy= の因数分解を、「どうする?」と解く前に聞けば、頭の中で、かなりの部分を先読みさせることができます。

(xy-1)(x-1)(y+1)-xy= のような 少し複雑に見える因数分解です。 解く前の子に、 「どうする?」と聞きます。 解く前に、 自分が自分に「どうする?」と聞いて、 解き方を決めてから解く習慣を 子どもに持ってほしいから、 繰り返し、 …

不等式 2x+9 ≦ 5x < 2(3x-1)+x を解く前に、「どうする?」と、自分に聞いて、解き方を決めてから解く習慣を育てます。

2x+9 ≦ 5x < 2(3x-1)+x を、 解く前の子に、 「どうする?」と聞きます。 不等式です。 この式を見て、 どのように解くのかを、 先に決めさせる疑問文です。 決められそうで、 決められない問題です。 この子は、 答えられそうもないので、 …

3+8=、6+7=、5+9= ・・のようなたし算 25 問を、毎回、ストップウォッチで時間を測って計算させます。時間の短くなり方が、この子の励みになり、問題 3+8= を見たら出る 11 を答えとして受け入れさせるようになります。

3+8=、6+7=、5+9=、6+6=、 8+4=、5+6=、7+5=、9+4=、 6+5=、7+6=、8+7=、7+9=、 ・・・・・。 このようなたし算 25 問を、 この子のたし算の育ちを知るシートとして、 用意します。 実は、 育ちを知るだ…

16-9= を、9+7=16 から、答え 7 を出せます。10-9=1 、6+1=7 から、答え 7 を出すこともできます。子どもが、その気になる計算を固定します。

13-7=、14-5=、11-8=、16-9=、 このようなひき算の計算の仕方を教えます。 13-7= の 7 に、 何かを足して、 13 にするような何か・・とすれば、 たし算の力を利用するひき算になります。 7+6=13 ですから、 7 に、6 を…

2021年08月14日(土)~2021年08月20日(金)のダイジェスト。

21年08月14日(土) 計算問題を計算していると、 「あ~ぁ、嫌だなぁ・・」のような ネガティブな気持ちを感じることがあります。 この気持ちにコントロールされると、 集中を切らせるような問題行動を 子どもは引き起こします。 このような子に、こち…

子どもを育てたいと思っているこちらが、子どもの今の育ちを見ると、どうしてもネガティブな部分を見てしまいます。でも、内面に秘められている未開発の巨大な潜在能力を刺激しようと考えるだけで、この子をポジティブに見るように変わってしまいます。

人の内面に、 その人の年齢が何歳であろうとも、 未開発の潜在能力が秘められています。 3 歳の幼児であろうが、 80 代、90 代の高齢者であろうが、 未開発の潜在能力が秘められています。 しかも、 ほとんどの潜在能力が、 開発されずに残されています…

約数 13 で割るような難しい約分を、子どもから聞かれます。一定の短い時間で、答えを書き終えることができるように手助けします。

= の約分を、 子どもから聞かれます。 教える前に、 この子の「今、できるはずのこと」を推測します。 = は、 割る数を見つけて、 わり算をすることと知っています。 このように理解している子が、 = の約分を聞いたのですから、 割る数を聞いているはず…

40÷10=40 の間違いに、「ゼロ(0)取って、し(4)」と、言うだけの教え方があります。「乱暴な教え方」と感じるでしょうが、子どもには、「分かりやすい」ようです。

40÷10=40 と、 子どもが計算します。 間違えています。 正しい答えは、 4 ですから、 40÷10=4 とすれば、 正しくなります。 ほとんど見ることのない教え方ですが、 40÷10=40 と間違えている子に、 「ゼロ(0)取って、し(4)」と、 …

数字を読むこと、順に数えること、数字を書くことができる 4 歳児に、7+4= 、2+4= 、5+4= のような 4 を足すたし算の数える計算を教えます。こちらの計算を見せる教え方です。

7+4= 、 2+4= 、 5+4= 、 9+4= のような 4 を足すたし算です。 4 歳児に計算の仕方を教えて、 自力で答えを出せるようにします。 たし算を計算する子です。 さまざまな力を持っています。 例えば、 数字を読むことができます。 順に数える…

45×20= を、このまま計算する方法を、直接に教えることができるのは、こちらの計算の実況中継を見せる教え方です。

45×20= を、 筆算に書かないで、 このまま計算する計算の仕方を 子どもに教えます。 計算の仕方を理解させることと、 少し違います。 子どもが、 自力で計算できるようにすることです。 この子は、 のように、 筆算に書けば、計算できます。 まず、 の…

たし算の指を取り、ひき算の答えを瞬時に出せるようになり、筆算のたし算やひき算の計算手順を使いこなし、九九を速いスピードで唱える力を、地道に育てている 5~6 歳の子です。筆算のかけ算の計算手順を学びます。

のような筆算のかけ算を、 自力で計算して、 と書くことができるようにします。 教える子は、 5~6 歳です。 次のような高い計算力を、 地道に育ててきた子です。 2 の段~9 の段の九九を、 いずれも、 6 秒の早口で唱えることができます。 6+5=、…

計算問題を計算していると、「あ~ぁ、嫌だなぁ・・」のようなネガティブな気持ちを感じることがあります。この気持ちにコントロールされると、集中を切らせるような問題行動になります。問題行動に一言も触れないで、突然、答えを出すことだけをリードします。

計算問題を、 計算している最中の子が、 アレコレとさまざまな問題行動も行います。 例えば、 集中が切れて、ボ~ッとします。 ウトウトと眠そうです。 いたずら書きに夢中です。 このような問題行動です。 ダラダラとですが、 計算をしながらのこともあれば…

2021年08月07日(土)~2021年08月13日(金)のダイジェスト。

21年08月07日(土) y の係数だけが、 2 倍になっている連立方程式は、 y の答えだけが、 半分になります。 子どもが、 「どうして?」と 考え始めるようなリードが可能です。 21年08月08日(日) 計算して、その答えを、 いくつかの習慣を組…

調子の波の下の方の日だからこそ、ポジティブさを感じさせる一定の出方で、回数多く手伝います。子どもの心に強いポジティブな印象が残ります。

6+5=、7+9=、8+7=、3+6=、 5+7=、8+4=、9+6=、5+8=、 ・・・・・ このようなたし算を、 100 問計算している子です。 今日は、調子の波の下の方です。 頻繁に集中が切れて、 そして、ボ~ッとします。 計算しているときも…

連立方程式を見て、先に解き方を決めてから、計算する習慣を身に付けている子です。少し特殊な連立方程式に出会うと、この習慣が揺らぎます。良い習慣ですから、応援します。

を、解きます。 式を見て、 「どうする?」と自分が自分に聞いて、 「左に、x 、y 、z の順に並べ、 右に数字」と決めてから、 書き直す子です。 自分が決めたように書き直すと、 に、変わります。 そうしたら、 書き直した式を見て、 「どうする?」と自…

分数のひき算は、引くことができる問題と、引くことができないので、工夫してから引く問題があって、計算する前に、どちらなのかを決めることを、子どもの間違いを通して教えます。

分数のひき算は、 そのまま引ける問題もあれば、 引けるように工夫してから引く問題もあります。 最初は、 そのまま引くことができる問題から習います。 例えば、 3-1= のようなひき算です。 左の分数から、 右の分数を引くだけの計算です。 整数部分の …

計算に慣れてきた筆算のたし算の問題の配列から、暗算のたし算に難しさを感じて、ストレスを感じている子です。計算を代行することで、この子のストレスを和らげることが可能です。

や、 や、 や、 のような筆算のたし算です。 筆算の計算の答えの出し方に、慣れています。 いくつかの習慣で、答えを出します。 でしたら、 一の位の 8 と 7 を上から下に見て、 8+7=15 と計算して、 と書いて、 1 を指に取り、 十の位の 1 と 1 …

2×7= の九九や、13-8= のひき算の答えを出す習慣は、習慣を使うスピードを相当に速くすることで、質的に変わります。5+7= のたし算の感覚のように、瞬時に答えを出す習慣になります。

7+4=、8+6=、8+9=、6+4=、 8+7=、・・・・・のようなたし算の 指が取れている子です。 7+4= を見たら、答え 11 が、 8+6= を見たら、答え 14 が、 8+9= を見たら、答え 17 が、 6+4= を見たら、答え 10 が、 8…

計算して、答えを出すことを、いくつかの習慣の組み合わせで行います。数字を見ることや、読むことや、数えることのような習慣だけではなくて、スピードの習慣もあります。軽視されることが多いのですが、実は、スピードの習慣が重要です。

いくつかの習慣行動の組み合わせで、 子どもは、 計算して、答えを出します。 例えば、 4+2= のたし算を、 数える計算で答えを出す子でしたら、 4 を見て、 その次の 5 から、 +2 の 2 回、 5、6 と数えて、 答え 6 を出し、 4+2=6 と書き…

y の係数だけが、2 倍になっている連立方程式は、y の答えだけが、半分になります。子どもが、「どうして?」と考え始めるようなリードが可能です。

2 つの連立方程式を、 並べて見せます。 と、 それから、 です。 y の前の数(係数)だけが、違っています。 1 番目は、 y の前に、上から順に、 +2 、+1 、-1 が付いています。 2 番目は、 y の前に、上から順に、 +4 、+2 、-2 が付いて…

2021年07月31日(土)~2021年08月06日(金)のダイジェスト。

21年07月31日(土) 動機付けが要らなくて、 まねする学び方が上手で、 飽きやすいですが、 同じことを繰り返すことが好きだと 仮定します。 すると、 計算の答えの出し方を教えやすくなります。 21年08月01日(日) 計算の答えの出し方を教える…

分数の四則混合の計算の一部分の計算が、見たことのない計算に見えてしまうことが、起こります。子どもに、そのように見えていることを受け入れて、計算できない四則混合の一部分の計算の答えの出し方をリードします。これで、また一つ、子どもが育ちます。

(2-1 )×= の四則混合を、 計算して、そして、 答えを出すことができます。 (2-1 )×( + )= の四則混合は、 計算順を決めることと、 計算する余白を決めることをできますが、 1 番目の計算の 分数のひき算をできません。 問題 (2-1 )×= …