2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

暗算形式のわり算 24÷2= は、筆算形式に書き直しても、割る数 2 が、左に動くだけの違いです。筆算形式を急がなくてもいいのです。

わり算は、 暗算形式であろうが、 筆算形式であろうが、 同じような感じの式です。 暗算形式であれば、 割る数が、右に書いてあります。 例えば、 24÷2= のように、 割る数 2 が右に書いてあります。 筆算形式になると、 右に書いてある 2 が、 左に動…

計算の力の「できていること」は、自力でできることですから、自分自身のリードの仕方を知っていることです。

今の自分が使うことができる計算の力は、 評価されることがないようです。 「できていること」が、何なのかを、 子ども本人だけでなく、 親や、 子どもをリードするこちらも、 ハッキリと意識していないようです。 反面、 「できないこと」は、 ハッキリして…

答えを出せない計算問題に出会ったとき、子どもは、逃げてボ~ッとするレベルから、「分からない」と聞くレベルになり、「どうやるの?」と聞き方が上達して、「この次は?」は、自力で解く気持ちが強くなっていきます。

答えを出せない計算問題に出会ったときの 子どもの育ちのレベルの大雑把な段階です。 ① こちらの助けを待つレベル。 ② 「分からない」と聞くレベル。 ③ 「どうやるの?」と答えの出し方を聞くレベル。 ④ 「この次は?」と、自力でできるところまでして 続き…

実況中継型リードを見せる教え方は、① まねしやすい答えの出し方で、② まねしやすい教え方で、③ 筆算のかけ算を繰り返し教えることで、子ども自身の能力が向上することを感じ易い教え方になっています。

筆算のかけ算を初めて習ったとき、 かなり多くの子は、 繰り上がりのたし算で計算が止まります。 例えば、 の繰り上がりのたし算 6+2= のように簡単なたし算でも、 計算が止まってしまいます。 さて、 筆算のかけ算を習う目的は、 自力で答えを出せるよ…

四則混合は、計算順を決めることと、個々の計算をすることに分ければ、どの子も、確実に答えを出せます。

四則混合に進んだら、 自力で計算させないで、 計算する前の子どもに 強引に介入して、 「計算順?」と聞いて、 計算順を決めさせます。 ① 計算順を決めること。 ② 個々の計算の答えを出すこと。 この 2つに分けるだけで、 四則混合の計算を、どの子も、 確…

子どもの育ち方で、「あっ、変わった」と感じるような大きな変化が起こります。気付きやすい 3カ所を紹介します。

「あっ、変わった」と思える変化が、 算数や数学の計算で起こります。 かなり大きな変化が 算数と数学の計算の流れの中で 何カ所かで起こります。 算数や数学の計算の変化は、 すべて閾値型で起こりますが、 閾値自体がかなり大きい場合、 変化が起こりにく…

こちらから学ぶ子どもは、どうしてもこちらに依存します。工夫することで、こちらへの依存を限りなく小さくできます。こうすれば、自力で答えを出す主体性で、答えの出し方を学ばせることが可能です。

算数や数学の計算の 答えの出し方を教える目的は、 自力で答えを出せるようになることです。 ですから、 こうすれば答えが出る理由を 知って、理解するためではありません。 さらに、 答えの出し方の理由を理解でることと、 自力で答えを出せることとは、 無…

7+4= の答え 11 を、自力で出すために、今の自分が使える力を組み合わせる計算の流れを選びます。選んでいると意識できないままに選んでいます。

7+4= の答え 11 を、 自力で出すために、 計算の流れの各ステップの前に 何をするのかを選んでいるのですが、 選んでいるとは思っていない選びです。 7+4= を見て、 計算の仕方を選びます。 数えるか、 たし算の感覚を利用するのかの選択肢です。 …

集中が切れることは、普通に、しかも自然に起こることです。自力で計算に戻ることは、普通に起こりません。こちらにリードされて、計算に戻る体験を重ねることで、普通に戻せるようになります。

6+7= 、4+5= 、7+3= のような たし算 100問の途中で、 集中が切れてボ~ッとします。 1回や、2回ではありません。 5回、10回、15回と、 集中が切れてボ~ッとして、 たし算の計算から逃げます。 「また、集中が切れている」、 「何回…

18+5= とまったく同じ形が、筆算のかけ算の繰り上がりのたし算や、同分母の分数の分子同士のたし算に現われます。でも、まったく同じ形だと、気付かないのが普通です。だから、まったく同じ答えの出し方を押し通す「先回りで待ち伏せる」ような教え方をします。

18+5= は、 筆算のかけ算の繰り上がりのたし算、 例えば、 の繰り上がりのたし算に、 分数の分子同士のたし算、 例えば、+= の分子同士のたし算に、 まったく同じ形で現われます。 の繰り上がりのたし算は、 9×6=54 、 9×2=18 の次の繰り上…

子どもが伸びようとする思いを、子どもの心の中の育ちの扉と解釈すると、イメージ化できます。この扉は、中から開けることができます。

子どもは、どの子も、 育ちたい・・・と、 心の中でとても強く思っています。 この心の思いは、 育ちの扉のようなもので、 内側からしか開けられないのです。 子どもが、自ら、 開けようと思って開ければ、 この育ちの扉が開いて、 子どもは育ちます。 ですが、…

仮分数を、整数や、帯分数に書き換えるとき、わり算を計算します。これから、「分子÷分母」を、分数とわり算の関係と理解することは、難しいようです。仮分数を、書き換えるときに、わり算で計算するとの理解です。

仮分数 を、整数 10 や、 仮分数 を、帯分数 4 に直すとき、 わり算を使います。 を、50÷5=10 と、 を、22÷5=4・・・2 と、 わり算で計算します。 これは自然な計算です。 このことから、 分数= とわり算の関係は、 分子÷分母となるのですが、 …

集中が切れることは、普通に起こります。切れている集中を戻すことは、普通に起こりません。切れている集中と無関係に、戻したいと思ったときに戻せることは、体験して知ることです。

6+7= 、4+5= 、7+3= のような たし算 100問の答えを、数えて出します。 例えば、 6+7= の 6 の次の 7 から、 +7 の 7回、 7、8、9、10、11、12、13 と数えて、 答え 13 です。 この子は、計算に慣れているので、 かな…

こちらが子どもの真後ろからリードすれば、子どもの視界から消えます。こうなれば、こちらに教えられている感じが消えて、自力で計算していると勘違いします。

7+5= を、 自力で計算しているように感じさせるために、 こちらは、 子どもの視界から消えます。 子どもの視界からこちらが消えるだけで、 自力で計算しているときの形になります。 子どもの目の前にあるのは、 問題 7+5= だけです。 子どもの目の周…

6+5= のようなたし算の答えの出し方は、数えることです。数えること以外のもう一つの答えの出し方が、問題 6+5= を見ただけで、答え 11 が出る感覚です。

6+5= の答えの出し方を、 「6 の次の 7 から、5回数えた数は何?」の 文章題で出すと決めれば、 7、8、9、10、11 と数えて、 答え 11 を出して、 6+5=11 と書くことができます。 数えること以外の他の答えの出し方が あるような感じが…

集中が切れて、ボ~ッとしている子は、ネガティブなことですから、自動的に記憶されます。こちらの10秒前後の指導を受け入れて、サッと速いスピードで、8+4=12 と書いても、ポジティブですから、自動的に記憶されません。わざとらしく大げさに「凄い!」とすれば記憶できます。

8+4= の答えを出すことから逃げて、 ボ~ッとしている子です。 困ったことですから、 このような子を観たら、 こちらの心に、 ネガティブな強い印象と共に記憶されます。 ほぼ無意識に、 しかも自動的に記憶されます。 ボ~ッとしている目の前の子に、 …

自力で計算できるようになることを、指導の目的にしています。つまり、子どもの内面の子ども自身をリードするリーダーに、リードの仕方を教えています。

四則混合 (6+12)÷3= を 子どもが、自力で計算することができるのは、 子どもの内面の 子ども自身をリードするリーダーが リードしているからです。 こちらは、 子どもの内面のリーダーが、 お勧めのリード、 つまり、 ① 計算する前に計算順を決める…

そうとは知らずに子どもをコントロールしてしまう傾向の強い指導行動を紹介します。対面と、口調と、話すスピードです。

コントロール魔になる危険が いつもあることをハッキリと承知しておきます。 そして、 コントロール魔になる傾向が強いことを しないようにします。 こうなる傾向の強いことで、 知らず知らずにコントロールしてしまうことを、 順不同で列挙します。 まず、 …

答えの出し方だけを教えられたら、アレコレと疑問を感じます。この疑問は、答えを出すための疑問です。解決することで、自力で答えを出せるようになります。

このブログでお伝えしている教え方の 実況中継型リードで、 子どもが感じる疑問は、 答えを出すための疑問です。 そのようにしてよい理由を 知るための疑問ではないのです。 そして、 答えを出すための疑問は、 自力で答えを出せるようになるために、 自力で…

ボ~ッとしている子は、「ボ~ッとすること」に集中しています。子どもは瞬時に集中の対象を入れ替える達人です。突然に、たし算の答えを出すリードをすれば、集中の対象が、「たし算の答えを出すこと」に入れ替わります。

こちらの目の前で、 ボ~ッとしたままの子です。 7+6= 、9+3= ・・・このようなたし算の練習 100問の途中です。 ボ~ッとしているだけです。 計算から離れているだけです。 集中が切れている子ではありません。 ボ~ッとすることに集中している子で…

計算問題の式を見たら、子どもは、「答えを出しなさい」と理解します。答えの出し方が分からなければ、「分からない」と聞きます。どの問題のどこなのかハッキリとしなければ、こちらは、「どれ?」や、「どこ?」と聞き返して確かめます。

算数や数学の計算問題の式は、 「答えを出しなさい」と、 子どもにメッセージを伝えています。 5+1= も、 8+4= も、 14-6= も、 「答えを出して、= の右に書きなさい」と、 言われなくても子どもは理解します。 あるいは、 や、 でしたら、 「…

47÷3=15・・・2 と答えを出すための計算の流れは、なかなかつかめないものです。承知の上で、実況中継型リードを繰り返します。同時に、子どもの主体性が育ちます。

47÷3= の答えを出すための 計算の流れ自体は、 つかむことが難しいようです。 つかむことが難しいのを承知で、 次のような実況中継型リードで、教えます。 47÷3= の 4 と、÷3 の 3 を示して、 「し割るさん、いち あまり いち」と言って、 = の…

筆算のかけ算の繰り上がりのたし算で、答えを出せなくなる子が、思った以上に多いことを知って、そうなったときのたし算の教え方を、前もって決めておいて、待ち伏せるような待ち構え方をします。

繰り上がりのある筆算のかけ算で、 繰り上がりのたし算で計算が止まったら、 「起こるかも?」と待ち構えていたことが 起こっただけのことです。 「どうしたの、できるでしょう」、 「たし算だよ」と言ったりしません。 「起こるかも?」と待ち構えていたこ…

四則混合の中の一つ一つの計算は、以前に習ったときよりも難しく感じるのが普通です。計算できなくなることもあります。このようなとき、以前とまったく同じような教え方をします。

四則混合 ( - )×+= の中の 一つ一つの計算は、 すべて、すでに習っている計算だけです。 1番目の計算は、 -= で、 分数のひき算です。 この答え から、 2番目の計算は、 ×= で、 分数のかけ算です。 この答え から、 3番目の計算は、 += で。 …

一定の速いスピードで計算するから、ボンヤリとした「同じような」計算が繰り返されていることに気付きます。筆算のたし算を例にします。

筆算のたし算の や、 横書きのままの 28+15= や、 筆算のたし算の や、 横書きのままの 563+279= や、 筆算のたし算の を、 一定の速いスピードで計算できるようになると、 ボンヤリとした「同じような」計算が、 繰り返されていることに、 自…

5+4= の答えを出すときも、一定の速いスピードで計算するときも、子どもが自分自身をリードしています。このようなリードをできるように育てています。

5+4= の 5 を見て、 そして、+4 の 4 を見て、 6、7、8、9 と 4回数えて、 答え 9 を出す流れ全体を 子どもが、子ども自身をリードして、 できるようになれば、 4 を足すたし算の答えを、 自力で出すことができます。 5+4= 、 7+4= …

算数や数学の計算に、ボンヤリとした「同じような」計算があります。子どもは、計算を繰り返すことで、気付くようです。

92768÷4= のようなわり算は、 同じような計算を繰り返します。 「まったく同じ」ではなくて、 ボンヤリとした「同じような」です。 このことに気付いている子は、 「5けた÷1けた」の計算を、 自力で計算できます。 しかも、 5けた以上の 6けたや…

こちら自身が、答えを出している様子を見せるだけの教え方をするため、計算の仕方をつかもうとする子は、必死になってアレコレと考えて、そしてつかみます。自動的に学ぶ力も高まります。

答えの出し方だけを教えます。 こちらが見せる答えの出し方は、 子どもが持っているはずの力だけを使います。 なお、 見せただけでは、 子どもがつかめない部分は、 見せるために増やした部分ですから、 実際の答えの出し方と 少し違います。 例えば、 です…

「2けた」や、「3けた」や、「4けた」に、「1けた」を掛けるかけ算は、計算の流れのようなボンヤリとした何かがあります。教えるまでもなく、子どもは自力でつかみます

の計算の流れ自体を 捉える力を持っています。 3×8=24 と掛けて、 と書いて、 2 を覚えて、 3×2=6 と掛けて、 6+2=8 と足して、 と書いて、 3×3=9 と掛けて、 と書いて、 3×9=27 と掛けて、 と書きます。 このような計算の流れ自体…

繰り上がりのある筆算のかけ算に、難しさを感じる子が多いのです。繰り上がりのたし算で止まる傾向があります。ですから、このたし算の答えを出す手伝いを繰り返します。

筆算のかけ算 の計算の流れを 自力で使えるようになることに 子どもは難しさを感じます。 そして、 集中を切らせて、ボ~ッとして、 答えを出すことから逃げるようになります。 の計算の流れは、 4×6=24 と、 4×2=8 の九九の後、 繰り上がりの計算…