8+4= の答えを出すことから逃げて、
ボ~ッとしている子です。
困ったことですから、
このような子を観たら、
こちらの心に、
ネガティブな強い印象と共に記憶されます。
ほぼ無意識に、
しかも自動的に記憶されます。
ボ~ッとしている目の前の子に、
ボ~ッとしていること自体を放置して、
10秒程度の短い時間で、
8 を示して、
「はち」と声に出して言って、
4 を示して、
「く、じゅう、じゅういち、じゅうに」と声に出して言って、
= の右の余白を示して、
「じゅうに(12)」と声に出して言います。
子どもの真後ろから
子どもの肩越しに
このようなリードをすれば、
子どもはこちらの顔の表情を見ませんから、
リード自体に集中できて、
10秒前後のリードを受け入れて、
すぐに、8+4=12 と書きます。
10秒前後のとても短い時間で、
ボ~ッとしている子に大きな変化が起こり、
こちらが出した答えですが、
答え 12 を、
サッと、8+4=12 と書いてしまいます。
ですから、
速いスピードで 12 を書く姿も、
強い印象と共に記憶されそうですが、
残念ながら、そうはならないのです。
理由はシンプルです。
ネガティブな出来事ではないからです。
ポジティブな出来事だからです。
もちろん
ポジティブな出来事も
強い印象と共に記憶されることがありますが
強烈な強さでなければ
自動的に記憶されることはないのです。
このことを知っているこちらは、
記憶に残すと意識して、
すぐに速いスピードで 12 と書く子の姿や、
ボ~ッとすることが、
目の前の子から抜けていくことを
「凄い!」と
意識して記憶します。
こうして、
この子のポジティブな出来事を記憶して、
いずれボ~ッとすることがなくなる近未来の子を
こちらの心の中に見る材料にします。
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関連:2023年06月27日の私のブログ記事
「集中が切れて、ボ~ッとしている子に、
10秒前後で、8+4= の答え 12 を、
こちらが出します。そして、
8+4=12 とサッサと書く子の姿を
心に焼き付けます」。