7+6= 、9+3= ・・・のたし算 100問の途中で、
ボ~ッとして、計算から離れています。
「ボ~ッとすること」をこの子が、
選ぶとはなく選んで、
つまり、人が生まれながらに持っている力
選ぶ自由を使って、
「ボ~ッとすること」を選んで、
そして、こうすると決めて、
ボ~ッとしています。
何をしているときであっても、
選ぶ自由で、
何かを選ぶことや、
選んだことをやり始めることができます。
「ボ~ッとすること」を選んで、
ボ~ッとしている最中であっても、
たし算の答えを出すことを選んで、
選んだようにすると決めれば、
たし算の答えを出すことができます。
と、
このようなことを読んで理解できたら、
教える体験の裏付けがありませんから、
知っただけの学習知です。
実際に、
たし算を練習している最中に
ボ~ッとしている子に出会えたら、
ボ~ッとしている最中の子に、
たし算の答えを出すことを選ぶことと、
選んだようにすると決めることを、
こちらが、子どもに代行して行ってみます。
例えば、
9+3= のたし算から離れて、
ボ~ッとしている子に、
突然、
9 を示して、
「く」と声に出して言って、
3 を示して、
「じゅう、じゅういち、じゅうに」と言って、
= の右を示して、
「ここ、じゅうに(12)」と言います。
こうした時の子どもの反応を観ることで、
ボ~ッとしている最中に、
たし算の答えを出すことを選ぶことと、
選んだようにすると決めることが、
可能なのかどうかなど
アレコレとさまざまなことが分かるはずです。
「できっこないだろう」と思ったまま
こちらが、子どもを代行したら、
こちら自身の「自己達成予言」で教えますから、
ネガティブな思いを持たないようにします。
もちろん、
「できるに違いない」と思って、
同じことを行えば、
これもやはり、「自己達成予言」ですから、
ポジティブな思いも持たないようにします。
子どもの反応を予想しないで、
ただ淡々と教えることができれば、
面白い体験知を得ることができるはずです。
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関連:2023年10月12日の私のブログ記事
「ボ~ッとしている子は、
「ボ~ッとすること」に集中しています。
子どもは瞬時に集中の対象を
入れ替える達人です。突然に、たし算の答えを
出すリードをすれば、集中の対象が、
「たし算の答えを出すこと」に入れ替わります」。