筆算のかけ算 の計算の流れを
自力で使えるようになることに
子どもは難しさを感じます。
そして、
集中を切らせて、ボ~ッとして、
答えを出すことから逃げるようになります。
の計算の流れは、
4×6=24 と、
4×2=8 の九九の後、
繰り上がりの計算で、
8+2= のたし算です。
2回の九九の後、
計算の種類がたし算に変わることに
難しさを感じるのでしょうか?
あるいは、
3×4=12 のような九九から、1 が、
4×6=24 のような九九から、2 が、
4×8=32 のような九九から、3 が、
5×8=40 のような九九から、4 が、
6×9=54 のような九九から、5 が、
7×9=63 のような九九から、6 が、
8×9=72 のような九九から、7 が、
9×9=81 のような九九から、8 が、
繰り上がり数として出ます。
種類が多いことや、
覚える繰り上がり数がさまざまであることに
難しさを感じるのでしょうか?
子ども自身、
何に難しさを感じているのか
ハッキリしないのですから、
こちらは推測するしかないことです。
でも、
繰り上がりのある筆算のかけ算に
すでに習っている
筆算のたし算やひき算の繰り上がりと
かなり違う難しさを感じていることは確かです。
筆算のかけ算 を計算する子どもを
詳しく観ていると、
4×6=24 と、
4×2=8 の九九ではなくて、
繰り上がりの 8+2= のたし算で止まります。
しばらくしてから、
8+2=10 と答えを出せたら、
例えば、
次の筆算のかけ算 を計算します。
ここでもまた、
4×8=32 と、
4×2=8 の九九はすぐに答えが出るのに、
繰り上がりの 8+3= のたし算で止まります。
2回の九九の後の
繰り上がりのたし算の答えが
すぐに出せなくなっています。
でも、
筆算のかけ算を離れて、
たし算だけを計算させれば、
8+2= の答え 10 や、
8+3= の答え 11 を
すぐに出せます。
たし算の答えを出す力は
残っています。
このような状況で
こちらがこの子を手伝えることは
止まっているたし算 8+2= や、
8+3= の答えを出す手伝いです。
手伝い方は、
さまざまです。
8+2= を、
「く、じゅう」と、2回数えて、
8+3= を、
「く、じゅう、じゅういち」と、3回数えて、
答えを出す手伝い方があります。
8+2= を、
「はち足すに、じゅう」と、
8+3= を、
「はち足すさん、じゅういち」と、
たし算の式と、
その答えを言う手伝い方があります。
このように手伝うことで、
集中を切らせて、ボ~ッとして、
答えを出すことから逃げていることから、
筆算のかけ算の計算に戻し続ければ、
筆算のかけ算の計算の流れに
子どもが慣れてしまいます。
「あぁ、こういうことか」のように、
筆算のかけ算の計算の流れ自体を
子どもが捉えることができて、
計算の流れ自体に慣れが出ると、
繰り上がりのたし算で止まることが
自然に消えてしまいます。
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関連:2023年06月13日の私のブログ記事
「筆算のかけ算の繰り上がり計算で、
子どもは初めて、自力で、
計算の種類を切り替えることに出会います。
とても戸惑い、楽に使える力に
ブレーキが掛かることがあります」。