2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

4回数えて答えを出す数える計算は、すぐに飽きます。飽きと闘おうとしないで、数える計算の何かを変えるような挑戦をすることで、飽きを乗り越えることが可能です。

4 を足すたし算から、 数唱の延長のような 答えを出す感覚が育たなくなります。 1 を足すたし算は、 数唱そのものです。 2+1= は、 「に、さん」の数唱の一部分で、 答え 3 が出ます。 数唱そのものです。 2 を足すたし算は、 数唱の延長で、 1つ飛…

たし算の「しつこい練習」を続ける力は、少しずつ分けて育てることで、育てることができます。

5+4=、3+4=、6+4=、 2+4=、9+4= のような 4 を足すたし算は、 4回数えれば答えが出ます。 5+4= の 5 の次の 6 から、 6、7、8、9 と 4回数えれば、 答え 9 が出ます。 3+4= の 3 の次の 4 から、 4、5、6、7 と…

繰り下がりのあるときの計算パターンを、繰り下がりのないときの計算パターンに、似せることで、子どもの混乱を減らそうとします。

繰り下がりのある・なしの筆算のひき算で、 子どもは個性豊かに混乱します。 軽い混乱から、 ひどい混乱までさまざまです。 最初の混乱は、 繰り下がりのない のような計算の後、 繰り下がりのある のような計算に、 進んだときです。 こちらは、 「出す学び…

四則混合の答えを出すためのパターンは、子どもが自力でつかむものです。つかみやすくなるリードの仕方が、経験から分かっています。

四則混合 ×4-= の 答えを出すためのパターンは、 2つです。 ① 計算する前に、計算順を決めること。 ② 計算順に従って、一つ一つの計算を、 分数のそれぞれの計算パターンを利用して 計算すること。 この2つです。 でも、 この 2つのパターンを、 言葉…

分数のかけ算は、計算する前に、途中で約分できるのか、できないのかを決めさせます。それから、計算させるだけで、式を見るようになります。

×= のような分数のかけ算は、 ×= のように途中で約分させて、 その後で、 分母同士と、分子同士をそれぞれ掛けて、 と計算させます。 途中約分をしないで、 ×= の 分母同士と、分子同士をそれぞれ掛けて、 = とした後、 10 で約分して、 とするような…

分数のたし算と、ひき算で、計算できないときは、工夫してから計算します。このような計算を、羅列します。

分数の計算は、 計算できるように工夫した後でなければ 計算できないことが、増えます。 たし算と、ひき算で、 そのまま計算できるのと 工夫した後、計算できるのに 分かれます。 計算できるようにする工夫が 子どもには面倒な計算になります。 「嫌だなぁ」…

言葉で説明されても、説明抜きで答えの出し方だけを教えられても、繰り下がりのひき算は、「なるほど」となりにくいのです。何らかの不明点が残るからです。

の答えの出し方は、 一の位の計算 「4-8= 、できない」、 「14-8=6」と計算して、 と書いて、 十の位の計算 「5-1=4」、 「4-2=2」と計算して、 と書きます。 一の位の計算で、 4-8 を引けないので、 14-8 と引けるようにしてか…

自力で答えを出したい気持ちは、率先力の主体性です。常に、1ステップだけを教えることで、育てることができます。

次の 1ステップだけを教えます。 1ステップが十分でなければ、 子どもは、 再び、「分からない」や、 「教えて」と聞きますから、 また、次の 1ステップだけを教えます。 このように、常に、 1ステップだけを教えます。 これだけの手間を掛けて、 自力で…

筆算のたし算の計算手順の正体は、一部分だけを見ることで、簡単なたし算に分けてしまうことです。

の一の位を足すとき、 一部分 だけを見て、 7+5=12 と足して、 と書きます。 十の位の を、 見ていません。 このように、 筆算のたし算から、 いくつかの部分に分けて、 一部分だけを計算するようになります。 こうするために、 一部分だけを見ます。 …

筆算のたし算は、計算しやすい書き方になっています。そして、シンプルなパターンを使って、答えを出せるように工夫してあります。

の筆算は、 答えの出し方がパターンになっています。 まず、 一の位のパターンです。 一の位の 7 と 6 を、 上から下に見て、 7+6=13 と足して、 3 を、 6 の真下に、 と書いて、 十の位のたし算の答えに足すために、 1 を覚えます。 続いて、 十…

筆算のひき算で、繰り下がりの有無は、式を見れば分かります。ですが子どもは、意識して式を見ていません。

の一の位は、 上の 6 から、下の 5 を引くことができます。 計算する前に、 このように見ることができれば、 の一の位を、 6-5=1 と引いて、 と書くことができます。 もちろん無意識で行っていることですが、 計算する前に、 の式の形を見て、 一の位…

大きい方の分母の倍数を、小さい方の分母で割る計算で最小公倍数を見つけるようにするだけで、「最小公倍数の感覚」が育ち、分母の異なる分数のたし算を、「嫌だなぁ」と思うことがなくなります。

分母の異なる分数のたし算は、 分母をそろえて、 通分してから、足します。 分母をそろえるときの共通分母は、 異なる分母の最小公倍数を 選ぶようにリードします。 そして、 最小公倍数の探し方は、 大きい方の分母の倍数を 小さい方の分母で割る計算を、 …

四則混合の計算で、かっこの中を先に計算しなければ、計算できません。ですが、かっこの中に、2つ以上の計算があるようでしたら、かけ算・わり算は、たし算・ひき算より先と、約束として決めます。

8-(7-4)= や、 (6+12)÷3= や、 10÷(7×3)= は、 かっこの中を先に計算します。 そういうルールだからではなくて、 計算できるのが、 かっこの中だけだからです。 8-(7-4)= の かっこの外の - は、 8- だけですから、 8 か…

小数の筆算のかけ算の答えの出し方を、こちらが子どもに教えようとするとき、子どもは、真剣になってこちらの様子を窺います。こちらを見る子どもの視線を無視して、問題だけを見て、答えの出し方だけを実況中継型リードで見せます。子どもは、問題だけを見ることと、答えの出し方だけを盗もうとします。

子どもは必ず、 導く役のこちらを 真剣になって観察しています。 だからこそ、 こちらは問題だけを見る見本になり、 答えを出すことにだけ集中する見本になります。 真剣になってこちらを観察していますから、 自然に、子どももまねします。 そして、 こちら…

連立方程式の解き方の作戦を解く前に立てるとき、子どもは自然に、未知数の前に付いている数(係数)だけを見るようになります。しかも、未知数が書いてある位置のままの配列です。

を解く前に、 「何を、消す?」と聞かれ、 「 y 」と答えて、 続けて、「どうする?」と聞かれて、 1番目の式と、2番目の式を指で示して、 「これとこれを足す」と答えます。 連立方程式を解く前に、 「何を、消す?」、「どうする?」と聞かれて、 連立…

たし算を初めて習うときから、自力で答えを出して、書いてしまいたい・・・のような感じの強い気持ちになっています。だから、こちらが自力で答えを出す様子を見せる実況中継型リードが、ピッタリの教え方です。

2+1= の答えの出し方を、 たし算を初めて習う子に教えます。 2+1= の 2 を示して、 「に」と声に出して言って、 1 を示して、 「さん」と声に出して言って、 = の右の余白を示して、 「ここ、さん(3)」と言います。 このような実況中継型リー…

繰り下がりのあるひき算の虫食い算は、引くことができないひき算を計算しなければなりません。引くことができるようにする工夫が、繰り下がりのひき算そのものです。

や、 や、 は、 繰り下がりあるひき算です。 これらのひき算の引く数を、 〇〇 に置き換えると、 繰り下がりのあるひき算の虫食い算になります。 や、 や、 です。 また、 は、 繰り下がりのないひき算です。 引く数を、〇〇 に置き換えると、 繰り下がりの…

0.38 と、0.54 の筆算のかけ算の答えの出し方を、こちらが計算している様子を見せる実況中継型リードで教えます。子どもに謎解きをさせる教え方です。

の答えの出し方を、 こちらの実況中継型リードを見せて教えます。 小数点が見えていますが、 見えていても見ない目で 小数点以外の だけを見て、 「4×8=32」、 「4×3=12」、 「12+3=15」、 「5×8=40」、 「5×3=15」、 「15+4…

7+6=、5+9= のようなたし算 100問に、30分以上も掛かかる子です。1問だけであれば、5~6秒ですから、30分以上は、長すぎます。こちらがリードして、100問を、15~20分で終える体験を繰り返させます。

7+6=、5+9=、8+3= のようなたし算を、 数唱を利用して、 数えて答えを出す子です。 7+6= でしたら、 7 の次の 8 から、 8、9、10、11、12、13 と、 6回数えて、 答え 13 を出します。 この子は、 7+6=、5+9=、8+3…

連立方程式を解く前に、「何を、消す?」と、「どうする?」を聞くことで、聞かれた子は、解き方の作戦を立てるようになります。

を、子どもが解く前に、 「何を、消す?」と、 「どうする?」を、 聞きます。 聞かれた子は、 の 1番目の式と、 2番目の式を見比べます。 未知数は、 x と y の 2つです。 どちらかを消します。 頭の中で、 アレコレと考えます。 x を消すために、 1…

21÷3=、25÷5=、24÷6= のような割り切れるわり算の答えの出し方を教えるときも、わり算の感覚を持つために繰り返し計算するようにリードするときも、速いスピードを心掛けます。

21÷3=、25÷5=、24÷6= のような 割り切れるわり算を学ぶ目的は、 ① 自力で答えを出せるようになること、 ② 問題を見たら瞬時に答えが出てしまうような わり算の感覚を持って、使えるようになること、 この 2つです。 自力で答えを出すことを教え…

「いち、に、さん、・・・」の数唱を利用するたし算は、利用の仕方で、2つに分かれます。

「いち、に、さん、・・・」と、 数の並びを順に唱える数唱を利用するたし算は、 ① 数唱をたし算に書き換える学びと、 ② 数唱を利用して数える学びの 2段階です。 1番目の学びが、 数唱をたし算に書き換えることです。 1+1=2 は、 数唱の最初の部分の「…

1人で唱える数唱や、2人で交互に唱える数唱や、3人で順に唱える数唱の数え始める数を、さまざまに変えれば、〇+1= や、〇+2= や、〇+3= の練習になります。

「いち、に、さん、・・・」と唱える数唱が、 「・・・、ひゃくじゅうく、ひゃくにじゅう」と、 120 まで言えるようになったら、 少し変えます。 例えば、 「今日は、9日だから、『く』から始めよう」とすると、 「く、じゅう、じゅういち、・・・」です。 こ…

数唱の数の並びを利用して、数えて、たし算の答えを出します。とてもシンプルな方法ですが、子どもが自力で答えを出すとき、まったく同じようになりません。違う部分があります。

5 を足すたし算の答えの出し方を教えます。 子どもが楽に修得できる 数唱の数の並びを利用して、 5回数える方法です。 でも、 「5回数えて答えを出します」のように、 言葉で説明しません。 こちらが、 5回数えて出して見せます。 5回数えると言葉で説…

1人で唱えるのが、普通の数唱です。2人で交互に唱えるのは、1つ飛びの数唱です。3人で順に唱えるのは、2つ飛びの数唱です。ここまでは、楽にできます。4人で順に唱えるのは、3つ飛びの数唱で、急に難しくなります。

「いち、に、さん、し、・・・」と唱える数唱は、 1 を足すたし算そのものです。 1+1=2 は、 数唱の一部分:「いち、に」です。 2+1=3 は、 数唱の一部分:「に、さん」です。 3+1=4 は、 数唱の一部分:「さん、し」です。 このように、 次々…

小数の計算を、筆算のたし算に書くとき、小数点の位置をそろえます。筆算のかけ算に書くとき、右端をそろえます。答えの小数点の位置は、かけ算のとき、シンプルなルールで決めます。

4.594+13.27= を 筆算に書くときのルールは、 小数点の位置をそろえることです。 筆算に書き換えると、 小数点の位置をそろえて、 です。 計算するときは、 小数点を気にしないで、 筆算のたし算を計算するだけです。 計算すると、 です。 0.…

(-4)-2= は、ひき算なのに引かないで、たし算ではないのに、足して、4+2=6 と計算します。そして、- をつけて、答えを -6 にします。「どうして?」ではなくて、「どうやるの?」と考えさせるようにします。

(-4)-2=-6 は、 4+2=6 と足して、 - を付けて、 -6 として、 答えを出しています。 でも、 計算問題の式 (-4)-2= は、 ひき算です。 それなのに、 引かないで、 4+2=6 と足しています。 たし算ではないのに、 足しています。 …

繰り上がりのあるたし算の虫食い算を、自力で計算するとき、心の中だけで行うことがあります。これは、教えようのないことです。謎解きの謎のまま残して、子どもが自力でつかむまで待ちます。

の答えの出し方だけを、 言葉で説明しないで、 使って見せる教え方をします。 見せることができる部分は、 限られています。 こちらが、 自力で答えを出すときのすべてを 残念ながら、 見せることができません。 の答えを出そうとするとき こちらは、心の中…

たし算 100問の宿題を始める前に、何をどのようにするのかを、心に決めるレベルは、さまざまな育ちの違いがあります。

7+6=、9+3=、8+4=、・・・のような たし算 100問の宿題をしています。 宿題を始めたキッカケは、 さまざまです。 「宿題があったでしょ」、 「やってしまいなさい」と、 誰かから促されて、 始めることがあります。 たし算がスラスラできるよう…

(-2)-5=-7 は、2+5=7 と足して、- を付けて、-7 とするだけの計算です。受け入れれば、自力で答えを出すことができます。

計算問題 (-2)-8= は、 「-2」から、「8」を引くひき算です。 自力で答えを出せるようになることが、 このような計算問題を練習する目的です。 自力で答えを出すのですから、 今の自分が使える力を、 少し工夫して利用します。 その一つの工夫の仕…