「いち、に、さん、・・・」と、
数の並びを順に唱える数唱を利用するたし算は、
① 数唱をたし算に書き換える学びと、
② 数唱を利用して数える学びの 2段階です。
1番目の学びが、
数唱をたし算に書き換えることです。
1+1=2 は、
数唱の最初の部分の「いち、に」を
たし算に書き換えています。
5+1=6 でしたら、
数唱の途中の一部分の「ご、ろく」を
たし算に書き換えただけです。
数唱に慣れてくると、
「いち、さん、ご、・・・」や、
「に、し、ろく、・・・」のように、
1つ飛びの数唱もできるようになります。
別の言い方をすれば、
奇数の並びや、
偶数の並びです。
このような 1つ飛びの数唱を
たし算に書き換えたのが、
1+2=3 や、
4+2=6 です。
同じような感じで、
「いち、し、しち、・・・」や、
「に、ご、はち、・・・」や、
「さん、ろく、く、・・・」のように
2つ飛びの数唱もできるようになります。
この 2つ飛びの数唱を
たし算に書き換えたのが、
1+3=4 や、
5+3=8 や、
9+3=12 です。
でも、
数唱にかなり慣れても
3つ飛びの数唱のような
「いち、ご、く、・・・」は、
できるようになりません。
ですから、
1+4=5 は、
3つ飛びの数唱を、
たし算に書き換えた・・・とならないのです。
だから、
1+4= は、
1 の次の 2 から、
2、3、4、5 と、4回数えて、
答え 5 を出します。
数唱の利用の仕方が、
4 を足すたし算から変わります。
1 を足すたし算と、
2 を足すたし算と、
3 を足すたし算は、
数唱そのものや
数唱の変形の並びを書き換えただけです。
4 を足すたし算からは、
数唱の数の並びを利用して
数えて答えを出すように変わります。
(基本 -1271)、(+-
-693)
関連:2023年05月03日の私のブログ記事
「4 を足すたし算は、
「次の数」のようなシンプルな計算がありません。
4回数えて答えを出します。
そうなのですが、
粘り強く繰り返し 4回数える練習を繰り返せば、
「たし算の感覚」を持つことが可能です」。