2024-01-01から1年間の記事一覧

集中を切らせた子どもの主体性の率先力を尊重します。そして、こちらは、こちら自身の主体性の率先力を尊重して、子どもの止まっている計算を動かします。

5+4=、2+4=、8+4=、・・・と、 4 を足すたし算 100問の途中で、 集中を切らせることや、 ダラダラと計算することを、 子どもがし始めたら、 それが 何であろうとも、子どもの主体性の率先力です。 集中を切らせることや、 ダラダラと計算するこ…

5x+4=9 を解くために、4 を、= の反対側に移します。移項です。= を中心に見るようになると、移項のミスがなくなります。

5x+4=9 や、 7x+4=4x+6 や、 5x=3x+12 や、 6x-9+2x+10=9 を解く体験から、 右のものを、左に動かすことや、 左のものを、右に動かすことの体験知を、 「そういうことか」のような感じで持ちます。 移項の体験知を持った…

8+5= の答え 13 の出し方を、理解することと、子どもが、自分自身を動かして、自力で答えを出せるようになることは、まったく違います。

8+5= の答え 13 の出し方を、 言葉で説明することは、できます。 8 を見ます。 +5 の 5 を見ます。 8 から、5回数えます。 9、10、11、12、13 です。 最後の数 13 が、たし算の答えです。 このような感じです。 でも、 答えの出し方…

筆算のかけ算の繰り上がりのたし算で止まるのは、たし算の感覚を、ワーキングメモリーに入れることができないからです。ワーキングメモリーを広げる手伝いをします。

筆算のかけ算 の計算は、 4×6=24 と、 4×2=8 と、 8+2=10 です。 たし算の指が取れていて、 九九の音も取れている子が計算しても、 繰り上がりのたし算の答えを出せないで、 止まることがあります。 つまり、 を、 4×6=24 と計算して、 …

2けた×1けたの筆算のかけ算を、自力で計算できる子は、音なしの九九や、たし算の感覚まで総動員しています。

筆算のかけ算 に、 子どもが、「分かった」でしたら、 自力で答えを出せるようになった意味です。 そして、 自力で答えを出せる内容は、 多くのことが含まれます。 普通に考えられる内容は、 の 6 から 7 を見ること、 「6×7=42」とかけ算の答えを出…

26×4= の筆算の繰り上がりのたし算で止まっていたら、たし算の答えだけを言う教え方をします。主体性の率先力を育てる向きです。

の答えを自力で出すことは、 主体性の率先力そのものです。 と書いて止まっている子は、 主体性の率先力で、 最初のかけ算 4×6=24 を計算して、 答えの一部分の 4 を書いて、 答えの他の一部分の 2 を覚えて、 2番目のかけ算 4×2=8 を計算して、…

筆算の 4けたのひき算の答えの出し方を見せる実況中継型リードは、「すること」と、「スピード」を、共に、見せています。

筆算 の答えの出し方を、 実況中継型リードで、 こちらが答えを出す様子を見せて教えます。 例えば、 の一の位の 2 と 4 を示して、 「2-4=、引けない」、 「12-4=8」と言って、 4 の真下を示して、 「ここ」と言うような実況中継型リードです…

5+3= の 5 を示して、「ご」と言うことと、3 を示して、「ろく、しち、はち」と言うことまでが、短い時間であればあるほど、「ご」と言うことと、「ろく、しち、はち」と言うことが、繋がりやすくなります。

5+3= の 5 を示して、 「ご」と言って、 3 を示して、 「ろく、しち、はち」と言って、 = の右を示して、 「ここ、はち(8)」と言います。 このような実況中継型リードを見た子が、 「ご」と言われて、 3 を示されて、 「ろく、しち、はち」と言わ…

数唱は、聞かせれば、まねして、言うようになります。この不思議な学び方が、子どもの学び方です。3+1= も、見せれば、まねします。

子どもは、 子ども自身の主体性の自己責任で、 答えの出し方を見せているだけの 実況中継型リードから学び、 自分自身を育てて、 自力で答えを出せるようになります。 例えば、 「いち、に、さん、・・・、ひゃくにじゅう」と、 1 から 120 まで唱えること…

7+6= は、7 から数えることと、+6 の 6回、数えることを、子どもは、体験知として理解しています。

2+4=、6+3=、3+5=、5+3=、3+7=、 2+6=、2+8=、9+5=、4+9=、7+6=、 ・・・・・・・・・・・・のような暗算のたし算です。 2+4= の 2 から 4回、 3、4、5、6 と数えて、答え 6 を出して、 6+3= の 6 から 3回、 …

分母と分子が、同じ 5 の分数を、1 にします。「どうして?」に、「分子÷分母」と、ズバリ答える子は、少数です。

=1 と、 正しく計算した子に、 「ここから、ここ、どうやったの?」と、 を計算して、 答えを 1 にした計算を聞きます。 分数 を計算して、 整数 1 を答えにする計算は、 ここ以前に習っています。 仮分数 を、 「分子÷分母」と割って、 5÷5=1 とす…

四則混合を、先に計算順を決めてから、計算するようにします。こうすると、子どもは、自分が自分をリードしていることに、ボンヤリと気付き始めます。

計算の答えは、 自力で出すものと理解しています。 一度も、 「自力で答えを出しなさい」と、 教えられていないのに、 不思議と、 子どもは理解できています。 だから、 この理解は、 学習知ではなくて、 体験知です。 他の子が、 そうしているのを見ること…

16-3= のような 100問を、次々に計算するために、計算そのものに、夢中・精一杯・なり振り構わずの態度が必要です。教えることが難しい態度です。

16-3= のような暗算のひき算 100問を、 速いスピードで、次々に答えを出して、 そして書いていくことを、 夢中・精一杯・なり振り構わずの態度が支えます。 周りのアレコレから遮断された感じで、 16-3= をパッと見て、 スッと浮かぶ答え 13 …

3+1= の実況中継型リードは、「出すこと」だけです。こちら自身、自分の実況中継型リードが、「出すこと」だけに絞られているのかを、常にチェックします。

3+1= の 3 を、示して、 「さん」と言って、 1 を示して、 「し」と言って、 = の右の余白を示して、 「ここ、し(4)」と言って、 子どもが、3+1=4 と書くのを待ちます。 このような実況中継型リードの 特徴は、 すべて、「出すこと」だけなの…

四則混合の式の形を見抜いて、答えを、1~2秒で書いてしまう子です。高いレベルの計算力の持ち主です。

四則混合 ×+×= を見て、 1~2秒くらいで、 答え を、いきなり、 ×+×= と書かれたら、 見ているこちらは、 「えっ、何?」となるのが普通です。 答え が、 正しいのかどうかよりも前に、 「途中式は?」となるはずです。 こちらのこだわりなのです。 四…

すでにできることだけを組み合わせて、初めての計算の答えを出します。こちらが、できることに焦点を合わせるから、子どもの焦点も、できることを見るようになります。

たし算が初めての子に、 1 を足すたし算を教えます。 1 を足すたし算の答えを 自力で出せるように育てることが目的です。 この目的を満たす方法が、 大きく 2つに別れます。 一つは、 できないことを、 できるようにする教え方です。 これが、 普通の教え…

3×(5-3)= の計算を、計算順を決めることと、個々を計算することの 2つに分けます。言葉で、こうしていることを説明しません。ただ、繰り返し、2つに分けて計算させます。

3×(5-3)= を計算する前に、 「計算順?」と言うだけのリードで、 計算順を、指で示させます。 ① かっこの中の -、 ② かっこの左の × の順に、 子どもは、指を動かします。 次に、 - を示して、 「これ、ここ」と、余白を指定して、 × を示して、 「…

「出す学び」をしていれば、している子どもが主役です。こちらの説明を理解する「入れる学び」をしてしまうと、子どもは、脇役になります。

「出す学び」ができていれば、 子どもが主役になっています。 「入れる学び」に変わってしまったら、 入れる何かを出すこちらが主役で、 子どもは、脇役になってしまいます。 これだけのことなのです。 例えば、 3×(5-3)= の計算順を、 ① かっこの中…

自信を持って、スラスラ、テキパキと動いて、区別の付きにくい分数計算の答えを出します。根拠や証拠が、自然に生み出されます。

似ていて、区別を付けにくい計算、 3-= や、 8-4= の答えを、 自力で出すときの態度は、 解き方の知識よりも重要です。 区別を付けられない子は、 自信を持たない態度ですから、 モタモタ、ギクシャクとした動きになります。 区別を付けられないから…

5+4= の答えの出し方を、使い走りのデリゲーションで教えます。繰り返し教えることで、子どもが、子ども自身をリードする全面的デリゲーションに変わります。

自力で答えを出すこと自体を 子どもに任せるのが、 計算問題です。 子どもは、 自力で、「答え」を出す「出す学び」をします。 答えを出すことを、 100%任されています。 「自力で答えを出す」結果を任せますから、 全面的デリゲーションです。 自力で答…

5+7= の実況中継型リードを、普通のスピード、つまり速いスピードで見せます。内容は、答えの出し方だけです。

5+7= の実況中継型リードの実例では、 5 を示して、 「ご」と言って、 7 を示して、 「6、7、8、9、10、11、12」と言って、 = の右を示して、 「ここ、じゅうに(12)」と言います。 乳児が、 周りの大人の 二足歩行や、 母国語の会話を…

8+5= の答えの出し方を見せる実況中継型リードは、速いスピードが重要です。

暗算のたし算 8+5= のような指導が、 自力で数えて答えを出せることや、 数え間違えの答えを正す疑似体験や、 切れている集中を戻す疑似体験や、 数えるスピードを速める疑似体験や、 次の問題に移るスピードを速める疑似体験の どれであろうとも、 同じ…

子どもの主体性の自己責任を、こちらが信じるから、主体性の自己責任の働きが強くなります。

3歳児、 4歳児であっても、 数唱ができて、 数字を読めて、 数字が書ければ、 たし算の答えの出し方を 習得させることができます。 例えば、 3+1= の 3 を示して、 「さん」と言って、 1 を示して、 「し」と言って、 = の右を示して、 「ここ、し…

信頼は、行動です。先に、信頼すると決めて、 そして、信頼してしまいます。信頼できる証拠は、後から生まれます。

信頼とは、 行動ですから、 信頼すると決めることで、 信頼することができます。 信頼することができるに十分な 証拠も根拠も要らないのです。 先に、 信頼すると決めれば これだけで、 信頼することができます。 3+1= のような 1 を足すたし算が、 初…

暗算のたし算 7+6= の答え 13 が、瞬時に出るような感覚を持つまで、たし算を練習させる覚悟を持ちます。主体性の自己責任です。

7+6=、9+3=、8+7=、・・・・・・。 暗算のたし算 100問~200問を、 「楽にスラスラと次々に」答えを出せる子です。 この子に、 たし算の練習を繰り返します。 「えっ、まだやるの?」と、なります。 「えっ、まだたし算なの?」、 「もう、でき…

四則混合の計算を、計算順を決めることと、個々の計算をすることの 2つに分けることは、子どもが、自分の内面の世界に入るための入場券になっています。

計算の答えは、 自力で出すものと理解しています。 この理解は、 学習知ではなくて、 体験知です。 他の子が、 そうしているのを見ることや、 自分で計算するように突き放されることです。 子どもの計算力が高まり、 四則混合まで進むと、 計算の答えを自力…

分数のかけ算で、先に約分する習慣は、体験知として育ちます。学習知ではないのです。

×=== と計算することは、 体験知が支えています。 「掛ける前に、 約分できる組を見付けて、 約分します」、 「その後で、掛けます」と、 言葉で説明して、 子どもが理解して得るのは学習知です。 先に約分する体験をしていません。 問題 ×= を、 ×= と…

子どもは、自力で答えを出せるようになろうとして学びます。こちらは、こちら自身が、自力で答えを出している様子を見せます。これで、学びが成り立ちます。

を計算して、 と書くまでを教えます。 習う子どもと、 教えるこちらに、 乗り越えることが難しい深い亀裂があります。 習う子どもは、 自力で答えを出せるようになること自体を 学ぼうと決めています。 教えるこちらは、 答えの出し方を教えることに 絞ると…

7+115= の筆算は、見慣れない形です。戸惑う子が普通です。

見慣れない形 にとても戸惑う子が、 自分の戸惑いから抜け出ることは、 この子だけができることです。 こちらのできることは、 の答えの出し方を、 の 7 と 5 を示して、 「しち足すご、じゅうに(7+5=12)」と言って、 5 の真下を示して、 「ここ…

筆算のたし算 27+15= の実況中継型リードを見て、答えを出すために、まねすべきところだけをまねします。

の 7 と 5 を示して、 「しち足すご、じゅうに(7+5=12)」と言って、 5 の真下を示して、 「ここ、に(2)」、 「指、いち(1)」と言います。 子どもは、 と書いて、 指を 1本伸ばします。 これが、 基本的な実況中継型リードです。 この実況…