4 を足すたし算を教える目的は、さまざまです。目的はさまざまですが、教えるときに見せる答えの出し方は、判で押したようにそろえます。

4 を足すたし算の

例えば、5+4=  の答え 9 の出し方を、

どのような状況の子どもに教えるときも

教える目的と無関係に

一定にそろえてしまいます。

 

5+4=  の 5 を示して、

「ご」と言って、

4 を示して、

「ろく、しち、はち、く」と言って、

= の右の余白を示して、

「ここ、く(9)」と言います。

 

このようなリードを目の前で見た子は

すぐに参加して

5+4=9  と書きます。

 

これが、

教える目的と無関係に

一定にそろえる実況中継型リードです。

 

 

4 を足すたし算の答え 9 の出し方を、

子どもに教える目的はさまざまです。

 

① 数唱を利用して答えを出すことを教えること。

② 数え間違えの答えを正すこと。

③ 切れている集中を戻すこと。

④ 数えるスピードを速めること。

⑤ 次の問題に移るスピードを速めること。

 

と、

このようにさまざまな教える目的があります。

 

このようなさまざまな教える目的の

どれを子どもに教えるときも

答えの出し方自体は、

判で押したように

同じ実況中継型リードに固定します。

 

こうするから、

子どもは、

答えの出し方そのものではなくて、

こちらが意図している教える目的に気付いて、

学ぶことができます。

 

 

このような学習知を知ったならば、

実際に子どもを指導します。

 

① 数唱を利用して答えを出すことを教えること。

② 数え間違えの答えを正すこと。

③ 切れている集中を戻すこと。

④ 数えるスピードを速めること。

⑤ 次の問題に移るスピードを速めること。

 

さまざまな教える目的に、

判で押したように

同じ実況中継型リードを見せて教えます。

 

そして、

多くの子を指導して、

「なるほど」の体験知を積み重ねます。

 

すると、

子どもの大きな個人差とは無関係に

「一定した何か」に気付きます。

 

言葉にすることが難しい

「一定した何か」が、

実際に子どもを指導して得る体験知です。

 

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関連:2023年12月21日の私のブログ記事

「4 を足すたし算から、繰り返しても、

何らかの感覚が育たないことに、

子どもはイライラし始めるのが普通です。

今よりも速いスピードで答えを出すことや、

今よりも速いスピードで、

次の問題に取りかかることに挑戦させます。

実際に指導することで、

さまざまな多くの体験知を得ます」。