子どもはどの子も、
自分の価値と可能性を信じています。
だから、
5+1= の 5 を示して、
「ご」と声に出して言って、
1 を示して、
「ろく」と声に出して言って、
= の右の余白を示して、
「ここ、ろく(6)」と言うだけの
実況中継型リードを見て、
5+1=6 と書いて参加します。
そして、
同じような実況中継型リードを、
5問、10問と見ることで、
1 を足すたし算の答えを、
自力で出せるようになります。
先に、
自分の価値と可能性を信じているから、
答えの出し方をつかむことができます。
と、
このようなことを読んで理解できたら、
教える体験の裏付けがありませんから、
知っただけの学習知です。
実際に、
子どもに教えます。
1~120 の数唱を、言うことができて、
数字を読むことと書くことができる子に、
1 を足すたし算の答えの出し方を、
実況中継型リードを見せて教えます。
5問、10問、20問と、教えると、
「もうできる」のようなことを、子どもが言って、
自力で計算するまでの子どもの変化を見れば、
自分の価値と可能性を信じていることを
体験知として納得できます。
さて、
1 を足すたし算の
実況中継型リードの中に、
自分の価値と可能性を信じることなどないのに、
子どもは、答えの出し方をつかめると決めて、
こちらの実況中継型リードを見ています。
自分の価値と可能性を信じていなければ、
こちらが答えを出す様子を見せるだけの
実況中継型リードを、
繰り返し見たりしないでしょう。
自分の価値と可能性を信じているから、
実況中継型リードを繰り返し見ることができて、
こちらがしていることをまねして、
同じように自力で
1 を足すたし算の答えを出せるようになります。
このようなことも、
教える指導の体験から得られる体験知です。
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関連:2023年09月24日の私のブログ記事
「5+1= の答え 6 を、自力で
出すことができると、自分の価値と可能性を
信じる気持ちを支えにして、
子どもは自力で答えを出しています」。