3×(65+35)=3×65+3×35 の分配法則の右の 3×65+3×35 を、四則混合の問題で計算させます。かっこで、くくることに気付けば、65+35=100 から、300 と暗算で答えることができます。分配法則や、かっこでくくることを習っていないのに、300 と計算する子に出会ったら、「どうやったの?」と聞くべきです。

 {\Large\frac{3}{7}}× {\Large\frac{1}{4}} {\Large\frac{3}{7}}× {\Large\frac{3}{4}}=  の式を見て、

 {\Large\frac{1}{4}} {\Large\frac{3}{4}} {\Large\frac{4}{4}}=1  が思い浮かび、

「と言うことは・・・」と少し考えることができれば、

 {\Large\frac{3}{7}}× {\Large\frac{1}{4}} {\Large\frac{3}{7}}× {\Large\frac{3}{4}} {\Large\frac{3}{7}}  と、すぐに答えを出せます。

 

また、 {\Large\frac{2}{3}}×4- {\Large\frac{2}{3}}=  の式を見て、

4-1=3  になっていることを思い付き、

「と言うことは・・・」と少し考えることができれば、

 {\Large\frac{2}{3}}×3  と同じことを導けて、

 {\Large\frac{2}{3}}×4- {\Large\frac{2}{3}} {\Large\frac{2}{3}}×3=2  と、

すぐに答えを出せます。

 

と、

このようなことを読んで理解できたら、

教える体験の裏付けがありませんから、

知っただけの学習知です。

 

 

実際に、

 {\Large\frac{3}{7}}× {\Large\frac{1}{4}} {\Large\frac{3}{7}}× {\Large\frac{3}{4}} {\Large\frac{3}{7}}  と、すぐに答えを出す子や、

 {\Large\frac{2}{3}}×4- {\Large\frac{2}{3}} {\Large\frac{2}{3}}×3=2  と、計算する子に、

出会うことができたら、

「どうやったの?」と聞くべきです。

 

「教えて欲しい」の気持ちから聞けば、

子どもは、

自分の計算を教えてくれます。

 

例えば、

「あのね、これと、これが、同じだから、・・・」や、

「これと、これを、足せば、・・・」や、

「これは、1個、こっちが、4個・・・」のように、

具体的に教えてくれます。

 

「どうやったの?」と聞かれた子は、

聞かれたことが嬉しいのです。

 

このような子どもの反応が、

すべて体験知です。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1427)、(分数  {\normalsize {α}} -570)

 

関連:2023年09月25日の私のブログ記事

「特にできる子を、そうと知らずに

見逃すことがないように、式の形を観れば、

すぐに答えを出せる四則混合を練習させます。

暗算で答えを出せなくていいのです。でも、

暗算で答えを出す力のある子を、

見逃したくないのです」。