1 を足すたし算を、初めて習う子に、こちらが見ている対象と、見たものの扱い方を、言葉で説明しないで、ただやって見せるだけで教えます。特に、何を見ているのかは、無言で示すことで教えます。実際に、子どもに教えることで、さまざまな体験知を得ることになります。

3+1=  の 3 を

ペン先で、無言で示して、

「さん」と声に出して言って、

1 を、無言で示して、

「し」と声に出して言って、

= の右の余白を、無言で示して、

「ここ、し(4)」と声に出して言います。

 

示すことを無言で行う理由は、

こちらの視線の対象を教えたいためです。

 

視線に、音はありません。

無言です。

 

と、

このようなことを読んで理解できたら、

教える体験の裏付けがありませんから、

知っただけの学習知です。

 

 

1 を足すたし算を、

初めて習う子に、

同じような実況中継型リードで教えます。

 

何を見ているのかを教えるとき、

その対象を、

無言で示すだけにします。

 

この教え方で、

子どもはさまざまな反応をします。

 

例えば、

「もうできる」と言ってくれるまでの問題数や、

教えているこちらが、

「もうできそうだが」と感じる問題数や、

子どもの自己評価と

こちらの評価との問題数の違いなどです。

 

これらすべてが、

実際に教える体験から得る体験知です。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1428)、(+-  {\normalsize {α}} -784)

 

関連:2023年09月23日の私のブログ記事

「3 を無言で示して、「さん」と声に出して言い・・・

のような説明文をガイドに、

同じような指導をしようとすると、

「無言で示す」ことと、「声に出して言う」ことの

関係を知りたくなるはずです」。