2023-01-01から1年間の記事一覧

たし算は、2つの数を足して、1つの数に変えます。このたし算の答えを、2つの数に分けることが、ひき算です。ですから、たし算の逆の計算です。ただし、1つの数を指定されて、2つの数に分ける条件付きです。

16-3= は、 16 の前の 15 から、 -3 の 3回、 15、14、13 と数えれば、 答え 13 を出せます。 あるいは、 3 に何かを足して、16 にする何か? このたし算の逆の考え方で、 3+13=16 になる 13 を見付ければ、 16-3= の…

特にできる子を、そうと知らずに見逃すことがないように、式の形を観れば、すぐに答えを出せる四則混合を練習させます。暗算で答えを出せなくていいのです。でも、暗算で答えを出す力のある子を、見逃したくないのです。

×+×= や、 ×4-= のような四則混合は、 式の形を観ることができれば、 すぐに答えを出すことができます。 ×+×= の形から、 の と、 を合わせるのですから、 そのものです。 ですから、 式変形 ×( + ) を知らなくても、 ×+×= と、 すぐに答えを出…

5+1= の答え 6 を、自力で出すことができると、自分の価値と可能性を信じる気持ちを支えにして、子どもは自力で答えを出しています。

5+1= の答え 6 を、 自力で、 5 を見て、その次の 6 と出せるのは、 子どもが、 自分の価値と可能性を信じているからです。 自分の価値や、 自分の可能性を信じることは、 結果を出したからではなくて、 結果を出す前です。 5+1= の答え 6 を、 …

3 を無言で示して、「さん」と声に出して言い・・・のような説明文をガイドに、同じような指導をしようとすると、「無言で示す」ことと、「声に出して言う」ことの関係を知りたくなるはずです。

3+1= の 3 を ペン先を利用して無言で示して、 「さん」と声に出して言い、 1 を、無言で示して、 「し」と声に出して言い、 = の右の余白を、無言で示して、 「ここ、し(4)」と声に出して言います。 こちらの計算を見せる教え方の 実況中継型リー…

ある種のアナログ体験知のような言葉にできない計算の手順のような何らかのまとまった知識にリードされて、計算しています。言葉にリードされて計算していません。ですから、言葉で説明しません。計算している姿を見せるだけにします。ごまかしのない教え方です。

実況中継型リードの教え方で、 計算を言葉でリードしない計算の仕方を 子どもに見せています。 例えば、 筆算のたし算 を計算するときです。 3 と 9 を示すだけで、 「さん足すくは、じゅうに(3+9=12)」と言います。 これを見せるだけの教え方です…

数唱の一部分「ご、ろく」を、式に書けば、5+1=6 です。そして、99+1=100 であって、999+1=1000 です。スラスラできる子には、何かの才能があるのではと、期待できます。

5+1=6 のたし算は、 数唱 : 「いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、・・・」の 一部分の「ご、ろく」です。 同じことですが、 数唱の一部分の「ご、ろく」を、 式で表したのが、5+1=6 です。 この書き方で、 数唱の順に並べます。 数唱の一部分の「…

2けたの数のたし算を、筆算の形に書いても、横並びに書いても、計算自体は同じです。2つの一の位を探すことや、一の位の答えを書く位置などが違うだけです。ですから、同じように計算できます。

筆算のたし算を、説明の都合から、 のように書きます。 普通は一の位から足しますから、 ①+②=③ と足して、 と書いて、 ④+⑤=⑥ と足して、 と書きます。 同じたし算を 筆算に書かないで、 ④①+⑤②= のまま計算します。 計算の流れは、 筆算のたし算に似て…

こちらは、ある種のアナログ体験知にリードされて、単項式の乗除を計算します。こちら自身、自力で、このようなアナログ体験知をつかんでいます。自力でつかむ以外の学び方がないからです。

単項式の乗除(かけ算とわり算) = や、 = や、 = を、 こちらが計算するとき、 こちらが自力で習得した ある種のアナログ体験知にリードされています。 このようなアナログ体験知は、 単項式の乗除の答えを出すための手順のように、 流れのある一連の手…

誤答を消させないで、計算し直させます。新たに出した答えを、誤答の下に書かせて、見比べさせます。こうすれば、必ず、何かを学びます。

誤答を消させません。 そのまま残させます。 そして、 もう一度、計算させます。 計算し直させた答えを、 誤答の下に書かせます。 こうすれば、 誤答と 計算し直させた答えを 見比べることができます。 計算し直させた答えが、 消さずに残させた誤答と同じで…

筆算のたし算を自力で計算できるのは、計算の流れのようなアナログ体験知をつかむからです。でも、その正体はボンヤリしています。筆算に書かないで計算させることで、正体を、少しハッキリとさせることができます。

の答えの出し方の正体は、 繰り返し練習することで何となくつかむ 計算の流れのようなアナログ体験知です。 その具体的な内容は、 の 5 と 2 を、 上から下に見て、 5+2=7 と足して、 と書いて、 4 と 1 を、 上から下に見て、 4+1=5 と足して…

自力で答えを出そうとしている子が、答えを出せないとき、自力で、答えの出し方を聞くことに決めています。ですから、答えの出し方だけを教えれば、子どものWinを満たします。

算数のまとめの四則混合 ×(1- )= や、 ÷(1- )= で、 「どうやるの?」と聞かれます。 数学の単項式の乗除 = で、 「どうやるの?」と聞かれます。 とてもいい聞き方です。 「分からない」ではありません。 「教えて」でもありません。 「どうやる…

筆算のたし算は、上と下を組にして足して、答えを真下に書きます。筆算の形自体から、こうできるようになります。だから、誰もが計算できるようになります。

筆算のたし算 は、 4回のたし算の組み合わせです。 筆算の形であるから、 4回のたし算を組み合わせることが 誰でもできるようになります。 上と下を足すだけです。 その答えを、真下に書くだけです。 誰でもできる計算になっています。 の4回のたし算は、…

四則混合の計算に戸惑うのは、式の形がさまざまで、答えの出し方を捉えられないからです。同じ計算の流れを繰り返せば、計算の流れをつかみます。

×4-= のような四則混合が嫌いな子が、 思っている以上に多いのが、 悲しい実態でしょう。 理由は単純です。 どのようにしたら答えを出せるのかが、 分かったようで分からないままで、 捉えどころがないからです。 ですから、 答えの出し方をシンプルにし…

同じような計算を繰り返すと、計算の組み合わせの流れのような何かを、自然に感じます。この一定の流れに子どもはリードされて、自力で答えを出します

6x-9+2x+10=9 のような 未知数 x の一次方程式は、 解き方のパターンのような一定の流れで 解くことができます。 例えば、 x を左に、数字を右に集めて、 左に集めた x だけを計算して、 右に集めた数字だけを計算してから、 右の数字を、 左…

帯分数のたし算のアレコレの計算を、探し出して、計算できるから、答えを出すことができます。出した答えが間違えていても、とても多くのことをできる子と捉えて、もう一度計算して正す方法を教えます。

帯分数のたし算 3+1= を、 3+1=4=5=6 と計算して、 「☓(バツ)」が付いています。 見落とされるのが普通ですが、 とても大事な事実があります。 子どもが、 自力で計算して、 答えを出していることです。 見落とされることが普通です。 「☓(…

計算の答えを自力で出すとき、自分が、自分自身をリードしています。教え方一つで、このようなことに気付かせることが可能です。

5+4= を、 6、7、8、9 と数えて答えを出すたし算も、 筆算 のたし算も、 自力で答えを出すとき、 子どもをリードしているのは、 子どもの内面で、 子ども自身をリードしているリーダーです。 このようなリーダーが、 どの子の内面にも、確かにいて、…

2次の連立方程式を見たら、子どもは自然に解こうとしています。ヒントが書かれていれば、自分の解のために利用します。そして、解いてしまう体験から、何らかの体験知を得ます。

「なぜ?」や、 「どうして?」は、 学習知を得るための学びです。 「そうやるのか?」は、 体験知を得るための学びです。 自分が自分に問う疑問文は、 何を使うかで、 このように、 学んで得る結果が大きく違います。 計算問題の答えを出すことの目的は、 …

算数を大嫌いな子は、計算順を決められても、個々の計算ができないことがあって、計算が止まります。でも、計算の流れの体験知を覚えています。思い出せないだけです。

分数や小数の混ざる四則混合は、 ① 計算順を決めること、 ② 計算順に一つ一つ計算すること、 この 2つの流れで答えを出すようにすれば、 算数が好きな子も やや苦手な子も、 大嫌いな子も、 気持ちとは無関係に答えを出すことができます。 例えば、 (1-…

7+6= の 7 の次の 8 から、8、9、10、11、12、13 と数えて、答え 13 を出す計算を繰り返すことで、問題を見たら答えが浮かぶ感覚を、子どもは、じきに持ちます。このような感覚の正体として、問題と答えを一組にして体で覚える仮説が思い当たります。

7+6= を見たら、 見ただけで、 すぐに、 答え 13 が心に浮かびます。 この不思議な力を たし算を繰り返し練習すれば、 持つことができます。 7+6= の 7 を見て、 数唱の数の並びの次の数 8 から、 8、9、10、11、12、13 と、 数唱の数…

主役の子どもは、台本なしの即興芝居で演じて、台本を持つ脇役のこちらが演じる手伝いにリードされて、自分を育ててしまう二人芝居で、1 を足すたし算の答えを、自力で出せるようになります。

3+1= のような 1 を足すたし算は、 二人芝居になっています。 子どもが主役で、 こちらが脇役です。 脇役のこちらは、 台本を持っていて、 主役の子どもが、 個性豊かに演じることを支えます。 主役の子どもは、 脇役のこちらのリードを受けて 即興芝居…

計算する前に、計算順を決めることと、それぞれの 1つの計算の計算パターンのような特有な計算の流れを思い出すことができれば、四則混合の答えを出すことができます。

四則混合の計算は、 計算する前に、計算順を決めることで、 1つの計算の集まりに分けています。 それぞれの 1つの計算は、 それぞれの計算パターンのような 特有な計算の流れで答えを出します。 これだけのことができれば、 四則混合の答えを出すことがで…

計算パターンのような何かを子どもはつかみ、そのつかんだ何かを利用して、四則混合を計算しています。

四則混合の計算は、 次の 2つのパターンで答えを出します。 ① 計算する前に、計算順を決めます。 ② 計算順に従って、一つ一つの計算を、 分数のそれぞれの計算パターンを 利用して計算します。 ですが、 パターンそのものを 子どもに言葉で教えません。 計…

整数が混ざった帯分数のひき算で混乱しています。混乱していると解釈しません。自力で計算できるけれど、計算スピードがとても遅いと解釈します。そして、計算スピードを速めるリードをします。

分数のひき算に、 3-= や、 8-4= のように整数が混ざると、 混乱している子です。 混乱している「今」、 3-= を、 3-=2-=2 と、 あるいは、 8-4= を、 8-4=4 と引いて、 を付けて、4 と計算している 少し後の「未来」の自分を、 …

異分母の分数のたし算です。共通分母を探して、通分して、足す流れで計算します。この流れの計算を組み立てることを、新しいこととして子どもは学びます。

まず、 += の共通分母を探す計算だけを 計算の順番に、列挙します。 「3÷2=、割り切れない」、 「3×2=6」、 「6÷2=、割り切れる」だけです。 このような計算の流れから、 共通分母 6 が見つかります。 次に、 += を通分する計算だけを、 計算…

潜在的な力の顕在化が早い対象は、その子の独特の才能と関係があると、当たりを付けることができます。例えば、帯分数のひき算の面倒な式変形の修得が早いことなどです。

2-= は、 同じ分母 7 ですから、 分子同士を、4-6= と引きますが、 引くことができないために、 2 を、1 に書き換えてから、 1-= にして、 分子同士を、11-6= 5 と引いて、 1 と計算します。 面倒さを感じさせる計算です。 このような面…

分数のひき算に、整数が混ざると混乱している子です。計算できる少し後の「未来」の自分を、混乱している「今」、現実のことのように想像すれば、想像した姿に近付くような学び方をします。

分数のひき算に、 整数が混ざったとき混乱しています。 例えば、 整数から分数を引くひき算 3-= です。 3 を、 2 に書き換えて、 3-=2-=2 と、計算します。 あるいは、 8-4= のようなひき算です。 4 を引くのですから、 8 の分数部分の を…

4回数えて答えを出す数える計算は、すぐに飽きます。飽きと闘おうとしないで、数える計算の何かを変えるような挑戦をすることで、飽きを乗り越えることが可能です。

4 を足すたし算から、 数唱の延長のような 答えを出す感覚が育たなくなります。 1 を足すたし算は、 数唱そのものです。 2+1= は、 「に、さん」の数唱の一部分で、 答え 3 が出ます。 数唱そのものです。 2 を足すたし算は、 数唱の延長で、 1つ飛…

たし算の「しつこい練習」を続ける力は、少しずつ分けて育てることで、育てることができます。

5+4=、3+4=、6+4=、 2+4=、9+4= のような 4 を足すたし算は、 4回数えれば答えが出ます。 5+4= の 5 の次の 6 から、 6、7、8、9 と 4回数えれば、 答え 9 が出ます。 3+4= の 3 の次の 4 から、 4、5、6、7 と…

繰り下がりのあるときの計算パターンを、繰り下がりのないときの計算パターンに、似せることで、子どもの混乱を減らそうとします。

繰り下がりのある・なしの筆算のひき算で、 子どもは個性豊かに混乱します。 軽い混乱から、 ひどい混乱までさまざまです。 最初の混乱は、 繰り下がりのない のような計算の後、 繰り下がりのある のような計算に、 進んだときです。 こちらは、 「出す学び…

四則混合の答えを出すためのパターンは、子どもが自力でつかむものです。つかみやすくなるリードの仕方が、経験から分かっています。

四則混合 ×4-= の 答えを出すためのパターンは、 2つです。 ① 計算する前に、計算順を決めること。 ② 計算順に従って、一つ一つの計算を、 分数のそれぞれの計算パターンを利用して 計算すること。 この2つです。 でも、 この 2つのパターンを、 言葉…