四則混合の計算順のルールを、① かっこの中、② かけ算とわり算、③ たし算とひき算にするのは、同じ答えにするためです。

四則混合のかっこの中は、

かっこの外より先です。

 

こうしないと計算できないからです。

 

 

例えば、

10÷(7×3)=  のかっこの外は、

10÷(7~~  のわり算です。

 

÷ の左に、10 があるだけで、

右にあるのは、(  です。

 

(  は、数ではありませんから、

10÷(  は、計算できません。

 

 

かっこの中は、

7×3  ですから、

× の左に、7 が、

右に、3 がありますから、

計算できます。

 

 

でも、

かっこのない四則混合でしたら

どこからでも計算できます。

 

計算する順が違うと、

違う答えになることがあります。

 

 

例えば、

4-1÷3=  です。

 

4-1÷3=  の

4-1  は、

- の左に、4 が、

右に、1 がありますから、

計算できます。

 

また、

1÷3  は、

÷ の左に、1 が、

右に、3 がありますから、

計算できます。

 

- からでも、

÷ からでも、計算できます。

 

 

- から計算すると、

4-1÷3=  の  4-1=3  と計算してから、

3÷3=1  と計算できます。

 

÷ から計算すると、

4-1÷3=  の  1÷3= {\Large\frac{1}{3}}  と計算してから、

4- {\Large\frac{1}{3}}=3 {\Large\frac{2}{3}}  と計算できます。

 

違う答えです。

 

 

同じ答えになる子もあります。

 

例えば、

- と、÷ の前後の数を変えて、

1-1÷1=  とすれば、

- から計算しても、

÷ から計算しても、

同じ答えです。

 

 

- から計算すると、

1-1÷1=  の  1-1=0  と計算してから、

0÷3=0  と計算できます。

 

÷ から計算すると、

1-1÷1=  の  1÷1=1  と計算してから、

1-1=0  と計算できます。

 

同じ答え 0 です。

 

 

こうならないように、

計算順のルールを決めて、

違う答えが出ないようにします。

 

シンプルなルールです。

 

かけ算と、わり算が先で、

たし算と、ひき算が後です。

 

かけ算と、わり算だけや、

たし算と、ひき算だけでしたら、

左から順です。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1392)、(分数  {\normalsize {α}} -554)

 

関連:2023年08月19日の私のブログ記事

「四則混合の計算で、

かっこの中を先に計算しなければ、

計算できません。ですが、かっこの中に、

2つ以上の計算があるようでしたら、

かけ算・わり算は、たし算・ひき算より先と、

約束として決めます」。