四則混合の計算は、
計算する前に、計算順を決めることで、
1つの計算の集まりに分けています。
それぞれの 1つの計算は、
それぞれの計算パターンのような
特有な計算の流れで答えを出します。
これだけのことができれば、
四則混合の答えを出すことができます。
例えば、
(3-2.8× )÷= です。
計算順を決めると、
かっこの中の × 、
かっこの中の - 、
かっこの外の ÷ です。
このように計算順を決めることで、
(3-2.8× )÷= を、
1つのかけ算、
1つのひき算、
1つのわり算の集まりに分けています。
計算順を決めたら、
それぞれの 1つの計算を、
計算順に計算します。
それぞれの 1つの計算は、
それぞれの計算パターンのような
特有な計算の流れを利用します。
(3-2.8× )÷= の
1番目の計算は、
1つのかけ算 2.8× です。
このかけ算 2.8× の計算パターンのような
特有な計算の流れは、
小数 2.8 を分数に書き換えることと、
帯分数を仮分数に書き換えること、
途中約分することと、
掛けることと、
仮分数を帯分数に書き換えることです。
小数 2.8 を、
分数に書き換える特有な計算の流れは、
小数点以下が、8 と1つですから、
分母を 10 にすることと、
2 で約分することです。
この特有な計算の流れを利用して計算すると、
2.8=2=2 です。
小数を分数に書き換えたので、
かけ算の特有な計算の流れを
利用して計算すると、
2.8×=2×=×==1 です。
(3-2.8× )÷= の
2番目の計算は、
1つのひき算 3-1 です。
ひき算 3-1 の計算パターンのような
特有な計算の流れは、
共通分母を探すことと、
通分することと、
引くことができるように書き換えることと、
引くことです。
この特有な計算の流れを利用して計算すると、
3-1=3-1=2-1=1 です。
(3-2.8× )÷= の
3番目の計算は、
1つのわり算 1÷ です。
わり算 1÷ の計算パターンのような
特有な計算の流れは、
帯分数を仮分数に書き換えることと、
÷ を、× に書き換えることと、
÷ の右の分数の上下を入れ替えることと、
途中約分することと、
掛けることと、
仮分数を帯分数に書き換えることです。
この特有な計算の流れを利用して計算すると、
1÷=×=×==2 です。
このように、
(3-2.8× )÷= の答えを、
計算する前に、計算順を決めることと、
それぞれの 1つの計算を、
それぞれの計算パターンのような
特有な計算の流れを利用して計算することで
答えを出しています。
計算順を決めることで、
1つの計算の集まりに分けることは、
楽にできるようになりますが、
それぞれの 1つの計算の計算パターンのような
特有な計算の流れを
自在に思い出すことができるようになるまで、
時間と繰り返しが必要です。
(基本 -1298)、(分数 -520)
関連:2023年05月22日の私のブログ記事
「複雑な四則混合になっても、
2つのパターンをシッカリと追います。
① 計算する前に、計算順を決めます。
② 計算順に従って、一つ一つの計算を、
分数のそれぞれの計算パターンを利用して
計算します」。