やり方が先で、得られる結果は後です。これが普通の体験です。100問のたし算練習も、体験ですから、同じ順です。でも、100問を、15~20分で終わらせる体験を、こちらにリードされながらでも、繰り返すことで、閾値型の飛躍が起こり、先に、15~20分で終わる結果で、その後で、こうなるようなやり方の順になります。

7+6= 、5+9= 、8+3= 、・・・のような

たし算 100問を、

15~20分で終える体験を繰り返させます。

 

1回のリードで、

7~8問や、10~15問の答えを出すことを、

実況中継型リードで体験させます。

 

7+6=  の 7 を示して、

「しち」と声に出して言って、

6 を示して、8、9、10、11、12、13 と、

声に出して言って、

= の右の余白を示せば、

リードされた子が、

7+6=13  と書きます。

 

次の問題  5+9=  の 5 を示して、

「ご」と声に出して言って、

9 を示して、6、7、8、9、10、11、12、13、14 と、

声に出して言って、

= の右の余白を示せば、

リードされた子が、

5+9=14  と書きます。

 

次の問題  8+3=  の 8 を示して、

「はち」と声に出して言って、

3 を示して、9、10、11 と、

声に出して言って、

= の右の余白を示せば、

リードされた子が、

8+3=11  と書きます。

 

 

このようなリードを、

5回、6回と繰り返して、

たし算 100問を、

15~20分で、終わらせます。

 

このような体験で、

子どもが学ぶ順は、

先に、

たし算 100問の答えを次々に出すことです。

 

すると、その結果、

15~20分で、100問が終わります。

 

① たし算 100問の答えを出します。

② 15~20分で終わります。

この順に体験します。

 

子どもにしたら、

こちらのリードの成り行き任せの結果、

15~20分で解き終わっています。

 

 

同じような体験を繰り返すことで、

体験が積み重なりますから、

自然に閾値型の飛躍が起こります。

 

この閾値型の変化は、

結果とやり方の順が、

逆になる面白い飛躍です。

 

先に、

15~20分で終わらせると決めます。

 

それから、

こうなるような速いスピードで次々に

たし算 100問の答えを出します。

 

15~20分で解き終わる結果が先で、

速いスピードで次々に答えを出すやり方が後です。

 

 

欲しい結果:15~20分で解き終わることが先で、

やり方:速いスピードで次々に答えを出すことが後は、

じつは自然な変化です。

 

1回に、7~8問や、10~15問の手伝いを、

5回、6回と繰り返して、たし算 100問を、

15~20分で、終わらせるリードをするこちらは、

先に、

欲しい結果:15~20分で解き終わることを

心に決めています。

 

そして、

その後で、

欲しい結果:15~20分で解き終わるような

速いスピードの答えの出し方をリードしています。

 

こちらが、

先に欲しい結果で、

その後、結果を得るためのやり方の順ですから、

こちらにリードされて、

15~20分で、100問を終える体験を

子どもが繰り返すことで、

こちらのように、

自然に、

先に欲しい結果を決めるようになります。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1386)、(+-  {\normalsize {α}} -761)

 

関連:2023年08月13日の私のブログ記事

「7+6=、5+9=  のようなたし算 100問に、

30分以上も掛かかる子です。

1問だけであれば、5~6秒ですから、

30分以上は、長すぎます。

こちらがリードして、100問を、

15~20分で終える体験を繰り返させます」。