たし算 5+4= や、筆算のたし算を、自力で計算している子を観察します。「この子は、誰にリードされている?」の視点です。観察した結果、「自分をリードする自分」仮説を、体験知として持ちます。

子どもはどの子も、

自分が自分自身をリードして

計算問題の答えを出しています。

 

周りの誰かに、

逐一、アレコレとリードされて、

答えを出しているのではないのです。

 

5+4=  を、計算して、

答え 9 を出して、

5+4=9  と書くとき、

子どもは、

自分自身をリードしています。

 

筆算   {\normalsize { \begin{array}{rr} 27 \\ +\: 16 \\ \hline \end{array} }} \\  のたし算を、計算して、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 27 \\ +\: 16 \\ \hline\:\:43\end{array} }} \\  と書くとき、

子どもは、

自分自身をリードしています。

 

と、

このようなことを読んで理解できたら、

教える体験の裏付けがありませんから、

知っただけの学習知です。

 

 

5+4=  の答えを出して、

5+4=9  と書く子を、

誰にリードされているのかを探るように

観察してみます。

 

あるいは、

筆算   {\normalsize { \begin{array}{rr} 27 \\ +\: 16 \\ \hline \end{array} }} \\  のたし算の答えを出して、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 27 \\ +\: 16 \\ \hline\:\:43\end{array} }} \\  と書く子を、

誰にリードされているのかを探るように

観察してみます。

 

 

このような観察をするとき、

こちら自身のことを知っていると

とても大きな助けになります。

 

5+4=  や、

筆算   {\normalsize { \begin{array}{rr} 27 \\ +\: 16 \\ \hline \end{array} }} \\  のたし算を、

計算している子を、

観察しているのはこちらです。

 

すると、

子どもを観察しているこちらの観察の仕方を

こちら自身にリードしているのは、

こちらの内面を探ってみると

どうやら、

自分自身らしいと思い当たります。

 

目の前で、

5+4=  や、

筆算   {\normalsize { \begin{array}{rr} 27 \\ +\: 16 \\ \hline \end{array} }} \\  のたし算を、

計算している子を、

どのように観察するのかを、

こちら自身にリードされて、

こちらは観察しています。

 

と、

このような自分をリードする自分を、

自覚するような

とても面白い体験知を得るはずです。

 

 

そして、

目の前で、

5+4=  や、

筆算   {\normalsize { \begin{array}{rr} 27 \\ +\: 16 \\ \hline \end{array} }} \\  のたし算を、

計算している子も、

こちらと同じように、

自分が自分をリードしているようです。

 

と、

子どもが自力で答えを出すことを

「なるほど」と思えるような

「自分をリードする自分」の仮説を

観察した結果の体験知として持ちます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1412)、(+-  {\normalsize {α}} -774)

 

関連:2023年09月11日の私のブログ記事

「計算の答えを自力で出すとき、

自分が、自分自身をリードしています。

教え方一つで、

このようなことに気付かせることが可能です」。