筆算のたし算 を
こちら自身が計算するときの様子を
一コマずつのコマ送りで見ると、
全体を見てから、
3 と 9 を見て、
3+9=12 と足して、
と書いて、
1 を覚えて、
6 と 2 を見て、
6+2=8 と足して、
覚えている 1 を、
8+1=9 と足して、
と書くようなコマの流れです。
「一の位を上から下に見る」、
「足した答えを、一の位として書く」、
・・・・・・と、
の計算の流れを、
言葉でリードしていません。
ですから、
子どもに教えるとき、
こちらの計算そのものを見せるようにします。
例えば、
の 3 と 9 を示して、
「さん 足す く、じゅうに(3+9=12)」と
言うような教え方です。
と、
このようなことを読んで理解できたら、
教える体験の裏付けがありませんから、
知っただけの学習知です。
まず、実際に、
筆算のたし算 を
計算している自分を観察してみます。
こちらが普通に計算して、
を計算して、
と書き終わるまで、
3秒くらいです。
3秒くらいの短い時間で、
の全体を見てから、
3 と 9 を見て、
3+9=12 と足して、
と書いて、
1 を覚えて、
6 と 2 を見て、
6+2=8 と足して、
覚えている 1 を、
8+1=9 と足して、
と書くことをしています。
こちら自身の計算の流れを、
言葉でリードしていないことに気付くはずです。
観察しやすいように
計算のスピードにブレーキを掛けて
ユックリと計算するようにすると、
いつもの計算の仕方と違ってしまいます。
観察することが難しいのを承知で、
いつものような 3秒くらいの速いスピードで、
を計算して、
と書き終わらせます。
そして、
こちら自身の計算の流れを
どのようにリードしているのかを観ます。
この観察から得られるこちら自身の
計算のリードの仕方の知識は、
体験知です。
「一の位を上から下に見る」、
「足した答えを、一の位として書く」、
・・・・・・と、
の計算の流れを、
言葉でリードしていないことにも気付きます。
ある種のアナログ体験知のような
言葉にできない計算の手順のような
何らかのまとまった知識にリードされていることに、
こちら自身の計算を観察したことから
体験知で裏付けられて
「なるほど」となります。
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関連:2023年09月22日の私のブログ記事
「ある種のアナログ体験知のような
言葉にできない計算の手順のような
何らかのまとまった知識にリードされて、
計算しています。
言葉にリードされて計算していません。
ですから、言葉で説明しません。
計算している姿を見せるだけにします。
ごまかしのない教え方です」。