数唱を、
スラスラと速いスピードで言えるようにして、
数字を読むことや、
数字を書くことを、
楽にできるようにすれば、
数唱を利用して数えるたし算の答えの出し方を
子どもに教えることができます。
と、
読んで理解して知れば、
学習知です。
読んで理解する体験だけで、
子どもに教える体験をしていませんから、
学習知なのです。
数唱と、
数字の読みと書きを、
楽にスラスラとできるようになった子に、
数唱を利用して数えるたし算を教えれば、
子どもに教える体験から、
さまざまな多くの体験知を得ることができます。
例えば、
こちらが子どもの真後ろから、
7+6= の 7 を示して、
「しち」と声に出して読み、
6 を示して、
8、9、10、11、12、13 と数えて、
答え 13 を出すようなリードをします。
このような実況中継型リードを見た子は、
7+6=13 と書きます。
これだけの体験でも、
子どもは様々な反応をしてくれますから、
そのすべてが体験知になります。
なお、
数唱を利用して数えるたし算の教え方は、
このブログで、
すでにさまざまな切り口から
何回も紹介しています。
ご参考にしていただければ、
教え方そのものを決めることができます。
でも、
どのように教えるのかよりも、重要なことは、
実際に教えることです。
そして、
実際に教えてから、
さまざまな疑問や不都合に気付いたら、
また、
このブログの過去のさまざまな内容を
参考にするなどして、
教え方を改善・改良するだけのことです。
ただ読んで理解して知っただけではなくて、
実際に子どもに教えてから後の
疑問や不都合を修正した改善・改良は、
新しい体験知そのものなのです。
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関連:2023年09月08日の私のブログ記事
「7+6= の 7 の次の 8 から、
8、9、10、11、12、13 と数えて、
答え 13 を出す計算を繰り返すことで、
問題を見たら答えが浮かぶ感覚を、
子どもは、じきに持ちます。
このような感覚の正体として、
問題と答えを一組にして体で覚える仮説が
思い当たります」。