モタモタや、ギクシャクのような気持ちを感じるために、答えを出すことができないような混乱をしています。混乱している最中の子に、スラスラや、テキパキを感じることができる速いスピードで答えを出すことを体験させます。すると、動きが気持ちを生み出すことと、動きは選択可能であることを、何となく感じ始めます。

整数の混ざった分数のひき算、

3- {\Large\frac{2}{5}}=  や、

 {\Large\frac{6}{11}}-4=  に、

混乱しています。

 

混乱しているから、

答えを出すことができないと見るのが普通です。

 

でも、

混乱は、

モタモタや、

ギクシャクのような気持ちの問題です。

 

スラスラや、

テキパキのような気持ちの

反対のような感じです。

 

 

さて、

答えを出すことができない行動の結果、

モタモタや、

ギクシャクのような気持ちが生み出されると

思うことが多いのですが、

どうもそうではないようなのです。

 

心の奥底のどこかで、

もちろん無意識に、

モタモタや、

ギクシャクのような気持ちになると

先に決めていて、そして、

このような気持ちを感じることができるように

答えを出すことができないような混乱を

選ぶとはなく選んでいるようなのです。

 

とても理解しにくいことですが、

気持ちを先に選んで、

その気持ちを感じるような行動を

後から選んでいるようなのです。

 

 

だからといって、

混乱している最中の子に、

混乱して答えを出すことができないから、

モタモタや、

ギクシャクのような気持ちを

感じているのではないのです。

 

あなたが、先に、

そうとは知らないまま

モタモタや、

ギクシャクのような気持ちを選んでいます。

 

だから、

この気持ちを感じることができるように、

混乱して答えを出すことができないのです。

 

と、

このように説明しても、

理解されないし、

混乱している最中の子の助けにならないのです。

 

 

3- {\Large\frac{2}{5}}=  を、

こちらが計算してしまう実況中継型リードで、

スラスラや、

テキパキを感じることができる速いスピードで、

3- {\Large\frac{2}{5}}=2 {\Large\frac{5}{5}} {\Large\frac{2}{5}}=2 {\Large\frac{3}{5}}  と、

答えを出してしまいます。

 

 {\Large\frac{6}{11}}-4=  を、

やはり、

実況中継型リードの速いスピードで、

8-4=4  と引いて、

 {\Large\frac{6}{11}} を付けて、4 {\Large\frac{6}{11}}  と、

答えを出してしまいます。

 

 

もちろん、

速いスピードの計算だから、

スラスラや、

テキパキのような気持ちを、

確実に感じることができます。

 

しかも面白いことに、

混乱して答えを出すことができない最中の子に、

やや強引さを感じさせる実況中継型リードで、

速いスピードで答えを出させることは、

簡単にできます。

 

こちらの計算を見せるだけだからです。

 

子どもが参加する部分は、

こちらが出す答えを書くことだけだからです。

 

それでも、

見ている子の気持ちが、

混乱して答えを出すことができないモタモタや、

ギクシャクのような気持ちから、

速いスピードの計算を見ることで、

また、答えを書くだけの参加をすることで、

スラスラや、

テキパキを感じてしまいます。

 

このようなことを子どもに体験させれば、

感じたい気持ちを感じることのできる

動きを選べばいいのだと

年単位の時間が掛かりますけれど

何となく理解できていくはずです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1407)、(分数  {\normalsize {α}} -561)

 

関連:2023年09月04日の私のブログ記事

「整数が混ざった帯分数のひき算で混乱しています。

混乱していると解釈しません。

自力で計算できるけれど、

計算スピードがとても遅いと解釈します。

そして、計算スピードを速めるリードをします」。