自力で答えを出せない四則混合の問題
×(1- )= を、
「どうやるの?」と聞かれたら、
聞かれた直後に、実際の計算だけを、
実況中継型リードで見せます。
あるいは、
自力で答えを出せない単項式の乗除
= を、
「どうやるの?」と聞かれたら、
聞かれた直後に、実際の計算だけを、
実況中継型リードで見せます。
こうすれば、
子どもは満足します。
と、
このようなことを読んで理解できたら、
教える体験の裏付けがありませんから、
知っただけの学習知です。
実際に、
四則混合 ×(1- )= のような問題を、
「どうやるの?」と聞く子に、
答えの出し方だけを
実況中継型リードで教えます。
実況中継型リードの骨子は、
① 1 を、 に書き換えてから、
1-=-= と計算すること、
② ×=×= と計算すること、
これだけです。
もちろん、
実況中継型リードを見せるとき、
まず、
「計算順は?」と聞いて、
子どもに、計算順を確認します。
そして、
個々の計算を、
それぞれ別々の余白で
実況中継型リードで計算します。
×(1- )= の 1番目の計算のひき算
1- を余白で計算します。
1 を、実況中継型リードで、 に書き換えて、
そして続く実況中継型リードで、
1-=-= と計算します。
×(1- )= の 2番目の計算のかけ算
× を、
1番目の計算のひき算とは別の余白で計算します。
実況中継型リードで、
掛ける前に約分をして、
×=×= と計算します。
このような実況中継型リードを見せて、
子どもの質問に答えれば、
子どもは真剣になって
実況中継型リードを見ています。
こちらの実況中継型リードの内容や、
見せ方としての口調や話すスピードや、
子どもの反応のすべてが、
実際に指導して得られる知識ですから、
すべて体験知です。
また、
= を、
「どうやるの?」と聞く子に、
分数に書き換えるリードを
実況中継型リードで教えます。
こちらの実況中継型リードを見た子が、
== と、
真剣になって書く様子は、
実際に、指導したから見ることができる体験知です。
(基本 -1420)、(分数 -568)
関連:2023年09月16日の私のブログ記事
「自力で答えを出そうとしている子が、
答えを出せないとき、自力で、
答えの出し方を聞くことに決めています。
ですから、答えの出し方だけを教えれば、
子どものWinを満たします」。