の虫食い算を、
そうする理由を、一切教えないで、
次のような実況中継型リードで教えます。
答えの出し方に必要な計算だけを、
言葉で説明しないで、
計算自体を言葉にして教えています。
の一の位の 〇 を示して、
「く(9)」と言って、
子どもが、 と書いたら、
3 と、9 と、4 を示して、
「じゅうさん引くく、し(13-9=4)」と言います。
続いて、
の 6 を示して、
「いち(1)減って、ご(5)」と言って、
〇 と、2 を示して、
「ご引くさん、に(5-3=2)」と言うと、
子どもが、 と書きます。
の答えの出し方を、
「く(9)」、
「じゅうさん引くく、し(13-9=4)」、
「いち(1)減って、ご(5)」、
「ご引くさん、に(5-3=2)」と、
計算自体を言葉で教えられて、
答えが出て、
と書き終わっても、
子どもは疑問だらけです。
自力で
答えを出すことが難しい状態です。
だから、
さらに続けて、
や、
も、
同じような実況中継型リードを、
繰り返して教えます。
子どもが感じている疑問を、
同じような虫食い算を
同じような実況中継型リードで習いながら、
繰り返し答えを出す体験型で、
自ら解消するやり方です。
「どうして、く(9)なの?」、
「どうして、じゅうさん(13)から引くの?」、
「どうして、ろく(6)が、ご(5)になるの?」、
このような子どもの疑問の解決は、
言葉で説明されるときと、
実況中継型リードを繰り返し見るときと、
まったく違います。
実況中継型リードを繰り返し見ることで、
子どもが感じる疑問を解決することは
自力なのです。
言葉で説明されるときは、
説明者に依存しているのです。
得られる「なるほど!」の内容は、
まったく違います。
実況中継型リードを見ることの「なるほど」は、
体験知です。
言葉にすることが難しい
その子の内面の納得です。
言葉の説明の「なるほど」は、
学習知です。
頭の納得です。
(基本 -1500)、(+- -827)
関連:2023年12月05日の私のブログ記事
「こちらの言うことを少なくした
実況中継型リードは、
子どもを自動的に考え始めさせて、
納得できることが見つかるまで、
考え続けさせます。
筆算の繰り下がりのある
虫食い算のひき算を例にします」。