の計算は
2段階に分けて行います。
まず、
小数点がないものとして、
だけを見て、
と計算します。
それから、次に、
小数点を見て、
と、小数点を付けます。
さて、
の
答えの出し方を子どもに教えるとき、
式を見る子どもは、
当然、小数点を見ています。
すでに、小数点を見ている子に、
「小数点を見ません」と説明したら、
こちらの意図に反して、
小数点を強調してしまいます、
そこで、
すでに、小数点も見ていることを前提に、
の 4 と 8 を示して、
「しはさんじゅうに(4×8=32)」と言って、
4 の真下を示して、
「ここ、に(2)」、
「指、さん(3)」と言ったとき、
子どもの頭の中の式は、
小数点のない に変わるようです。
もちろんのことですが、
こちらが頭の中で見ている式は、
小数点が付いている
ではなくて、
小数点の付いていない
です。
と、
このようなことを読んで理解できたら、
教える体験の裏付けがありませんから、
知っただけの学習知です。
実際に、
の 2段階の計算の
最初の計算を教えるとき、
小数点の付いていない を、
頭に見てリードします。
こうすると、
言葉にすることの難しい体験知として、
すでに、小数点を見ている子が、
小数点を無視して計算することを
ハッキリと感じることができます。
(基本 -1499)、(分数 -591)
関連:2023年12月04日の私のブログ記事
「0.38 と、0.54 の筆算のかけ算の答えの出し方を、
実況中継型リードで見せるとき、
小数点を見ないで計算したらどうなるのかを、
リードしています」。