連立方程式 を、
1番目の式から、2番目の式を引いて、
1次方程式 2x=4 を導いて、
x=2 と解いて、
下の式に代入して、
1次方程式 10+2y=8 を導いて、
y=-1 と解くことを、
実況中継型リードで教えます。
そして、
同じように、
1番目の式から、2番目の式を引くことで、
x や、y の 1次方程式を導く連立方程式を
続けて教えます。
さらに、
1番目の式から、2番目の式を足すことで、
x や、y の 1次方程式を導く連立方程式を
教えます。
そして、
1番目の式から、2番目の式を
引くか、足すかして解く連立方程式を
子どもが自力で、解けるようになったら、
解く前に、
「何を、消す?」、
「どうする?」と聞くようにします。
繰り返し、解く前に、
「何を、消す?」、
「どうする?」と聞くことで、
連立方程式のどこを見るのかが
自然に変わります。
やがて、
の x と y に付いている数
つまり、係数だけ を見て、
「何を、消す?」、
「どうする?」を決めるようになります。
と、
このようなことを読んで理解できたら、
教える体験の裏付けがありませんから、
知っただけの学習知です。
実際に、
子どもに教えてみます。
自力で解けるようになるまでの
アレコレの子どものつまずき方は
すべて体験知です。
自力で解けるようになってから、
「何を、消す?」、
「どうする?」と聞き続けると、
子どもの目の焦点が
確実に狭く鋭くなることを感じます。
そして、あるとき、
の x と y に付いている数、
係数だけ を見るようになったとき、
「あっ、変わった」と感じます。
これらの感じることも
すべて体験知です。
(基本 -1497)、(分数 -590)
関連:2023年12月02日の私のブログ記事
「連立方程式は、まず、解き方を教えます。
その後で、解く前に、「何を、消す?」、
「どうする?」と聞いて、
解き方を先に決めてから解かせます。
自然に起こる閾値型飛躍後は、
係数の並びを見る子になります。
こうなれば、自力で、
解き方を決めてから解くようになります」。