帯分数のひき算で、子どもをリードするのは、捉えどころのない体験知の何かです。

通分する帯分数のひき算  5 {\Large\frac{2}{3}}-2 {\Large\frac{4}{9}}=  を、

繰り返し練習すれば、

無意識の習慣のように、

アレコレ考えるまでもなく、

共通分母 9 を思い付いて、

 {\Large\frac{2}{3}} を、共通分母 9 に通分して 5 {\Large\frac{6}{9}}

整数部分同士を、5-2=3  と、

分子同士を、6-4=2  と引いて、

 {\Large\frac{2}{3}}-2 {\Large\frac{4}{9}}=5 {\Large\frac{6}{9}}-2 {\Large\frac{4}{9}}=3 {\Large\frac{2}{9}}  と、

計算してしまいます。

 

 {\Large\frac{2}{3}}-2 {\Large\frac{4}{9}}=  を、

自力で計算できる子が、

数回、繰り返して計算することで、

計算の流れ自体を取り込んでしまい、

習慣のように、

スラスラと計算してしまいます。

 

 

子どもが取り込む計算の流れの内容は、

大きい方の分母 9 を、

小さい方の分母 3 で割って、

割り切れるから、共通分母にして、

分母 3 の分数を、

分母 9 に通分して、

整数部分同士と、

分子同士を引くようなことです。

 

言葉ではないのです。

 

ボンヤリとしたイメージの流れのような

体験知なのです。

 

 

数回、

繰り返して計算する体験からの体験知です。

 

計算手順のような言葉の集まりではないのです。

 

計算する体験から生み出される

イメージの流れのような

捉えどころのない何かです。

 

このイメージの流れのような何かが、

子どもをリードして、

習慣のように、スラスラと計算します。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1776)、(分数  {\normalsize {α}} -672)