5+4= のようなたし算の答えを自力で出すための一連の作業を、子どもが、自分自身をリードして行えば、答えを出すことができます。そして、答えを出すために、して欲しいリードもあれば、して欲しくないリードもあります。

子どもが、自分自身をリードして、

さまざまなことをしています。

 

起きることや寝ること、

食べることやトイレ、

歩くことや走ること、

笑うことや泣くこと、

何かを学ぶことなどです。

 

どの子も、意識することなく、

ほぼ無意識に、自分自身をリードして、

このようなさまざまなことをしています。

 

何かを学ぶことの中の一つ

計算の答えを出すことができるのは、

やはり、子どもが、

自分自身をリードしているからです

 

 

さて、

子どもが意識していない

自分自身をリードすることは、

教えることが難しいのです。

 

ですから、

計算の答えの出し方自体を教えます。

 

子どもが自力で、

計算の答えを出せるように教えます。

 

例えば、

5+4=  の 5 を示して、

「ご」と声に出して言って、

4 を示して、

「ろく、しち、はち、く」と声に出して言って、

= の右を示して、

「ここ、く(9)」のような

実況中継型リードを子どもに見せて教えます。

 

その子に必要な問題数を、

5問でも、10問でも見せれば、

子どもは、答えの出し方をつかみ、

自力で同じように計算できるようになります。

 

 

計算の答えの出し方を教えていますが、

その本質は、じつは、

子どもが、自分自身をリードすることです。

 

つまり、

5+4=  の 5 を見て、

そして、+4 の 4 を見て、

6、7、8、9 と 4回数えて、

答え 9 を出すように、

子どもが、自分自身をリードできれば、

4 を足すたし算の答えを、

自力で出すことができます。

 

計算の答えの出し方ではなくて、

じつは、自分自身のリードの仕方を教えるから、

子どもは、自分自身をリードできるようになって、

自力で答えを出せるのです。

 

 

このように理解できたら、

徹底的に、子どもの良さだけを見ることも、

悪さを見ないことも、

納得できるはずです。

 

「5+4=  の 5 を見るようになった」、

「すぐに続いて、+4 の 4 を見るようになった」、

「6、7、8、9 と 4回数えるようになった」、

このような良さは、

子どもが、自分自身をリードした結果です。

 

答えを自力で出すために必要な

自分自身のリードです。

 

 

また、

「また集中を切らせている」、

「100問を、ダラダラと計算している」、

このような悪さも、

子どもが、自分自身をリードした結果です。

 

答えを自力で出すために、

する必要のない

自分自身のリードです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1440)、(+-  {\normalsize {α}} -792)

 

関連:2023年10月06日の私のブログ記事

「5+4=  の答えを出すときも、

一定の速いスピードで計算するときも、

子どもが自分自身をリードしています。

このようなリードをできるように育てています」。