×=== の計算は、
正しい計算です。
正しい計算ですけれど、
「〇(正しい)」を付けないで、
途中約分をリードします。
もちろん、
正しい計算ですから、
「☓(間違い)」を付けることはできません。
「〇(正しい)」も、
「☓(間違い)」も付けないで、
子どもが書いた計算
×=== をそのまま残して、
問題 ×= の
左上の 5 と、右下の 5 を示して、
「これとこれ」と言って、
左下の 4 と、右上の 2 を示して、
「これとこれ」と言って、
途中約分をリードします。
×=== や、
×=== のように、
途中約分をリードできるとき、
実際に、
途中約分をリードしてみます。
×=== でしたら、
問題 ×= の
左上の 3 と、右下の 6 を示して、
「これとこれ」と言うだけのリードです。
あるいは、
×=== でしたら、
問題 ×= の
左下の 5 と、右上の 5 を示して、
「これとこれ」と言うだけのリードです。
途中約分を誘われていると
子どもが理解できても、
どこで、
途中約分するのか迷う子が多いのです。
実際に、
教えてみると
さまざまな子どもの迷い方を体験できます。
そのどれもが、
実際に教えた体験から得られますから、
体験知です。
子どもが迷っているときのお勧めのリードです。
×=== でしたら、
子どもの鉛筆を借りて、
子どもの目の前で、
問題 ×= の上に重ね書きで、
×= と書いてから、
子どもに鉛筆を返します。
×=== でしたら、
やはり、子どもの鉛筆を借りて、
子どもの目の前で、
問題 ×= の上に重ね書きで、
×= と書いてから、
子どもに鉛筆を返します。
この指導でも、
実際に、
教えてみると
さまざまな子どもの反応を体験できます。
そのどれもが、
実際に教えた体験から得られますから、
体験知です。
(基本 -1511)、(分数 -596)
関連:2023年12月16日の私のブログ記事
「分数のかけ算の計算で、
掛ける前に約分させるようにすれば、
約分できる組があるかどうかを見てから、
計算するようになります。繰り返し指導すれば、
体験知になります」。